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いきなり30cm!メバルプラグの新しいカタチ

チョンチョン
チョンチョンチョン‥
ブルブル〜ポコン‥‥

ブァッッシャャー‼︎
昨夜の出来事である。

ソルトマスターが、バスデイさんと何か企んでるらしいよ?
そんな声が聞こえてきた今年の晩夏。

メバルのプラッギングを、もっと愉しく。
もっとカラフルに、もっともっと余裕を持って遊び尽くしたい。

2015年、私は想いと熱意を胸いっぱいに詰め込んでダータープラグの製作に取り掛かる。

ダータープラグと言えば、ヘドンバサー、ラッキー13、バスオレノなどなど
米国産プラグを絵に描いたような永遠の名作が多々ある。

この、オールドスクールでトラディショナルな雰囲気を盛り込みつつも

メバルをターゲットに絞り込み、
魚へのアプローチの仕方でアクションの組み合わせを

もっと自由に
アングラーの技量に合わせて幅広く使えるように作り込みたい。

目指すアクションは
ポップ、ダイブ、キックバック、
ただ巻きしても軽快なウォブンロール。
引き波、波紋、首振りでのスプラッシュ‥などなど。

しかし、難易度は高かった。
浮力の確保、製品の安定性、
何よりトップウォーターで最も必要なクリア系が作れない。

その目標が高嶺過ぎて、個人でできるキャパを遥かにオーバーしてしまった。

ここで、技術、技能、最上級のメーカー様に助けを求める。

そのメーカー様は、バスデイ様。
お願いするなら日本一のスキルで‼︎

今や日本のルアーはワールドワイドに考えても1、2を争う。
つまり同時にそれは世界一でもあると言うことだ。

サンプルを何個も作って頂き、その動きのテストを行う。
時に水中動画を撮り、スローで解析。
時に浮姿勢を画像に納め、ウエイトを調整。
現場にノートを持ち込み、不良箇所があれば細かく書き込んだ。

何度も検査結果報告書を送り、そのたびに新しいサンプルが届く。
地味で地道な作業を繰り返す。

何故ここまで熱くなれるのか?
それは、自分自身が過去にトップで釣った魚に満たされ続けたからに違いない。

自分の為の釣りから、誰かの為の釣りへ‥

しかし、サンプルを何度もテストしていくうちに一つの壁が立ちはだかる。

そもそも、ポップ音を出す為には頭部に浮力を
キックバックさせる為にはお尻に浮力を持たせないといけない。

相反する構造を同時に満たすことができるのか?

ここでルアー製作の知識と経験値をフルに活かし、CADで外形を書いて送ってみた。

そもそも、ストレートな形状だから上手くいかないのでは?
もっとテールヘビーで水平浮きにすれば、この壁を乗り越えることが出来るのでは?

再び送られてきたサンプル。
そしてトライ品に手ごたえを感じ、細かくウエイト調整するために板オモリを貼り

どの位置に、どの量、を割り出す。
と、同時にテールヘビーな形状は飛距離アップ、飛行姿勢の安定にも繋がった。


これを持ってテストに行った漁港の湾内の奥の奥。

スロープの底の方に15センチ程度のチビメバルが数匹見えた。
最終モデルに近いもののチェックをしていると段々とメバル達が上を向いてきて、そのうちの一尾が堪らずにバイトしてきた。

バシャ‼︎

小さなくせに水面を割ってもんどりうって引っ手繰る。
堪らなく興奮する。胸熱とはこのことだ。

このルアーに詰め込んだ想いとクラフトマンと技術屋のコラボ。
いや、コラボという言葉で片付けるには余りに勿体ない。

二人三脚で創り上げてきた共同製作。
JOINT WORKSと呼んでも過言ではないだろう。

そして昨夜。

チョンチョン
チョンチョンチョン‥
ブルブル、ポコン‥
バッッシャャャ‼︎

福岡の海では奇跡的なサイズのクロメバルが応えてくれた。
今まで手が出せなかったシモリが水面近くまで頭を覗かせる場所で素晴らしいマッチョ個体のランカーシロメバルも応えてくれた。

凄まじい手ごたえを感じたが
このルアーが本領発揮するのは、
発売予定の4月ごろ。

ウィードジャングルになった小さなポケットなどであろう。
ポップ音でアピール、
キックバックで小さな隙間で移動させずに生命感を宿す。

メバルが痺れを切らしたところでハイレスポンスなウォブンロールでリアクションを入れた後のポーズで水面爆発。

二年前の西日本釣り博でバスデイブースにて話題になった
ポッコンメソッド。

これをキックバックを併用しながら何度も同じ位置で繰り返す
キックバックポッコンも可能となる。

こんな使い方が容易に想像できるのだが、同時にキャストコントロールしやすい
ベイトタックルでの使用も視野に入れ、
3グラムを上回る重量を確保した。

豊富な経験と最高の技術を駆使しながらも
簡潔明瞭に作り上げ、
さらにコーチドッグパターンや、ボーンパターンなどのバタ臭いカラーラインナップも予定。

同行諸氏の皆さまにとって、この上ない垂涎モノのルアーとなるでしょう。

自分の為の釣りから、誰かの為の釣りへ‥

私たちの挑戦はクライマックスへ向かおうとしています。

誰かの、忘れられない一尾の為に。





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