12月に入ってから冬が深まってきており、山上湖の気温も朝はマイナスの世界の様子
最終日の朝にお伺いしようと予定していたが天気予報は雨
おそらく標高高いところは一時はミゾレか雪になるだろう
これを逃すと今年は行く機会が無くなってしまうので12/13の午後に賭ける
この時期でも界隈は観光客で大賑わい
海外勢がやはり多いし、なにより目立つ
だけど水辺で海外の方に出会ったことはまだない
釣具屋さん兼ボート屋さんで釣り券を購入する
「さっき来た二人組、朝に大きいのバラしたって」
「そうなんですか。最近どうなんですかね」
「今年は難しいよ。」
「やっぱりそうですよね。時たまデカいの出るんでやめられないですね」
「そうそう、それがあるから皆やめられない」
そう、ここには夢がある
でもそう簡単には見れない
わかっていても行ってしまう
午後遅くにポイントに入る
視界には先行のお二人のみ
あとはワカサギ釣りのボートが一隻
時折聞こえてくる遊覧船のアナウンス以外は静かな世界
これもこの時期の山上湖の魅力の一つ
天候曇天
水位はかなり減水
時折木々がざわつくが風は微風
日没までの2時間ほどを目安に表層から底をルアーチェンジしながら投げたおす
しばらくすると岸よりで大きめの個体が全身を水面から出してのジャンプ
居る
浅場に入ってきてるか？
表層意識しているとみてフローティングに変え
そこかしこ投げたおす
しかしながら、そこは期待通りにならず
次第に気温も下がり集中力も落ちていく
やがて日没
きっぱり諦め今年も終わり
気づくと視界に入ってた方々も一人のみ
帰り道、アングラーとすれ違い
言葉を交わす
「場所替えですか？」
「いえ、今年は終わりです。これからですか？」
「今来たばっかりです。今年も最後なんで」
みな考えることは同じ
そしてまた来年も夢を見に同じ場所に立つ
おしまい
]]>