プロフィール

タケポン

欧州

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/8 >>

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

検索

:

アーカイブ

2020年 6月 (5)

2020年 5月 (4)

2020年 4月 (4)

2020年 3月 (5)

2020年 2月 (4)

2020年 1月 (4)

2019年12月 (6)

2019年11月 (4)

2019年10月 (4)

2019年 9月 (6)

2019年 8月 (4)

2019年 7月 (5)

2019年 6月 (4)

2019年 5月 (6)

2019年 4月 (5)

2019年 3月 (5)

2019年 2月 (4)

2019年 1月 (5)

2018年12月 (5)

2018年11月 (4)

2018年10月 (4)

2018年 9月 (5)

2018年 8月 (4)

2018年 7月 (5)

2018年 6月 (4)

2018年 5月 (3)

2018年 4月 (4)

2018年 3月 (4)

2018年 2月 (4)

2018年 1月 (7)

2017年12月 (7)

2017年11月 (4)

2017年10月 (5)

2017年 9月 (4)

2017年 8月 (10)

2017年 7月 (7)

2017年 6月 (4)

2017年 5月 (7)

2017年 4月 (4)

2017年 3月 (4)

2017年 2月 (4)

2017年 1月 (8)

2016年12月 (10)

2016年11月 (4)

2016年10月 (5)

2016年 9月 (5)

2016年 8月 (9)

2016年 7月 (13)

2016年 6月 (10)

2016年 5月 (9)

2016年 4月 (5)

2016年 3月 (5)

2016年 2月 (8)

2016年 1月 (9)

2015年12月 (9)

2015年11月 (5)

2015年10月 (4)

2015年 9月 (4)

2015年 8月 (11)

2015年 7月 (8)

2015年 6月 (10)

2015年 5月 (8)

2015年 4月 (9)

2015年 3月 (5)

2015年 2月 (7)

2015年 1月 (7)

2014年12月 (8)

2014年11月 (5)

2014年10月 (4)

2014年 9月 (6)

2014年 8月 (10)

2014年 7月 (5)

2014年 6月 (4)

2014年 5月 (6)

2014年 4月 (10)

2014年 3月 (6)

2014年 2月 (4)

2014年 1月 (6)

2013年12月 (5)

2013年11月 (4)

2013年10月 (14)

2013年 9月 (9)

2013年 8月 (16)

2013年 7月 (17)

2013年 6月 (19)

2013年 5月 (18)

2013年 4月 (16)

2013年 3月 (22)

2013年 2月 (17)

2013年 1月 (15)

2012年12月 (21)

2012年11月 (19)

2012年10月 (22)

2012年 9月 (29)

2012年 8月 (28)

2012年 7月 (27)

2012年 6月 (21)

2012年 5月 (18)

2012年 4月 (25)

2012年 3月 (23)

2012年 2月 (17)

2012年 1月 (19)

2011年12月 (18)

2011年11月 (16)

2011年10月 (15)

2011年 9月 (24)

2011年 8月 (28)

2011年 7月 (25)

2011年 6月 (23)

2011年 5月 (23)

2011年 4月 (19)

2011年 3月 (17)

2011年 2月 (16)

2011年 1月 (16)

2010年12月 (9)

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:244
  • 昨日のアクセス:337
  • 総アクセス数:908103

QRコード

タグ

タグは未登録です。

第22回 欧州釣行記(モンスターとの勝負)

  • ジャンル:釣行記


風を聴き、水流を感じ、小鳥たちの歌声を楽しんでいた。













五感を研ぎ澄まして、水中に浸かり、さざ波に同調していた時だった。












まるで岩にでも掛かったような重たい手ごたえで。

ロッドのバッドがブチ曲がり、前のめりの倒れそうになった。











第22回 欧州釣行記
(モンスターとの勝負)







日の出前のオランダの汽水湖、OV(Oostvoornse Meer)は、気温12℃、水温16℃、北西の風6ノットと、これまでにないコンディションだった。











今日は釣れようが釣れまいが、どうでもよかった。












なぜなら、寒くもなく、暑くもなく。













湖水にウエーディングしても水温はちょうどよく。

鳥のさえずりが気持ちを落ち着かせ、12℃の気温に冷めた北西の微風が頬を気持ちよくかすめていった。












ただ単に無心になってキャストするだけで充分 幸せな条件が揃っていた。











12月や1月、2月の10分浸かれば足は痺れ、濡れた手袋はバリバリと凍り、指は千切れそうに悲鳴をあげた厳冬期に比べたら、天国のような条件である。








何投しただろうか。

日の出が近づき、辺りが明るくなり始めてきた。












キャスト後、着水したスプーンをワンジャークし、1-2m巻いた時、気持ちいいほどスプーンがカレントを掴んだ。












その時だった。

















ゴッ!!













湖底には岩や石のストラクチャーは無いのに、重たく固いものに根掛かりしたような手ごたえがあり、体が前のめりに倒れるほど、ロッドが水面に引き込まれた。













ギ、ギッ、ギギギギィーーン!













これまでに聞いたことがない音で、相棒のステラが悲鳴を上げた。













さらにトルクフルに徐々にスピードを上げて、ドラグが高速回転をし、30秒ほど走り続けた。














ドドドドドーン!!!


約70mも沖で、サーモンのようなアゴの出た魚体がテールウオークした。













バシャバシャーン!!

ドバッシャーン!!



もの凄い連続の空中ジャンプ!

あんなにデカイのに、ジャンプもするのか。













ふと、ドラグを見てみると、100m近く巻いてあるPEが残りわずか。













やっ、やばい!!

こっ、これは全部ラインが出てしまうぞ!!













可能な限り、浅場の水中を選んで獲物との追いかけっこが始まった。













ドドドドーン!!

ババババーン!!




ヤツのスピードも体力も、衰える気配はまったく無い。













一体 何分経ったのだろうか。













正面が眩しいな、と思ったら、日の出を迎えていた。


まだ暗く、日の出前にキャストしてヒットしたはずなのに。













かれこれ20分以上はファイトしているのではないか。













はーはーはー

息切れは激しく、胸の鼓動も聞こえてきた。














ようやくジャンプしなくなり、ヤツも疲れてきたようだ。














慎重にラインを巻き取りるが、ラインがかなり出ているので、なかなか寄って来ない。













その間、何回も突っ込み、寄っては離れを繰り返し。

なんとか10m先まで寄ってきた。













グラリと傾いた巨体を見て、一気に巻き取り、背中からネットを外した。













白い腹を見せて、観念したかのように見えた。













よし、勝負だ!


グイッ、っと寄せた時に、魚の眼がギラリと光ったような。

そんな気がした、その一瞬。




















ババババーン!!!


もの凄い突っ込みとテールウオークをかまされ、












ボキッ!

何か乾いた音がこだました!










あーっ、ロッド折れてる!!!

魚は????










ちゅっどーん!











なっ、なんじゃこりゃー???










こっ、これはレインボートラウトなのか???

ロッドを折られながらも、辛うじて、ジャンプした巨体を見事にネットでキャッチしたはいいが、その顔を見て、全身 凍りついてしまった。












一体 どういう生き様から、こんな凄まじい魚になるのか。

口の中の歯ももの凄い、牙が生えている。

どう見ても、パイクとトラウトの合いの子じゃないか。








サイズは実測 73cmで、記録更新。












それにしても、凄い戦いだった。

よく最後にロッドを折られながらも、見事にネットに納めて勝利した。






でも、愛竿を見事に真っ二つに折ったファイトを見せてくれた、このモンスターが勝負に勝ったのは紛れもない事実であった。












さー、まだまだ、これから時合だ。


風も潮目も最高の雰囲気だ!


こういう事もあろうかと、常に予備ロッドとリールは車に積んである。


モンスターとの戦いでフラフラになった足腰を引きづりながら、約1.5kmの駐車場まで向かったのであった。



つづく



追伸) まだまだ時合はつづきますぞ!

みんなからのコメント コメントする

ROD残念でしたが。記録更新おめでとうございます!

いい面構えしてますねぇ。

ねむ

東京都

タケポン

欧州

>ねむさん

まー、残念だったけど、折られたんじゃ、しょうがない!
次はもっとデカイの釣りますよ!!

今更ですが...
本当に凄いです!

釣りロマンで村田基がボート海アメで80を釣っていて、見ていて興奮しましたが、タケポンさんの文章力もあいまって、これ読んでてそれ以上に興奮しました!笑

taka

タケポン

欧州

>takaさん

あざーっす!
自分が感じた興奮を、素直にそのまま表現しようと心がけています。
だって、写真や釣りあげた結果だけじゃなくて、こういう大物との戦いのやり取りに最高のスリルと幸せを感じてますので!!

うーん、ロッドをへし折るモンスター恐るべし

そして、そのモンスターをしっかりキャッチした隊長はもっと恐るべし(笑)

おか

東京都

タケポン

欧州

>OKAさん

敵もさるものながら、こっちも必死!!
死に物狂いで、デカ鱒をネットにねじ込みました。
シーバスとの戦いで300回ぐらいやってるので。(爆)

そのサイズのトラウト経験しちゃったタケポンさん、間違えなくシーバスのファイトに物足りなさを感じるようになっちゃいますね(笑)

モンスター、おめでとうございます♪

羨ましいっす(^-^)

おっちー

東京都

タケポン

欧州

>おっちーさん

シーバスはゲーム性が高くて、いまだに敬愛して止まぬ、お魚ですよ。でも、このデカ鱒のスピードと最後まで死力を尽くすファイトには痺れてます!! あー、また手が震えてきた!!(笑)

続編から読んでしまいました。こっちのログ見て話が繋がりましたよ。
ロッド折るなんてとんでもない奴ですねー。でも、自己最高記録達成なのでプラマイゼロじゃないですか?
おめでとうございます!

おーじろう

タケポン

欧州

>おーじろうさん

確かに70UPはちょっとやそっとでは出せないサイズだけど。
続編のあんな怪物を知っちゃったので。
新たに目標が出来て、良かったです!!

良い面構えですね。

>今日は釣れようが釣れまいが、どうでもよかった。

この気持ち解りますわぁ~
でも、ちゃんと最期に釣るところが凄いです。(^_^;

kiyo

大分県

タケポン

欧州

>kiyo@SFさん

とてもkiyoさんのように名人の域には達せませんが、気候がとても心地よく、浸かってキャストしているときに、風流な気分になってました。そういうギラギラ殺気立ってないときに、かかるんですよね~。(笑)

すごい顔してますね(*_*)大きいですね~どんなパワーなのか体験してみたい(>_<)
素晴らしいランディングです☆続き楽しみにしてます(*^^*)

デリラリルラ

東京都

タケポン

欧州

>デリラリルラさん

凄かったですよー、ぜひ 当地に体験しに来るのはどうですか。
ガイドしますので!!

名誉の負傷ならぬ、名誉の損傷ですね。
相変わらずお見事!
いかつくてかっこいい魚だなー。

メトロバサー

タケポン

欧州

>メトロバサーさん

あざーっす!!
これ、フライロッドで掛けたら凄いでしょうね。
いつか渓流だけじゃなくて、ここでもフライやるかも知れないです。

ロッドは壁に飾るしかないですね!!

しき

東京都

タケポン

欧州

>しきさん

ははは。
とりあえず、釣具屋に持って行きますね、だめだと思うけど。(涙)

やばいですね!(◎_◎;)

待ってましたo(^▽^)o

ナイスファイトです!

ロッドは残念ですがよい思い出になりますね!

たぁさん

東京都

タケポン

欧州

>黒猫さん

おそらく、これ一発が原因じゃないと思うけど。
それにしても凄まじいファイトでしたよ!!

デカ~~~~イ!

こんなの釣れたらロッド1本しょうがないですか(^^)

スマイル

東京都

タケポン

欧州

>スマイルさん

ロッド3本持って、こっちに来るの待ってますぞー!!

おぉ!凄い!!!
フック伸びなかったんですね!凄いっす!

キロクン

千葉県

タケポン

欧州

>キロクンさん

順調にドラグも利いてたので、フックは大丈夫だったけど。
ラインを巻き上げて、最後の持ち上げで暴れてロッドに負担がかかったみたい。大物のゲットは嬉しいけど、ショックだわー。(涙)

ロッドを折ってしまうほどのレインボー、顔はまさにモンスターを感じさせます(゚o゚;

次のログがわくわくです!!!!!

田端 健

東京都

タケポン

欧州

>田端 健さん

ディップに傷が入ってたのか?
それにしても凄まじい引きでした!!

戦う為に進化したような魚体ッスね!

キュウ

千葉県

タケポン

欧州

>キュウさん

確かに、真のファイターでした。
しかし、レインボーって最後まで決して諦めない戦いっぷりが大好きです!

ロッドを折られながらも見事にゲット流石です!

それにしてもイカツイ顔してますね

続きはどうなっちゃうんでしょうか(笑)

いい肉

東京都

タケポン

欧州

>いい肉さん

予備ロッドをとりに駐車場まで歩く道のり。
足がガクガクして、攣りそうでした!!(涙)

 もはやニジマスではないですね。

 イカツイ!

 続きも楽しみです。(^^)

もんじゃ五平

東京都

タケポン

欧州

>もんじゃ五平さん

これまで35匹、野生化レインボー釣りましたが。
こんな顔したのは2-3匹だけです。
あー、恐ろしやー!!

ロッドを折られながらも、しっかりゲット
お見事です

その、なんとも凶暴そうに変貌したトラウト、アングラーの気持ちを高ぶらせますよね

何より、タケポンさんの文章力が、それをさらに…

kazusan

東京都

タケポン

欧州

>kazusanさん

近くに寄ってきて、恐ろしい顔つきを見たときは、背筋がゾーっとしました。(苦笑)

本当にドキドキの文章でした(^_^;)七十アップの野生レインボー、、、、想像がつかないですね、あ〜早くその場にいってみたいです(^_^;)

ピロシ(゚-゚)

欧州

タケポン

欧州

>ピロシ(゚-゚)さん

スプーンもPEラインも、ウエーダーも。
日本の道具は世界最高峰です。
しっかり購入して持ってきてください!!

もの凄く引き込まれる文章です。
つぎに…どうなるのか…どうなるのか…
どうなるのか……

もしかして本の出版を狙っていません??
出版したら即買いします!!

ロザリアン・イイケン

東京都

タケポン

欧州

>イイケンさん

ははは。
新聞記者になろうかと、そういう勉強してました。
でも大変な世界と分り、止めました。(苦笑)

ロッドを高い所から抜き上げ折れるのは聞いたことありますが、
こんなfightで折られるなんて!
凄まじい(゜ε゜;) FGノットやっぱり強いですね!
予備のロッドとか流石です^^

フナムシ

東京都

タケポン

欧州

>フナムシさん

日本だとチャリで15分でポイントだったので予備ロッドは持っていかなかったけど、予備スプールと予備リールはFGノット結んでかばんに入れてたよ!

こういう時は行間開きすぎなくらい開きますね (^_^;).

お見事としか言いようがないです。
おめでとうございます。ものすごい尾鰭ですね。
続編楽しみにします。

タマキチ

東京都

タケポン

欧州

>タマキチさん

大きな尾びれがもの凄いパワーを生み出してました。
竿を折られたのは悲しかったけど、こんなファイトを楽しめたのは最高でした!!

もう日本のニジマスとは別の魚ですね(^^;)
ロッド折られてもバケモノ退治の使命を果たしたんで悔いないでしょう(笑)

潮フェッショナル

南極

タケポン

欧州

>Taka石廊崎~荒川さん

河と違って、走るスペースが際限なくあるので、ファイトが半端じゃないです。こんなモンスターと戦って折られるのは愛竿も本望でしょう。

すっげぇ~

ロッド折れるって、どんだけ凄いんですか~

続き楽しみです。

アキヤtoto

千葉県

タケポン

欧州

>アキヤtotoさん

傷があったのか?
最後にテールウオークかまされて、ポッキリです。(涙)

でかっ!!

鰭ピンの73cm、すんごいファイトするんでしょうね♪

ロッド折れてもGETはお見事っ!!

続きも期待してますよ!!

takamar

東京都

タケポン

欧州

>takamarさん

デカイの釣れたけど、ロッドが折れ、かなり複雑な心境でした。
でも、折った相手に敬意を表します。

劇的なストーリーです!

それにしても、魚の顔つきって環境で変わるモノなのですねぇ。

自然と言うモノは不思議ですなぁ。

atx840

北海道

タケポン

欧州

>atx840さん

恐ろしい顔でした。
夢に出てきたら間違いなくうなされそうですね。(苦笑)