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TOMMY
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▼ 渓遊
- ジャンル:日記/一般
梅雨が空けてから、連日猛暑が続くここ東海地方。
こう暑いと、休みの日くらいは涼しい場所へ逃げようじゃねぇかという気分になる。
実は先日、長男「行誠」をそろそろ渓流へも連れてってみるかと、子供用のウェーダーを購入してやった。
今年2月には名古屋で開催された「KEEP CAST」でハルシオンシステム社のGS-492MLRというショートアジングロッドを手に入れていた。
コイツが渓流にはもってこいの粋な竿調子。
リールは後輩の結婚式でいただいた引き出物カタログから、ダイワの2000番をチョイス。
こうして道具は揃った。
と言う訳で27日の日曜日。
TOMMYと行誠、そして渓流と聞いて即バイトして来た「ごっさん」親子の4人で、大好きな“石徹白の渓流”へと向かった。
(きっとあそこならミヤマクワガタもいるかもしれない・・・)
TOMMYは密かに採集ポイントを絞っていた。
AM3:30。
石徹白の山中へと到着。
後部座席ではチビ達がスヤスヤと寝息を立てている。
TOMMYはまず、簡単な灯火採集を試みようと、いくつかの電灯の下を探して回った。
昨年に続き、今年も岐阜県の山間部を中心に大量発生している“マイマイガ”がおびただしく舞う中、それを払いのけながら黒い宝石を探す。
ごっさんは運転席から一歩も外へは出て来ない。
ヤツは虫が大の苦手なのだ(笑)。
そしてここではノコギリクワガタの♀がいたのみ。
やはり石徹白にもミヤマはいないのか・・・。
お次はめぼしい木をいくつか周りながら、釣り場の状況も把握する為、一度石徹白ダムまで降ってみる事にした。
その頃には次第に空も青くなり、ヒグラシの声が辺りにこだましていた。
車をダムのほとりに止め、様子を見に行く道すがら、一際オーラを放つ怪しい木を発見!

ライトを照らし、枝を隈無くチェックする。
すると一匹の蝶が止まっているのが見えた。
ダム下から5m位の高さの辺り、ちょうど目線の先だ。
(オオムラサキだな・・・)
そのヤナギの木からは蜜が滲み出ていた。
と、その数センチ下に黒い宝石らしき甲虫を発見!
(アイツは何だ!?ノコギリか!?)
慌ててクワガタ採集セットの入ったポーチから、双眼鏡を取り出す。
ライトを口に咥え、照らしながらピントを合わせようとするが中々うまく合わずに捉える事すら出来ない。
あぶる鼓動を落ち着かせながらダイヤルを回し、鮮明に映る場所を何度も探す・・・。
(ドクン!)
ピントが合った瞬間、全身が一気に高揚した。
「ミヤマだ!」
やや金色がかった体、ゴツく張り出した頭部。
紛れもないミヤマクワガタがレンズの向こうにいた。
すぐさま行誠を起こしてやると、寝ぼけ眼から一変、キラキラと目を輝かせた。
まずはロッドを使ってそこから落とす作戦を試みるが、届かず・・・。
相手は大木。
TOMMYの“ウルトラスーパーローリングサンダードラゴンキック”をお見舞いしたところで、クワガタにはビクとも届かないだろう。
「くそ!やっぱり登るしかねーか。」
「登る!?無理だろ!ってかまずこの高さから下に降りられるのか?」と、ごっさんが言う。
「降りるし、登る!(笑)。ごっさん、ミヤマが落ちるかもしれないから照らしてて!」
ダムの壁づたいに下へと降り、一気に木によじ登る。
こんなにマジになって木登りをしたのも久し振りだ。
どんどんあの頃の自分に戻って行く様だ。
そして蜜の高さまで辿り着いた時だった。
「あっ!落ちた!」
「何っ!?どこどこ!?見える?」
「あ~いたいた!草の中に潜っちゃう!」
「畜生!せっかく登ったのにぃぃ・・・」
また急々と降りるTOMMY。
「お願いします・・・お願いします・・・」
手を合わせ、何かに祈っていた行誠の声が耳に届く。
(まかせとけ!)
そこから飛び降りると、一目散にごっさんの爆光ライトが照らす草群へ!
ガサガサと草を掻き分け落ち葉をどかす。
するとそこに、微動だにせずこちらを威嚇するカッコいいミヤマがいた。

「よっしゃ!穫ったぁ!」
まるででっかい魚を穫った時の様な雄叫びを上げたTOMMY。
「やったぁ!」
飛び上がって喜ぶ行誠。

この顔が見たかったんだ。
かく言うTOMMYも同じ顔をしてたってのはここだけの話。

そこからは魚釣りモードへ。
一日中、川をランガンし、子供達に渓流釣りをレクチャー。





数匹の魚と戯れ、ひんやり冷たい川で泳ぎ、涼しく楽しい一日を渓流で過ごした。
帰り際に朝と同じ場所にて、もう一匹ミヤマクワガタをゲット。

更に大きく立派な個体に親子共々、大満足。
最後は満天の湯で疲れを癒やし、満点の帰路に着いた。
更にこの日は渓の“闘画”を一本撮影。
綺麗なアマゴやイワナに出会え、何より念願のミヤマクワガタをくれた、素晴らしい自然に感謝。
それにしても、ミヤマクワガタを見つけた、あの瞬間が今でも忘れられない。
やはり苦労して探した末に出会えた感動は、大人でも子供でも、釣りであろうと虫穫りであろうと、みんな同じなのだ。
TOMMYが親父から学んだ事を、全て息子へと繋ぐ。

ちゃんと刻んでくれよ行誠(笑)。
さぁ、ミヤマも獲ったし、今度は何を探して遊ぼうか。

夏休みは始まったばかり。
とことん楽しむぞ!
こう暑いと、休みの日くらいは涼しい場所へ逃げようじゃねぇかという気分になる。
実は先日、長男「行誠」をそろそろ渓流へも連れてってみるかと、子供用のウェーダーを購入してやった。
今年2月には名古屋で開催された「KEEP CAST」でハルシオンシステム社のGS-492MLRというショートアジングロッドを手に入れていた。
コイツが渓流にはもってこいの粋な竿調子。
リールは後輩の結婚式でいただいた引き出物カタログから、ダイワの2000番をチョイス。
こうして道具は揃った。
と言う訳で27日の日曜日。
TOMMYと行誠、そして渓流と聞いて即バイトして来た「ごっさん」親子の4人で、大好きな“石徹白の渓流”へと向かった。
(きっとあそこならミヤマクワガタもいるかもしれない・・・)
TOMMYは密かに採集ポイントを絞っていた。
AM3:30。
石徹白の山中へと到着。
後部座席ではチビ達がスヤスヤと寝息を立てている。
TOMMYはまず、簡単な灯火採集を試みようと、いくつかの電灯の下を探して回った。
昨年に続き、今年も岐阜県の山間部を中心に大量発生している“マイマイガ”がおびただしく舞う中、それを払いのけながら黒い宝石を探す。
ごっさんは運転席から一歩も外へは出て来ない。
ヤツは虫が大の苦手なのだ(笑)。
そしてここではノコギリクワガタの♀がいたのみ。
やはり石徹白にもミヤマはいないのか・・・。
お次はめぼしい木をいくつか周りながら、釣り場の状況も把握する為、一度石徹白ダムまで降ってみる事にした。
その頃には次第に空も青くなり、ヒグラシの声が辺りにこだましていた。
車をダムのほとりに止め、様子を見に行く道すがら、一際オーラを放つ怪しい木を発見!

ライトを照らし、枝を隈無くチェックする。
すると一匹の蝶が止まっているのが見えた。
ダム下から5m位の高さの辺り、ちょうど目線の先だ。
(オオムラサキだな・・・)
そのヤナギの木からは蜜が滲み出ていた。
と、その数センチ下に黒い宝石らしき甲虫を発見!
(アイツは何だ!?ノコギリか!?)
慌ててクワガタ採集セットの入ったポーチから、双眼鏡を取り出す。
ライトを口に咥え、照らしながらピントを合わせようとするが中々うまく合わずに捉える事すら出来ない。
あぶる鼓動を落ち着かせながらダイヤルを回し、鮮明に映る場所を何度も探す・・・。
(ドクン!)
ピントが合った瞬間、全身が一気に高揚した。
「ミヤマだ!」
やや金色がかった体、ゴツく張り出した頭部。
紛れもないミヤマクワガタがレンズの向こうにいた。
すぐさま行誠を起こしてやると、寝ぼけ眼から一変、キラキラと目を輝かせた。
まずはロッドを使ってそこから落とす作戦を試みるが、届かず・・・。
相手は大木。
TOMMYの“ウルトラスーパーローリングサンダードラゴンキック”をお見舞いしたところで、クワガタにはビクとも届かないだろう。
「くそ!やっぱり登るしかねーか。」
「登る!?無理だろ!ってかまずこの高さから下に降りられるのか?」と、ごっさんが言う。
「降りるし、登る!(笑)。ごっさん、ミヤマが落ちるかもしれないから照らしてて!」
ダムの壁づたいに下へと降り、一気に木によじ登る。
こんなにマジになって木登りをしたのも久し振りだ。
どんどんあの頃の自分に戻って行く様だ。
そして蜜の高さまで辿り着いた時だった。
「あっ!落ちた!」
「何っ!?どこどこ!?見える?」
「あ~いたいた!草の中に潜っちゃう!」
「畜生!せっかく登ったのにぃぃ・・・」
また急々と降りるTOMMY。
「お願いします・・・お願いします・・・」
手を合わせ、何かに祈っていた行誠の声が耳に届く。
(まかせとけ!)
そこから飛び降りると、一目散にごっさんの爆光ライトが照らす草群へ!
ガサガサと草を掻き分け落ち葉をどかす。
するとそこに、微動だにせずこちらを威嚇するカッコいいミヤマがいた。

「よっしゃ!穫ったぁ!」
まるででっかい魚を穫った時の様な雄叫びを上げたTOMMY。
「やったぁ!」
飛び上がって喜ぶ行誠。

この顔が見たかったんだ。
かく言うTOMMYも同じ顔をしてたってのはここだけの話。

そこからは魚釣りモードへ。
一日中、川をランガンし、子供達に渓流釣りをレクチャー。





数匹の魚と戯れ、ひんやり冷たい川で泳ぎ、涼しく楽しい一日を渓流で過ごした。
帰り際に朝と同じ場所にて、もう一匹ミヤマクワガタをゲット。

更に大きく立派な個体に親子共々、大満足。
最後は満天の湯で疲れを癒やし、満点の帰路に着いた。
更にこの日は渓の“闘画”を一本撮影。
綺麗なアマゴやイワナに出会え、何より念願のミヤマクワガタをくれた、素晴らしい自然に感謝。
それにしても、ミヤマクワガタを見つけた、あの瞬間が今でも忘れられない。
やはり苦労して探した末に出会えた感動は、大人でも子供でも、釣りであろうと虫穫りであろうと、みんな同じなのだ。
TOMMYが親父から学んだ事を、全て息子へと繋ぐ。

ちゃんと刻んでくれよ行誠(笑)。
さぁ、ミヤマも獲ったし、今度は何を探して遊ぼうか。

夏休みは始まったばかり。
とことん楽しむぞ!
- 2014年7月31日
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