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HOPEと共にタペタを走る

  • ジャンル:ニュース
本日23時~ 開催されるドバイワールドカップのお話


タペタ


アメブロではない

おそらくこれを聞いた事がある人はfimoにはいないだろう。

競走馬が使用するコースの馬場というものには2種類ある。
これは例えば、アスファルトか砂地かという地面の素材の話。

主に欧州競馬で使用されるのが芝コース。
ゴルフやサッカー、テニスもそうである様に如何にもTHEヨーロッパなスポーツらしいと言えるだろう。

横浜は根岸居留地に発祥を持つ日本競馬は英国競馬を模範としており
日本競馬も主要レースは主に芝コースが適用される。

そしてもう一つがダートコース。
これは西部劇をイメージしてもらうと非常に解り易い様に米国で主流となっている。

車や自転車競技などがそうである様にコースが違えば求められる能力も変わる。

更に日本勢としては悩ましいのが同じ芝、ダートコースでも違うという点だ。
例えば同じ芝コースだとしても、日本はキチンと路盤整備された管理の行き届いたアメリカ型のトラックコースなのに対して
あくまでもナチュラルなその辺の丘だった所に柵を置いてコース作りましたという馬場が多い欧州では大きな差がある。

*近年では欧州でも日本型の馬場の様にに改修されているコースがある

ダートの差も大きく日本勢が普段、ある程度パワーの必要な砂浜を走っているのだとしたら、米国は正に赤土の荒野で速さのみを競いながら走っている。


日本馬が海外で勝てないのはそういったアウェーの洗礼が少なくはないのも大きな理由なのだ。


では、ドバイワールドカップのコースは?

これがまたややこしい難問となるタペタなのだ。

芝でもなければダートでもない、新素材によるオールウェザーコートという新しい時代の馬場が今、世界的拡大を見せている。




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砂にゴム片や人工繊維、そしてワックスを混ぜたモノが敷き詰めてある。
水はけが良く、風に飛びにくいので砂塵なども起きない。


ラテン語でカーペットを意味するこの馬場は踏むと足跡が残り、クッション性も良いらしい。


そのクッション性の高さは競争馬の脚に優しいのだが、それに関しては有名な逸話が残っている。

1998年アメリカはブリーダーズカップ・マイル、ダホスという馬が最後の直線、先頭に踊り出た

誰もが思った 『 やはりダホスは強い 』


時は2年も遡る1996年、ブリーダズカップ・マイルを制したダホスは脚に故障が発生してしまう。
経済動物と呼ばれるサラブレッドにとっては走れなくなれば、それはイコール存在価値が無くなるに相当する。

だが、ダホスの様に栄冠を掴み取った馬ならば種馬という道も通常はあるのだ、彼が*騸馬(せんば)で無ければ・・・。

*去勢された繁殖能力が無い馬の事です

競争馬にとって余りに長い2年と言う時間。
その復帰を助けたのが他ならぬタペタを使用した調教用コースと言われている。

可能性を模索し諦めなかった一人の男と馬を助けたタペタ。


初めてタペタを経験する日本馬にとっても助けとなるのだろうか



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