【登釣記】狐無走

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▼ 狐無走

ジャンル:凄腕参戦記

ライトタックル一つで誰でも手軽に狙えるターゲットとして人気のあるメバルゲーム。

基本は防波堤やテトラ等からワーム、プラグを投げて一定の層をゆっくりと巻くだけ。

う～ん何てイージー(笑)。

そんなイージーなメバルを求めて26日夜、三重県は伊勢志摩地方へと向かった。

今月の凄腕対象魚『メバル』のウェイインサイズは15cmから。

愛知県界隈では、沖堤や島に渡ればそれなりのサイズは出るでしょう。

しかし私TOMMY、凄腕に関してだけは自分の腕と足のみでエントリーすると勝手なこだわりを決めているので、基本どこかに渡る事はしません。

だからこそポイント選びはとても重要。
毎回、穴が空くほど地図と睨めっこして真剣に悩みます。

今回も相当悩みました。

型を出すなら過去に何度も尺近い奴と出会えた北陸富山…。
シークレットなポイントを含め、一晩ランガンすればそれなりのサイズをキープ出来るはず。

対する伊勢志摩はまったくの未開の地。
ひょっとしたらどこかにメバパラがあるかも…。

こうしてギリギリまで富山で狙うか、志摩で開拓するか迷ったのですが、やはり今回はまず楽しむ事を前提に判断。

富山へ行けば凄腕の重圧から来る、見えない何かにきっとまた縛られる…。

そう思ったTOMMYはまだ見ぬ未開の地、三重県に照準を絞ったのでありました。

一晩で5本揃えられるか、まったくの撃沈か…(笑)。

ワンオアエイトの釣りを未開の地で。

PM10時。
まずは鳥羽周辺の漁港から見て回る事に。

漁港の灯りを頼りにあちらこちらで竿を振るアングラー。

挨拶がてら話を聞くと、やはりイージーにメバルは釣れている様子。

こりゃ楽勝と思ったのも束の間、よくよく伺うとサイズは10cmクラスのベイビーばかりだとか…。

それはいかん！という事で場所を大きく移動。

どこに向かう訳でもなく、ただひたすら地図と目を頼りに、よさげな場所を探して車を走らせる。

すると国道沿いに、くっきり明暗が出来たとてもいい感じのゴロタ場を発見。

匂う…。匂いますぜ旦那。

車を国道脇に止め、早速実釣スタート。

まずはジグヘッド1gに、ECOGIAR AQUA STRAW TAIL GRUB 2"(アトラクティブオレンジグロウ)を装着し、ぼんやりとした明暗の境へ投入。

するとすぐさま反応あり！

「プルルル！」

メバルらしい何とも小気味良い引きを見せてくれて上がって来たのは15cmの綺麗なメバル。

っしゃ！

いきなりウェイインサイズGET！

早速凄腕用の写真を撮ろうと、バッグからカメラとメジャーを取り出し撮影準備に取り掛かる。

そこである事に気付いたTOMMY…。

んん！？

何か足らないぞ？

凄腕に参戦されている皆さんならもうお気付きでしょう。

赤いきつね。

そうだ！
赤いきつねのフタがないではないか！

何てこった！

この日が二月最初の凄腕参戦日！
TOMMYはまだ赤いきつねを食べていなかったのです！

慌ててコンビニを手当たり次第にランガン！

しかしどこへ行っても「どん兵衛」ばかりで「赤いきつね」が見当たらない！

一体何件のコンビニを回ったであろうか。

結局、赤いきつねは見つからず…。

凄腕如月山登頂は狐を捕まえる事が出来ず、よもやの下山(笑)。

という事で初の伊勢志摩ランガン釣行。

今回の釣果は最大18cmを頭に十数匹のメバルと遊ばせていただきました。

ウェイインサイズは3本…う～んギリ4本かな。
どちらにしてもリミットは叶わずでした。

とにもかくにも三重県伊勢志摩にはたしかな夢があり、とても楽しい釣行となりました。

途中からはメバルよりも他事に夢中になってしまってウハウハしまくり。

その模様はまた後日UPします。