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15'純淡水域川鱸 ”初陣 雨降る前の厳寒大河…”

  • ジャンル:釣行記
昨年11月末に冷たくなった大河の流れを感じてから約二ヶ月…
気付けばあっという間に年が明け2015年。

この時期、関東地方北部の我がメインフィールドは一番の厳寒期であってラージマウスメインのバスフィッシングに夢中だった頃のように雪が降る中や氷が張った深夜のフィールドに向かっていた情熱も今となっては無くなってしまった…

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指を切り落とした軍手とひたすら厚着のフル防寒…

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今となっては北関東でもそれ程珍しいサイズでは無いだろうが、当時としては良型の魚しかこの時期は釣れなかった。

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この頃、決して簡単な釣りでは無かったが厳寒の中でも夢中で通っていた…

しかし近年増殖中の川の外来ギャング”虎柄”の出現によって以前よりも比較的簡単に厳寒期に魚を手にする事が可能になってきた。
勿論フィールドの水温は5、6℃台と低水温であってそこまで容易では無いが、当時この魚が脚光を浴びてきた頃に良く言われた”冷水性&流れを好む…”という言葉もあってかポイントを見極める事によって魚に出逢う確率は高くなったと感じる。

そんな事もあってか年が明けると”初釣りに…”という気持ちが毎年高ぶるのだが、こちらではこの時期から吹き荒れる”赤城颪”と呼ばれる北西からの乾燥した冷たい季節風によって折角の予定が空いた休日もフィールドに立てないというか、立つ気にならない日が殆どだ…

近年では本命”純淡水域川鱸”が存在しないだろうと思われるこの時期はオフシーズンと決めて他の趣味に没頭する時期なので釣果を求めて殺伐とした
雰囲気の”初釣り”を望んではいないので”行ける時に行ければ…”的な軽い考えの為、気付けば二月になっている事が多い…

そんな状況の中”行ける時に行ければ…”という絶好のタイミングが訪れた。
ようやくの休日にこちら関東地方北部も久しぶりに前線通過に伴う大雨が降るという天気予報。
”前線通過前であれば赤城颪や放射冷却も無く比較的釣りのし易い状況になる…”
そう考え雨降る前の午前中に厳寒期の大河で結果が出る可能性があるであろうポイントに向かった。


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大河の河川敷は緑色は一切無い完全なる”冬色”…

約二ヶ月振りの大河にはあの頃の亡骸があちらこちらに見られる。
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今年の遡上データは近年に比べると半数近く少なかったようだがフィールドを見る限りそこまで少ないとは感じなかった…

例年であればニーブーツ装着のみのバンクスタイルといった時期だが今回は防寒の意味もありウェーダー&ゲームベストのフル装備。

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するとやはり浸かりたくなる…

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表水温は6.8℃
前日の陽気と曇天により放射冷却が無かった事からかこの時期としては高い方だ。

狙いは対岸側には強い流れが絡んだディープにボトムにはゴロタ石が点在し手前に向かって緩いかけ上がりになっており対岸に向かって流れが当たっている為に緩い反転流が出来ているポイント。
例年、対岸のディープではこの時期の虎柄が釣り易い状況にある為、シャロー側からこの時期でもフィーディングに出て来た魚が獲れるのではと思い、この魚には自分達的に最強ウェポンとなっている”ジグヘッド”で攻めて行く。

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約二ヶ月振りにロッドを振るがそこまで感覚は鈍っていない。

上流に向かって釣り上がって行く事数十分、何カ所かある目立つ反転流の上流に撃ち込んだジグヘッドに違和感を感じ聴くように合わせを入れると重みと共に生命感が伝わって来た。
この時期らしい澄んだ水中に見えた魚体は茶褐色のこの時期の本命”虎柄”。サイズも45クラスと思われる良型だ。
しかし魚体が見えた直後に抜けるテンション。今年最初の魚は惜しくもバラシ…

やはり”魚は居る…”

しかも確実に捕食目的のポジションに居た魚のようだ。

同様の攻めで再び下流に向かって釣り下って行きアップクロスで撃ったジグヘッドをボトムドリフトさせているとボトムとは違った”コッ、コッ、ココン”と小さいながら明らかなバイトを感じ合わせを入れるが、スッポ抜け…
急いで回収をし再び同位置に流し込むと再び同様のバイトが有るが一瞬重みが乗って再びスッポ抜け…

最初にバラした魚を含めやはり時期的にバイトは小さく食いが浅いようだ。次の流しでバイトがあったら即合わせは止めて食い込ませようと心に言い聞かせながらの同様の流しにやはり同様の”ツン、ツン、ッッツン…”といった小さいバイト。そして今度は焦らず送り込んでからゆっくりスイープな合わせを入れると三度目の正直でようやく重みが乗った。
乗った魚は最初にバラした魚よりも小さいようだがこの時期の本命”虎柄”。それなりの引きを見せた後は今年初物という事で慎重にランディング。

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2015年大河釣行、最初の魚は例年通りの”虎柄”

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サイズは30後半といったところか…

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狙いの”極太大虎”では無いが今季初物ということで自撮り…

その後も同様の攻めで小さいバイトを何度か感じたが乗せる事が出来ずに予定の時間と天候が崩れる一歩手前だったので終了。

やはり”対川鱸タックル”での釣りは時期的にまだ厳しいようだ。
バスタックル&ライトラインでやればもう少し良い結果が出せそうな状況だった。
次は気が向いたらメバルタックルでも持ち込んでみるか…

どちらにせよ一月の厳寒大河初釣りでどうにか魚の顔を拝む事が出来た。
そして一回でも魚の引きを味わってしまうと再び味わいたくなるのは毎年変わらない。
スローペースながらも今季の大河通いが始まってしまいそうだ…

数ヶ月後に控えた本命”純淡水域川鱸”の出逢いに備えたトレーニングの意味も込めて…

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