前回続き
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ここ関門海峡に来るのは先月から数えて4度目

未だにフッコ1本に終わっている。


周りは釣れてるのに自分だけがアタリが遠く
血も涙もない厳しいフィールドである。


関門に何度いっても釣ることが出来ないなら、自分で立てた今年一年の目標をクリアなんてとても出来っこない。


帰って床についても、悔しさと不甲斐なさでなかなか寝付けなかった。


翌日の夕方、ひとり悔しさを胸に関門に向かった。

ポイントに到着して待つ事３時間。

今までの流れが止まり、逆に流れだした。

寒さに耐えて待っていた甲斐があるもの。

ここからの30分。連日このタイミングで、良型のスズキが釣れる。


勝負は、一瞬。

この、流れ始めに今年の俺のシーバスフィッシングが掛かってると自分に言い聞かせた。


パターンもメゾットもジアイもわかってる。

あとは、釣るだけと息巻いてキャストを繰り返す。


……


…


！？

予想に反して全く反応がない

無情にも時間だけが経過し、先日大型が釣れたタイムゾーンも終了してしまった。


いよいよ、水流が加速しだした

おわった…



頭では諦めちゃダメだとわかってはいるのに、心がもうダメかもなぁと語りかけてくる

そんな事を考えていた


半ばあきらめ気味にも、キャストを繰り返していルアーに



ドンッ！

唐突明確なアタリが出た。


『えっ？うそだろ？』

すかさずアワセをいれる。
半信半疑

グンッ！

ノッた！！

『ウソじゃない！！』

50m先で魚が跳ねた。

シーバスだ！

水深があるので、やりとりには余裕がある。

時間をかけて魚を浮かせてから、丁寧にタモですくった。


メジャー無くしてサイズ測れなかったけど、ナイスプロポーションの一尾だった。

関門四度めの正直。


『長かった〜！！』

新年の夜、怪しいおっさんの甘い声がこだました。


そこから30分間、怒涛のラッシュ

ブローウィン140sが火を噴いた


終わってみれば、7バイト3キャッチ



本気で釣れないかと内心ハラハラしっ放しの釣行だった。
やっと海の神様にご褒美をもらったのでした。


ランカーは出せなかったけど、リベンジはしてきやした！

関門エリアの釣り友のみなさん。こんな難しい釣り場でコンスタントに結果を出されてて尊敬します。

お邪魔しました！

有難う関門！