『河川』の鱸 (2014.7月)

  • ジャンル:日記/一般
大雨後の大嵐前。

この週、最初で最後になるかと思われる出撃は、

しつこいくらいに河川・連戦。



『キーワードは何なのか。』



判らないものが多すぎる、

そんな真っ暗闇に目と神経を集中させる作業。



2014.7月前半

前日までに降り注いだ大量の雨水で、

上げ潮が効いているかどうか判らないけど、

轟々とした流れはしっかりと下流側に変化を付けている。

ただ、

風が強すぎる。

南東からの4~5の風は、

その狭い変化まで撃ち込むのに相当の技量を要求させる。


強風にさんざん煽られて右へ左へ。

いつも苦労するのに、

その3倍泣かされて撃ち込めた『マリブ92』にファーストHIT。

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2:29 ファイト中に顎が外れた?カッコ悪くしてしまった写真。


轟々とした流れは岸際寸前ではあまり走っておらず、

足元を取られるような危険はない。

漂流物も思っていた量ではない。

となると、

対岸は釣りにならない漂流物だらけのハズ。


そんなことを考えていると、

約40m先で甲高い悲鳴が『カチュン!!』

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もともと耐衝撃性能の低い『ヨレヨレ』、

強風に負けない強サイドキャストの直撃は痛い。


根掛かりよりも精神的ダメージは大きい。

なによりミスキャストの結果である。


けれど風に負けないパワーのギリギリキャスト、

その先に魚は居る。

攻めないわけにはいかない。


『やめとけって』と言わんばかりに『ヨレヨレ』2連ボム。

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巻き上げた強風の合間の切れ目=ポケットがある。

そのウィンドポケットに入った瞬間、

もしくは、

ウィンドポケットから抜けた瞬間に軌道が変わったり、

伸びたり、失速したりする。


あえてキャスト精度を棚に上げて言うなら、

読めないウィンドポケットに苦戦。


魚攻略の前の、

強風攻略の糸口掴む間もなく『パンチラ90』が粉砕。

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進化には代償がつきものである。

支払った代価に見合うべく、

今後に繋げられるよう、

今は彼らに手を合わせる他ない。


流れはいよいよ本格的。

攻め手は端から朽ちていき、

最後の砦『マリブ92』の超ビクビクキャスト。

その、

本日多数の犠牲の上にラストHIT。

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03:17 理想はこうであって欲しい。欲を言えば背ビレが張るとカッコイイ。


お?お?ルアーが2つ?

川の神様が、

今夜無くしたのは『金のルアー』か『ボロボロのルアー』か問うておられる。

正直な子はもちろん『ボロボロの』と裏を斯いて即回答。

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神様には正直が一番。


正直者でない子に怒った神様は、

最後の砦『マリブ92』を…

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首だけにしていまいましたとさ(涙)。




大嵐前の雨後河川、

たくさんの犠牲を払って何を掴んだのか?

混迷の末にTIME OUT。






幸運にも今夜も魚が出てくれたことは事実。

しかし、

釣れた事実が『偶然』ではなく、

『必然』に変えていくには、

『確信』のような明確な何かが必要なのではなかろうか?


そのためにも『キーワード』の探求は続く。
 

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