従兄

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  最近、調子が良くない。
 まあ、もともと「これは!」みたいな感じ出撃するタイプではなく、行ける時に行くサンデーアングラー的(日曜日とは限らんゾ)な釣人なので、潮がタルかろうが、ベイトが見えまいが、真夏のカンカン照りだろうが、平気で釣りをするので、釣れないことには慣れている(笑) 
 ただ釣れないからと言って、それを自分のせいにはしない(爆) 
 この齢になると、急に何かが判明したり、劇的に釣りが上手くなることはない。だから釣れないことを自分の腕のせいにしてしまったら、ある意味お終いだと思ってる(笑)。
 だから、釣れなかったら必ずその言い訳を考える。タックル、ポイント、潮、タイミング、何でもいい。言い訳にすることなど山ほどある(笑)                                   
 また逆に釣れた時も、その釣れた理由を考えるようにしている。状況を思い出しつつ、なぜ釣れたのかを口に出してみるのだ。 
 そんな時は、決してポイントに助けられたとか、たまたま時合に当って運良く釣れたなどと片付けることはない(笑)
 釣れたのは私の力であるΨ( ̄∀ ̄)Ψ。 
 たまには、釣っている最中、まるで考えてもいなかったことを、偉そうに言うことさえある。この後付けが、結構、後で役に立つこともあった。
 魚は偶然釣れたりはしない。そこには、釣った必然があり、釣れない必然がある。
 だから何も考えずに適当に投げた一投目で掛かったとしても、後乗せサクサクするのだ。

 ただ、これをよそ様の前ですることは、さすがに憚られる(笑)
 だから、これまでこの作業は従兄とやって来た。釣行後、帰りの車の中で、身も蓋もないこと言い合って、その後の実釣で精査、或いは淘汰され、データとなっていったのである。福岡で、まだ他のシーバスマンと程んどスレ違うことも無かった17年前から、誰かから何かを教わることもなく、ずっと二人で釣りをしてきた。これまで蓄積したデータや考えはすべて二人で共有していた。
 ところが従兄が釣りをやめて以来、私の頭の中は散乱してる。よくよく思い返せば、まとめていたのは、程んど従兄だった。
  釣れそうもない日に、釣れそうもない場所で、釣るのが上手かった従兄。もうメモ帳を取り出して、その日ベストのポイントを導き出してくれることもない。
 これまで、私は従兄に釣らせて貰っていたんだなぁ~とつくづく思う。
 従兄はfimoを退会し、この記事を読むことがないだろうから書いてしまうけど、最初は冗談だと思っていた。どうせ、すぐに釣りがしたくなるに違いないと高を括っていた。
 普段、会ったり、よく電話で話しているのに、この喪失感は何だろう。釣人としての私は、半分が削げ落ちたかのようだ。

 従兄と釣りがしたい。 
 今、心からそう思う。


コレ貼るつもりだったのに、すっかり忘れてた。





 絶対言わないけど(笑)
 

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