第一回 小笠原諸島 母島遠征 その1

2020年7月8日午前11時

真昼間の東京・竹芝桟橋から一隻のフェリーが僕たちを乗せて出港した。
行き先は小笠原諸島父島。距離にして1000km、時間にして24時間の長い船旅の始まりだ。
この日、東京湾は爆風吹き荒れていた。風の塔周辺で20mを超える中、船は南へ南へ走り続けた。
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僕は早々に(酒か船か分からないけど)酔い、船室でダウン…
そして翌日、まずは経由地である小笠原諸島父島に到着した。
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ボニンブルーと呼ばれる深い青が美しい。日差しの強さに異世界の気配を感じる。

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父島二見港。ハイビスカスが咲きガジュマルが影を落とす。

そして船を乗り換える。目的地は母島。定期船ははじま丸に乗り換えさらに50km南下する。約2時間の船旅。
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カツオドリの先導を受け船はさらに南へ

そして船は母島に到着。美しいエメラルドグリーンの海が歓迎してくれた。
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ここまで東京港を出発して乗り換え含め27時間。南の果てにふさわしい秘境である。
母島在住の大学の仲間と合流し、疲れた体にムチを打って早速堤防に繰り出す。
ジグをしばらくしゃくると早速ヒット。
遠征1匹目はここではお馴染みのメアジ。
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とにかくたくさん釣れるが引きが強く面白い。ただ美味しくはない。

同行者はそのメアジを手に外洋に面した場所へ向かう。
泳がせ釣りで何かデカいやつを狙ってやろうという作戦らしい。
(絶対サメくると確信していたので僕はパス)
案の定餌を投入してすぐ、サメさん登場。
当然のようにGTロッドが絞り込まれて
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あっという間にブレイク

ですよね〜

そして2日目は磯渡し。
そう、今回の遠征の最大の目標はロックショアからの巨大魚との勝負である。
来る決戦の日を前に、僕たちはいそいそと準備を整えて布団に潜り込んだ。

2日目、沖磯釣行編に続く…

次回!磯からのスタンディング10kgオーバーとの戦い!

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