早朝の本命”純淡水域川鱸”に気を良くし午後の空いた時間で今度は釣馬鹿兄弟で”虎柄遊戯”…

大河の虎柄達もエリアによってはスポーニングも終盤と思われるような状況の場所もあれば、これからスポーニングといった場所やペアリングの真っ最中といった場所もあり、日本一の流域面積を持つフィールドらしい姿が見られる。

サイズを狙うポイントも終盤となってきた為、最近はオープンエリアの流心絡みの回復系を狙う釣りが多くなって来た。ゲーム性も高いのでこちらの方が好きなのだがサイズが選べないところが難しい…


到着直後は平穏だったが夕方から天気が崩れるという予報の中、既に小雨が降り始め強い南東の風が吹き荒れる。

強風のおかげでラインはふけるし流れも悪い…

そんな中どうにか小型〜レギュラーサイズを一本獲るが後が続かない…




兄も一本、小型〜レギュラーを上げたのみ…

そして飽きた自分は本筋に出て”匙”をブン投げこの時期人気の”桜鱒”狙い…

対岸に二名程入っていたので少し下流側の流れがこちらに当たるポイント周辺を狙う。

ダウンクロスで撃ったスプーンに二回程バイトがあり軽く乗ったが感じからして確実に”ニゴイ”…

その後もひたすら撃っては流してを繰り返すが反応は無い。
本命”純淡水域川鱸”狙いも修行に近いがこの釣りもやはり修行系の釣りというのは間違い無いようだ…

少し下った所でバイブレーションにルアーチェンジ。
近年は本流鱒にも効果があると言われるバイブレーションを使いダウンクロスでリフト＆フォールで狙っていく。

ルアーチェンジ後の数投目、フォーリングさせたバイブをリフトさせた直後に”ガッ、ガツン”と明確なバイトと共に重みが乗った。
それなりの重量感を感じ巻き上げた直後に下流で魚が見事な大ジャンプ。
見えたのは美しい銀鱗の”桜鱒”だ。
本命、虎柄とは違うがそれなりの引き味を味わいながら寄せてきたところ再び水面を割ったがその直後バイブレーションが宙を舞いテンションが抜けた…

見えた魚体は体高のあるパンパンの良い魚だっただけに残念…
本気で狙っている方だったら泣きたくなるような状況だろう…

早朝の”純淡水域川鱸”と夕方の”桜鱒”
獲れていれば最高のネタだったのだが…

流石に外来ハンティングの傍らでも”桜が散った”非常に悔しい釣行となった。