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新 拓也

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参魚種制圧!鹿児島襲学釣行~4話「ありふれた逆境の果て」


参魚種制圧!
鹿児島襲学釣行

~薩摩半島平鱸編~




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これまでの話

http://www.fimosw.com/u/keepcasting/elneiocwxnezm4
AnotherStory
http://www.fimosw.com/u/yoshifish/st7uacsr3jy9ss





3月30日
AM3:30

 
日曜日
先行者との戦いになる事は目に見えている。
昨日の傾向からポイントの絞り込みは
多少容易になった、入れるかどうかが勝負のカギだ。
 
 



 
助手席の男の息遣いが荒い


「へ、変態だーっ!!」
 

と叫びたい所だが
彼の体調はすこぶる悪いらしい。
だがそれ以上に魚への執念を感じた。
 
 
 
 
 
 






PM5:00
 
あ・・・
車が2台。先行者アリ。
踵を返して別のポイントへ入りなおす。
 
 
途中に見える海は全域で青緑色の水潮。
こうなれば岬しかない。
移動してきたポイントも先行者アリ。
考える事はみな同じだ。
 
朝マズメも終わりを迎える。
端っこに入り投げてみるが
ウネリが大きく足元のサラシは攻めにくい。
これは仕切り直しだ。
 
 
 






AM10:00
 
 
移動先に困っていた
どこも先行者アリ、全く案が浮かばない。
 
 


よ「厳しいなァ・・・」
筆「マルならこの状況確変状態なんだがなー」

 
よ「この際マルでもいいよもう・・・」





筆「ん?今マルでもイイって言ったよね?

 
 
筆者に元気が戻る。
マルのガイドの方がよほどやりやすい。
ヌルマルアングラー血が騒ぐ
 
 
 







筆「ここ撃ってみ」

よ「えーこんなとこ居る訳ねえべ」

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筆「居ないか、移動」

よ「なんかイキイキしてるなwww」

 

 











 
筆「はい、ココ。あの流れがイったらイって」

よ「ヒラもそのくらいの自信でやってくれよwww」
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ダメか。じゃあアソコだな。
次から次にポイントがよぎる
これだ、この感覚だ!!
この男、ヒラをガイドする事は完全に忘れている。
 
 










筆「はいどうぞー、このルアーでこのコースねー」

よ「船頭かよ!

 
 
 









よ「うぉ!!マジで食った!!!」
 
 
70あるなしが飛び出してくる。
彼も本当に釣れるとは思ってなかったらしく
これはバラシに終わってしまう・・・。
 



よ「へー居んのかよ、こんな所にwww」
 
筆「だろだろー♪あ、やべ。俺も釣りたくなってきた」

 
 
 





 
 
だが潮止まり寸前。
流れが死んでアタリが遠のく。
 
筆「ぐぬぬ・・・」
 




 
だが、逆境こそ燃える!
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よっしゃ!!食ったーッ!!
 

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逆境で粘るからこういうことになるのである。


筆「あーヒラセイゴかわゆ☆

よ「なるほどキミは本物志向だ(ロリコン的な意味で)」

 
 
 






 
 
早めに帰宅してマルをやるという方針で固まりつつあるが
海岸線を走るとふと気になる光景が目に飛び込んできた。
 
よ「なんか潮・・・青くね?
 
 





沖の潮が差している。
唯一このエリアだけにである。
2人のヒラ熱が再燃。間違いなくヤツはいるハズだ!
 
 
 
そのエリアをめざし車を走らせる。
やはり沖の潮が差している。先行者も無し。
 
 
 




 
サラシの払い出しに乗せた
サーフェスウィング

 




そして答えは出た!!
 
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まだまだ諦める時ではない。
沖の潮は必ずどこかに刺している!
1時間と経たずに水潮が差してきた。
チャンスタイムは短い。今日の勝敗は
いかに沖の潮を追いかけられるかに懸かっている。
だが、大潮。潮の足が速い。
ならば先回りするまでだ!!
 
 



 
筆者に一つだけ考えがあった
「あそこなら間違いなく潮が差しているはず」
 

 
 
 




PM2:00
 
たどり着いた岬
潮色は青い。紛れも無く沖の潮だ
 



よ「これならイケる!」
 
エリアはガイドできるが細かいポイントは知らない
あとは彼の経験と腕に頼る他ない。
 
 
 
スイムで根へ渡る
ウネリに圧倒されながらも
彼は一心に攻め続けた・・・

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快心のHIT!!
 
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食わない魚をリアクションで攻め落とした
紛れも無く彼が引き出した1本である。
300kmの末にたどり着いた1本。
獲った感は半端ではなく
我々の勝利を確信し一番硬い握手を交わしたのであった。
 

 
 
 
 
 
 
 
 








 
出血多量だった魚を祝杯用にキープしていた。
 
筆「この先に捌くポイントがあるんだ」
よ「捌くポイント?イミワカンナイ!!」
 

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よ「なんか新君トンビに狙われてんよー」
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筆「あー大丈夫大丈夫」
 




よ「そういえばこの前、犬がトンビにさらわれるのを見たんだよなぁ」
 
「ファッ!!?」
急いで仕事を終える。
 
 
 






よ「俺、やり切ったよ。」
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男は満足げに語る。
大当たりのエリアを引かなかった中での拾い釣り
寝不足体調不良そして水潮
この条件で4本を確実に仕留めた彼は称賛に値する。
 
 
あ、やべ
後光がさして見えてきた。

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筆「この写真何かうぜーwww」
よ「ひでぇwww」
 
 
 
 
今日の締めくくりは
我が家一押しの梅ヶ渕温泉。
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疲れに効く熱めのお湯と保温力の高い泉質がオススメ!
 
 
 
 






PM8:00 
帰宅

祝杯をヒラの刺身花陽浴
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筆「あ^~かよちん~
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よ「ご満悦だなwww」
 
 
 
花陽を浴びながら今日の反省会。


よ「房総で出来ない事が出来るから良い勉強になったよ」
筆「違う釣りを見れてこちらこそだよ」

 
だが〆るにはまだ早い
凪とはいえ明日一日が残っているのだ。
サイズアップを図る為明日はエリアを変える。
 
そして弐種制圧を果たした我々
最終決戦、参種目との戦いが迫っていた・・・
 





 

最終話へつづく

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