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狩る(後編)

タグ・ソース含む20000文字以内で書くように!って何なの!
タグまで見てられないわ!
ということで 前編・後編ともに二回目の作業が終わり・・・・



後編・・・・どうぞ・・・





汗だくになりながらなんとか岩をクリアーし、見えなかった裏手に回ることに成功した。

高さでいえば、5mくらい。
岩の出っ張りがガタつくようなモノじゃないか確認しながら、全力で握り、下りた。

 
その先は、波も風も無い プライベートビーチのような所だった。
水もクリヤーで、友人達と海遊びをするにはうってつけのような静かな場所だ。

 



 
そして、、、、、その先。
 
遠くから眺めて気になって気になって仕方の無かった場所。
 
そこへ歩いていく。
 
 
 
潮がぶつかり、磯が入り組んだその場所は、寄れば寄るほど異様な雰囲気だった。







 
ここは 何々で こうでこうで、潮と流れが・・・あと 何々で・・・と理論的に語れば色々あるのだろうが、一番ストレートに書くと「居ないわけが無い」という雰囲気。
根拠はもちろん無いのだが。
 
ただ、「なんだここは・・・」という妙な感じだった。
 
 
 
投げられる位置まで歩きつつ、周囲の波の当たり方をチェック。
 
定期的に来る強い波はどの辺りまでかぶるか。
その定期的な中に、数十分に一度は必ず大きい波が来るはず。
これはオフショアでもそうなのだが、周囲にタンカーが通ったわけでも無いのに突如大きなうねりが入る時がある。
 
 
最大と思われる波がくる位置はこの岩。



 

 
 
音も、波の間隔も、ヒットさせた後のやりとりも、その後、どうやって戻ればいいのかも、念入りに念入りに見る。
 
周りには誰も居ない。
 
 
潮は下げ潮。これ以上潮位が増すことはない。
ただ気になるのは、今後の波高と風速。
 
携帯でチェック。
 
 
眺めて15分。
 
 
進もう。
 
 
 
 
気になっていた場所へ来た。
 
 
ゴクリ。





 
 
「一撃必殺で行きなさい」
 
 
そう誰かに言われたことを思い出した。
 
ルアーBOXを取り出し、何にしようかと考える。




 
アピール重視ならばBKF175
 
 
波が当たり、潮が引き、気泡が生まれ、それが広がる。
広がるタイミングにそこをルアーが通るよう意識し、
足を肩幅に開き、キャストする姿勢で見つめる。
 
 
い・・・いまだ!!
 
ああ・・・・違うかも?
 
いま!という感じでタイミングが上手くつかめず。
キャスト姿勢で立ち続けていた。
 
 
いまだ!
 
キャスト。
 
「ドン!!!!」
 
出た!!!!


一撃必殺

 
目の前の岩場に回りこもうとするシーバス。
それをロッドの力と背筋で一気に引き離す僕。
 
シーバスはカツオ一本釣りのように宙を舞い・・・・
「バシャーン!!!!」
 
 
ファイト時間は、案外冷静だったから合っていると思う。10秒くらい。
 
二本目は・・・・ブーメランのようにクルクル回転し、海に落下しバラす。
 
 
 
し・・・しまった!
 





 
気を取り直して、先ほどの岩を通すが反応は無い。
 
移動をし、次は沖のシモリを狙う。
距離を考慮して、湾バイブアンサー。
 
 
ボトムを取り、シモリ横を通す。手元にブルブル伝わるバイブの波動。
「ゴッ・・・・」
 
バイト。
 
 
これは・・・・もしや?
 
 
俺のターンだ・・・・
 
 
 
再キャスト
 
「ドン!」





 
ガバガバッ!!!沖で奴の顔が見える。
強烈なえら洗い。
こいつもでかいぞ!
 
右へ左へ、そしてボトムへ。
あちこちにある岩にこすりそうになる。タモなんて使える場所じゃない。
 
ジギングロッドを持ってきてよかった。
 
一気に足元へ寄せ、そして僕は体を曲げて一気に抜きあげる。
 
ビターン!!!!
 
隣の岩に・・・・彼は打ち付けられた。







 
3本目
81cm


 

 
 
やばい。
 
これはやばい。
 
 
なんていう興奮なんだ・・・・。
 
 
 
!!!!!!




目の前に突如、空から落下物が。
 
ゴイサギが突っ込んだ。
 
もう何がなんだかわからない状況に。
 
 
 
「なんだこれ すげえ楽しい」 そんな声を出した気がする。




 
同じ位置へのキャストは反応は出ず、目の前や沖の狙い目にどんどん打ってあるく。

なんだか、リールを巻く腕が辛くて仕方なくなった。
 
とりあえず、で購入したアセレーション。もともと巻きが重いのに更にHG。潮が噛んでシャリシャリ言い出したのか?
耳を澄ますが風がうるさく聞こえない。
 
リーリングすると、体が前傾姿勢になったり、のけぞったり。
腕が辛い。
 

握力がなくなってきているのに気づいた。
前半の岩のランガンのツケが今襲ってきた。
 
 




 
まだまだいける。
 
 
 
4本目
無我夢中のファイト
 
 
ビターン・・・・シーバスは宙を舞い、またも岩に落下した。
85cm
 














 


がっちりと成長し、太く長い沖の磯マル。
尊敬の念を抱いた。






 
もう終わろう。
鱸を岩に並べ、このたった数時間に起こった出来事を頭で整理した。
 
 
まだまだ釣りができる時間は4時間はある。
 
しかし、風速とウネリ、この後の投げ続けていいのかどうか悩み
そして帰路へ着くことに決めた。
 
 
 
最高の一日だったという満足感と、何事も無くよかったという安堵感に浸った。
 
 
しかし、結局今日も、青物三兄弟の末弟 鰤のリベンジができていない・・・そんな思いが頭をよぎったのだ。
 
 
 
タックル
コルトスナイパーS1000H
アセレーションSW 8000HG
 
ヒットルアー
BKF175
BKF140
コルトスナイパー
湾バイブアンサー







おちまい

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