天気予報通りに暖かい春の陽気となった昨日。


裏の沼沿いの彼岸桜は満開。


ソメイヨシノもちらほらと咲き始めた。

土日絡みと私用等多忙な為に大河釣行は無理だろうと覚悟はしていた今回の休日。
この暖かさに私用が済んだ後”ちょっとガソリン入れて来る…”といつもの確信犯。

到着したのは勿論、問答無用の闇の大河…


近所のポイントに入り最初は沖の流れと地形変化をジグヘッドで攻めて行く。

開始数投目で”ゴッ、ゴン”と明確な重いバイト。
乗った重みはそれなりだが昨晩同様の”ウネウネ系ファイト”


やはり正体は真鯰。


昨晩程では無いがそれなりの良型。

フックを外す際にジグヘッドのフックが再起不能の変形となってしまった為にルアーチェンジついでにいつものカスタム仕様も含めたリップレスジャークベイト系で攻めていくが反応は無い…

上流側に釣り上がりチャラ瀬が絡んだ反転流付近をミノーで流すと一発で”コンッ”とバイト。

ドラグを唸らせそれなりのファイトを見せた魚は”肉食真鯉”…
グリップランディングをした際にフックオフ＆魚もグリップから抜けて写真は無し。

そして再開の二投目で再び”コンッ”と同様のバイト。

”肉食真鯉”程のスピード感は無いがそれなりのサイズと引き味の魚はやはりこの時期の主役。


腹パンの”マルタウグイ”


サイズも６５クラスと良型。
この体型もあってか結構なファイトをする。

その後同様の場所を攻めていると時折水面が”モコッ”と盛り上がり魚の軌道もよく見られる。
どうやら産卵を意識した魚達が溜まっているのだろうと思った瞬間に再びバイト。

水面を尾鰭で派手に割りながら時折良い引きを見せたのは定番のニゴイ。


婚姻色＆追い星全開のブラックボディ。

再開後直ぐに”コッ、コッ、コン”と追い食いバイト。

乗った重みと時々ドラグを唸らせる引き味＆スピード感に見えた魚はやはり”肉食真鯉”…


サイズは６０クラスとこの魚にしては決して大きいサイズでは無い。

そして次の一投目でも同様の追い食いバイト。

強い引き味は同様の”肉食真鯉”…

どうやら相当数の魚が溜まっているようでしかも完全にベイトを意識しているような状態に感じる。
まるで既に”稚鮎”が入っているかのような状態だ。

そしてシンキングペンシルにルアーチェンジをすると更に高反応。

完全な入れ食い…

次はニゴイ


再び真鯉

そして春の顔。

婚姻色全開のマルタウグイ。
今季ようやく仕留めた”ジャイアンツカラー”

しかし確率的には殆どが”肉食真鯉”

バラシも含めシンキングペンシルにとにかく高反応だ…


鯉科の魚の口はランディンググリップが決まり辛く写真を撮る前にローリングアクションにより落下＆フックアウトしてしまう魚が多数…
この時期になると鯉科にも完全対応したフィッシンググリップを製作して貰いたいとついつい思ってしまう…

時間的にも結構経ってしまった為に家から”何処までガソリン入れに行っているの？”とメールが入ってくる始末…

そんな訳で再び違うシンキングミノーに戻して上がりの魚を獲ろうと攻めるとやはり”肉食真鯉”…


きりがないと思い本当に最後の一本にしようと最後の一投。

やはり”コンッ、コッ、コッ”と追い食いバイト。

フィナーレを飾るに相応しい引き味は本日最大魚と思われる”肉食真鯉”…
６０半ばクラスが殆どだったがコイツは一回り大きい７０半ばクラス。引きもそれなりに強烈だ。

どうにか寄せて来てグリップランディングをしたが派手な暴れと重さにグリップから魚が抜けその衝撃でリーダーからラインブレイク…
魚には非常に申し訳無い事をしてしまった…

欲を出した為に最後は後味悪い終了となってしまったが納竿。

真鯉とニゴイは記憶が曖昧になってしまったが完全にキャッチしたのは真鯉７本、ニゴイは４本、マルタ２本、真鯰１本とこの時期の本命”虎柄”が一本も上がらなかったが短時間としては大釣りとなった。
フルキャスト＆それなりの引きと本数に久々に腕がパンパンになる程大河を楽しんだ…

気付けば今回の休みは大河に行けないだろうと覚悟したにも関わらず結局シーズンに入ってしまうと一日さえも我慢出来ない程の”異常釣欲者”という事がわかった…

そして帰宅すると嫁から”随分遠いガソリンスタンドだね…”というお決まりの一言が待っていた…