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▼ バラマンディ シンドローム-①
- ジャンル:釣行記
- (バラマンディ)
「CHASED by BARRAMUNDI」
大きな鱗に隆々としたセッパリ、団扇のような尾鰭に手で掴めないほど太い鰭の付け根。地獄のようなキャスト数も、凄まじいファイトと身震いしてしまうほどの存在感にすべてが報われる。オーストラリアでは数年前から、その魚を一度釣ってしまうと病気の様に頭から切り離すことができなくなってしまうというIBD(Impoundment Barramundi Disease)という恐ろしい病が蔓延している。
僕がこの病気IBDにかかったのは、4年前。
ちょっと風が吹けば、すぐに荒れるこの湖にゴムボートとエレキで挑んだ懐かしい過去。今思えば自殺行為だったと苦笑いしてしまう。運が良くもその時はとても穏やかな天気で、3日目にはゴムボートに穴が開き挑戦を諦めざるを得なくなった。キャラバンパークで半泣きでゴムボートを畳み帰る準備をしていると、事情を知っているテントのお隣さんである老夫婦が可哀想な僕を見かねて、彼らの立派なアルミボートで一緒に釣らせてくれる事になった。
彼らの釣りスタイルはトローリングで、気張らないオージー達には人気の釣り方でもある。僕はキャスティングでの釣りをしたかったが、親切な彼らとボート上で世間話をしつつ和んでいた。少しでも釣りの感触を味わいたかった僕は皆がロッドホルダーにロッドを立てている中、手でロッドを持ちトゥイッチなどのアクションを加えていた。トローリングを始めて30分くらいだろうか、僕の釣り人生で一番驚いた瞬間かもしれない、ガツンッ!! 魚がかかった時のあの衝撃。
今思えばトローリングだったからよけいに強かったのかもしれない、ベイトリールが悲鳴をあげながら逆回転しまくり、そしてそれを止めようと試みた親指のヤケド。あまりの引きの強さにもう頭がテンパリまくってどうしたらよいのかまったくわからなかった。ボート上4人が助け合いバラマンディがボート脇まで来て水面が爆発したあの瞬間、あの迫力、あの存在感。
たぶん僕は一生忘れることは無いと思う。
かかったのも獲れたのもただ純粋に運が良かっただけ。
僕のファースト バラマンディは112cm 20kgOVERという怪物。
そして、これが4年経った今でも僕の自己記録バラマンディなのが、気がつけばコンプレックスになっている・・・
たまに友人や釣り人に聞かれる、「バラマンディの自己ベストは?」
エッ・・・112cm、ト、トローリングで・・・・・
それから躍起になってバラマンディを釣りまくり、メーターオーバーはもう何本♪も釣ったが、未だに超せないファーストバラマンディの壁。
いつの間にかバラマンディという魚に、僕が追い詰められている気がしている。
今度こそは、ヤツを超える!
8時間弱のドライブが始まった。
つづく
あ、リリース目的の場合は巨バラの立て持ちは止めましょう。
重みで脊椎が傷つき死んでしまうみたいです。
ちなみにこのバラマンディは、僕と猫の胃袋に納まりました。
とても、とっても不味かったです・・・レイクバラはリリースを強くお勧めします。
- 2010年12月8日
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