ゆめタウン来るんやったら連絡せんかい!いてまうぞコラァ!

9月15日 月曜日 正午

オレはあの場所に立っていた。
別府湾の全てを知りえし者、イカリーダー様のホームである。
(しつこいようだがホームと言っても家ではない)

この地に立つのは初めてなのだが、ここに来るまでには苦難があった。
そしてこの場でも苦しい思いをしていた。
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AM8:00

嫁「別府においしいパンケーキを食べに行こう!」

Silvia(べ…別府だと!?)

これはチャンスと思い、こっそり車に釣り竿を載せておいた。

AM10:00
開店と同時に店に入った。

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クリームパスタのパンケーキセットを頼んだ。
食べに来ていた周りの人達はバシバシ写真を撮っている。
恐らくFacebookやTwitterで「こんなの食べましたウフフ」とでも呟くのであろう。
オレは料理の写真を撮ったりするのはあまり好きではない。
店の人に失礼な気がするのだ。
オレは絶対にそんなことはしない。







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撮ってしまった。
完全に敗北感に包まれる。
しかしこのパスタ、美味い。添えてあったパンも美味である。
そしてデザートのパンケーキ。これが固いのかと思ったらとてつもなく柔らかいのだ。
お腹いっぱいになった後、「帰りにゆめタウン寄ろう。」と提案した。
嫁も俺が防波堤に行くのを勘付いてたようですぐに了承。

そう、彼女は見ていたのである。

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釣り竿が車に載ってることを知っていたのである。

 

実はゆめタウンに来たのはこれが初めて。
どういう構造になっているのだろう。
駐車場に車を駐めたが、ここは5階。

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釣り竿を持ってエレベーターで1階に行くとして、もしかしてドアを出た先は店内なのではないか。釣り竿持ったままゆめタウン店内をうろつく人なんてこれまでに居ただろうか。
意を決してエレベーターに乗る。
エレベーターの先が店内ではないという可能性はゼロじゃない。

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エレベーターのドアが開いた。店内である。 


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「釣り竿…」という囁きも聞こえる。
そそくさと裏口に出て防波堤へ向かった。

ここがリーダーさんのホームか。
とりあえず防波堤の奥まで歩いてみた。
これを言うとここで釣りしてる人達に失礼かもしれないが、海が微妙に汚い。

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ゴミが相当浮いてるのだ。
その反面、魚はたくさん泳いでいる。イシダイ、イシガキダイ、カワハギ、小さなメバルの群れも見える。水質は悪くないようだ。

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釣り人は、沖に向かってフカセでチヌを狙ってる人が2人、湾内で小物釣りをしてる人が2人。エギングしてる人はこの時間は居ない様子。

ここで急に便意(大)が襲って来た。紛れもない下り龍である。

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これが固いのかと思ったらとてつもなく柔らかいのだ。
まるで先程のパンケーキである。

とにかくキャストしてエギが着底するまでのカウントで紛らわせた。
ここは船が多くてロープがたくさんある。小イカが居つくには絶好のポイントであろう。
だがアタリはない。そもそもそれどころではないのだ。
ゆめタウン内のトイレに行くか?いやまた「釣り竿…」と誰かが囁くに決まってる。
と思いつつも自然と足がゆめタウンへ向かう。

歩きながらイカリーダーさんにメッセージを送ってみようとfimoでメッセージ送る欄を開いたが、冷や汗タラタラでやはりそれどころではないのだ。
結局トイレには行かず、ゆめタウン裏の喫煙所の奥に少し突き出た防波堤があったのでそこでキャスト。だがそれどころではないのだ(3回目)

嫁から着信、
「もう帰ろうと思うから即刻釣りをやめるのじゃ。」
神のお告げである。

嫁にロッドを預けてトイレに行った。だが4つある個室がなんと全てロックが掛かっていたのだ。なんという不運。
数分耐えた後、個室が開いた瞬間に駆け込みセーフ。

結局イカリーダーさんにメッセージを送る暇もなく帰路についた。


後日イカリーダーさんのログに、ゆめタウン裏の釣る場所が分かりませんとコメントした。
「ゆめタウン来るんやったら連絡せんかい!いてまうぞコラァ!」
と言われたが、イカではなく龍と格闘してましたとは言えず。
しかしちゃんとポイントを教えてくれるところが別府湾の全てを知りえし者の優しさであった。


KAJIさんのログの文章が臨場感伝わってきてかっこよすぎてマネてみたけどオレが書いても全然かっこよくないのはホゲってるからである、きっとそうである。

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