梅雨入り前から続いた流域面積日本一の大河の海から遥か上流域の超渇水も先週から頻繁に発生するゲリラ豪雨によって増水〜平水を繰り返している様な状況。

先週の休日に増水した大河で今季初の本命”純淡水域川鱸”とのコンタクト。
惜しくも取り込み一歩手前で無念のバラしとなってしまったが、ようやく自分達が狙うエリアにも魚が入って来たということで俄然遣る気が出るが相変わらず悪いタイミングでの夜勤シフト…

そして自分と正反対の休日の釣友が自分と入れ変わる様に出撃。

その日の晩、釣友はしっかりと本命を仕留めた…

そんな釣果メールが届く中で落ち着かない夜勤シフトが終わり、ようやくの連休に出撃可能な状況となったが、そんなタイミングで一昨晩は再びのゲリラ豪雨。
出撃予定の時間に強い雨が降り続いた為に結局は自宅待機…

そして今日こそはと嫁が仕事から帰宅したと同時に逃げ出すように家を飛び出し大河へ向かった。


まだ暑さが残る黄昏時の大河。

水位は再びの平水〜減水といった状況だが、ここ数日繰り返された超渇水からの増水の影響で至る所に草木メインの浮遊物が流れている。

疑似餌にも沢山の草やゴミが引っ掛かって来る状況に隣県のリバージャンキーも悩まされているようだ…

そんな状況の中での一投目。
撃ち込んだミノーは着水直後の一瞬だけ波動を感じただけでまともに泳がず戻って来る。


纏わり付く浮遊物に本日も前回同様、ストレスの溜まるゲーム展開の予感…

フックに纏わり付いた浮遊物を手で取り払って直ぐに二投目。
アップクロスのフルキャストで撃ち込んだミノーを流し込みロッドを煽っての２アクション直後に”トンッ…”と明確なバイトと共に重みが乗った。

直後に割れる水面に少しだけ魚体の一部が見えたが、サイズ感からして大虎か本命か分からない様なサイズ。
流れに乗って時折結構良い突っ込みを見せるが徐々に手前に寄って来た所でようやく鰓洗いを一発。
見えた姿は輝く銀鱗の本命”純淡水域川鱸”…
そして手前の淵で数回の鋭い突っ込みを繰り返す相手を去なす。
沖に差し込む前だったので後退しながらブッシュエリアで一気にグリップランディング。


渇水に悩まされながらもようやく掴んだ今季の一本目…
昨年同様今季も長かった…


５５cmの小振りなフッコサイズ。
この際サイズはどうだって良い…


とりあえずのブツ持ち。


久しぶりの出逢いに水の中の相手を舐める様に見回した後はグリップを離すとこのサイズらしく蘇生要らずで大河の流れに消えて行った。


その後は日が落ちるまで攻め続けたが魚種不明の１バイトがあっただけで何も起きる事無く終了。


そして一本と出逢えた後はようやくエンジンが掛かったように再び本日の早暁も大河の荒瀬へ。


いつもの”Junkie”に戻ったようだ…

そして開始一投目に”ゴンッ”と食って来たのは”米鯰”

得意のローリングアクションに泥水を浴びてしまった…

そして薄明るくなって行く中、沖の筋で完全ダウンに近い状態になったミノーを抜きのアクションで流し混んでいると、いきなりロッドが”ギュィーン”と絞り込まれた。
直後に下流に突っ走った相手は全身曝け出しの鰓洗いを一発。
見えた魚体と感じる首振りストロークからして悪くは無いサイズの本命”純淡水域川鱸”。
強い流れに立ち位置まで寄せる事は困難な為に相手との距離を詰めながら自分から下流に下って行く。
そしてに二発目の鰓洗いをくらった直後に吹っ飛ばされるミノー…
今季二本目と思った相手は惜しくもバラシ…


先日のバラシ同様に今更だがこの流速でのファイトは難しい。

足場も悪く敏速な動きも出来ない為、更にキャッチするまでの難易度が高くなる…
特に完全ダウン状態で抜きのアクションやピックアップ寸前で食って来た相手はリアフックの一本掛かりなんて事も多く更に難しい展開になる事が多いと感じる…


そんな訳でその後は何も起きる事無く終了。
気付けば降り続く小雨にレインギア無しだったのでびしょ濡れになってしまった。

清々しいといったレベルの釣りでは無いが、ようやく掴んだ本命に心に余裕が出来たのか後ろ髪引かれる事無く大河を後にした。

下手すれば今季は”０”本なんでは？と思わせる位、自分にとっては難しい超渇水状況をようやく打破し出逢えた清流鱸。
気付けば去年も苦戦し出遅れたスタ—トと同日の７月２０日のキャッチとなった。

ここから去年のように起死回生のゲーム展開が待っているのだろうか？
しかし今季の異常な程の超渇水の影響は近いうちに余程の大増水が無い限りまだ残るだろう。
そうなると昨年のように追い上げる程のゲーム展開は無い予感がする…