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櫻鱒

  • ジャンル:日記/一般
その姿に魅入られて、はや20年弱。
途中15年程のブランクを経て人生初の櫻鱒に出会うことができたので忘れないうちにアップ。
 
2019年4月7日、日曜日、午前5時半前、その時はやってきた。
前日の8日は暴風で釣りにならず2泊3日の中日に全てを懸けるつもりで河原へ。
 
最初っから決めていたミノー縛りの釣り。コンクリートで固められた護岸を避けてウェーディングが出来る場所へ入る。
シーズン真っ盛りということで空いているところへ。
後から後から人が入ってくる。選択肢はほぼ無し。
 
櫻鱒を本格的に狙い始めて3年目。ここまで込んだ日に当たったことはない。アングラーの間隔は10m有るか無いか。
自分の立ち位置のほぼ正面の東の空は太陽が顔を見せている。前日の暴風は無い。たまに吹く風以外はほぼ無風だ。
 
キャスト初めてミノー着水後、潜らせるため数回リールを巻いた直後に生命感が乗った重い感触が手に伝わる。
魚だ。ロッドを立てる。抜けた感覚は無い。
追い合わせしようと考えたが止める。
昨年の苦い経験からラインテンションを保つだけ、と決めた。
リールを巻く。テンションが抜けないようにゆっくりポンピング。魚が寄る。白い魚体が見えた。櫻鱒だ。間違いない。
 
数分後にネットに収まる。
全身が小刻みに震えるのがわかる。
やっと会えた。
銀ピカの綺麗な魚だ。
しばらくの間、ネットに収まった魚体を眺める。
少し涙が出た。感無量という言葉の意味を知る。
 
数ショットを写真に収めてゆっくりとリリース。
彼女は再び北の大河へ戻って行った。
 
翌日、時間の関係で朝の2時間だけ打つが再び彼/彼女に会うことは叶わなかった。
 小さな山女魚が自分の判断で決して楽な生存環境ではない海に下り、再び故郷の河に帰ってくる。彼/彼女等の勇気に感謝して止まない。
 
十分な達成感と満足感で一杯だ。
その夜に一人祝杯をあげた。
櫻鱒の料理を出してくださった、お店のオーナー夫婦も素敵な方々だった。
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来年また来ようと思う。北の大河、北上川へ。

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