ワインド

  • ジャンル:日記/一般

お昼過ぎに出発。湾奥は車の中からチラ見。港湾で働く人たちの横で釣りをするというのも気が引けるので、そのままスルー。一気に東区方面へ向う。途中、干潟をちょろっと見て、そのまま志賀島へ突入。その後、各所に立ち寄り、様子を見ては、また次へと進む。そのまま一周し終わると、地元の小学生が地引網をしていたので見学。

 

 

網の中はウジャウジャ魚が入っていた。豊漁のようだ。バットにセイゴが山盛り、てんこもり、漁師さんがガツガツ〆ていく。不心得であるが、それをちょっと可愛そうだと思ったりする...。中にはこんなヤツも。少年が持っているので大きく見えるが60くらい。

 


 

 その後、一番、状況が良さそうだった干潟に入りやっと竿を握った。今日は潮位差がないので、浅場を辿って行けば、かなり沖まで入って行くことも出来るがも...昨今は自粛している。
 一時はこれでイイ思いもしたが、一度、年配の方が付いてきて、危険だと思った。ただまあ、考えてみれば、そりゃそうだろうとも思う。我々だけが釣れているのが見えれば、誰でも行ってみよう思うものだ。
 ただこれは熟練した干潟ウォーカーだけがこなせる技(地元のアサリ狩り漁師のおっさんから習ったルートで、釣りの腕とは全く関係ない)とも言え、若い人にマネされて死なれても困るので、一応、秘伝にしている。それに、これは疲れる。後から腰にくる。次の日、脚がダルダルになる。
 とは言え、ウェーディングであることに変りはないので、ロッドは一本に限られる。一応、私も従兄も、通常のロッド、ライト用ロッド、それから一昨年秋から持ち歩くようになったワインド用のロッドの三本を持ってきていた。
 さて、ここでどのロッドを選ぶかということになるが、従兄がすぐに「ワインド」を表明したので、私はバイブレーション中心のタックルで挑んだ。
 私たちはいつもこうやって、戦略がかぶらないようしている。二人で同じことをしていては、何も判らないで終わることが多いからだ。その日の傾向を効率良く掴む為、ブラックバスを追いかけていた頃から、自然にそうするようになったのだ。
 フィールドの状況はあまり芳しいとは言えなかった。昼頃、北から吹いていた風は、東風に変っている。つまりここでは横風になるのだが、それがワインドの弱点とも言える。しかもやや強めだ。
 ところが従兄はタックルをチェンジせず、そのままジャブジャブと入水すると、数投のうちに、私の名が呼ばれた。見るとロッドが曲がっている。
 写真を撮ろうと、私がテクテク歩いて行く間にバラす。それが数回続いた。日が暮れかけていたこともあり、多少迷ったが、このままバイブレーションを投げ続けても埒が明かないので、微妙に遠い位置に駐めてある車に戻ることにした。
 ワインドロッドにタックルチェンジしてフィールドに帰ると、その間にも一尾バラしたようであった。
 で、私もワインド一投目から、ガツンとくる。ノラナイ。そのままワインドし続けるとまたガツンとくる。ノラナイ。一投で2バイト。ワインド、キテル!!
 と2投目を投げようとした時、従兄の叫び声が。バラしまくっていたのでランディングを手伝って欲しいとのことだったので、ロッドを置いて走る。上唇にハリ一本...ヒヤヒヤランディング成功!!

 

 

 

誇大魚さんを仕事部屋から引きずり出す為に、煽り撮り(昔、誇大魚さんが絶対にするな!とおっしゃっていた)をしたので大きく見えるが、ホントは60くらい。

 


 その後、私が自分の位置にに戻るまもなく、また従兄にヒット!
 しかも今回はドラグがジージーなる只事ではない様子。従兄の顔もやや高揚している。
 「デカイ?」
 「うん、まじデカイ」
 その間、ウオーーとか、ウ~ンなんて言って、竿をフリフリ楽しんでいる。
 
 「ホントにデカイ?」
 「これはキタかも、間違えなく今年最高」
 その間、ウオーーとか、ウ~ンなんて言って、竿をフリフリ楽しんでいる。
 

 「それ、ホントにシーバス?」
 「いやいや、ん... う~ん」
 その間、ウオーーとか、ウ~ンなんて言って、フリフリ楽しんでいた竿を思いっきりロッドを立てて煽ってみる。
 何かの不穏な感触があったのだろう。若干苦笑い。
 

 「エイ?」
 「多分・・・そうみたい」
 その間、エェーーとか、モ~ウなんて言って、竿をフリフリ苦しんでいると、魚がドラグをジージー鳴らして、マッタリと走ってゆき、そのままラインブレイク...。
 
 本日は、エイが出てきたところで、ケチがついた(怖くなった)ので撤収!

コメントを見る