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取材うら話・・・荒れ過ぎ注意の巻

  • ジャンル:日記/一般
みなさん ご無沙汰しております。

「最近、イベントとかで見かけないけど大丈夫?」

との問い合わせもチラホラ頂いてますが、とりあえず生きてます(爆)

 結論から言うと、現在も絶好調で体調が不安定なんですが(意味不明)、まぁそれでも釣りだけはぼちぼちやってます。

 釣れても釣れなくてもフィールドに出ておかないと、腕というかカンが鈍るのが嫌なだけですが・・・。

 とはいえ、ここ最近の天気は本当に極端ですねぇ。

 関東では毎週末に荒れてくれるので、ヒラ狙いの方はともかく自分のような干潟LOVE、ベタ凪命な人間にはちとツライ状況でもあります。

 とかなんとか言いながら、毎年のごとく天気には振り回されてますので愚痴りながらも入水しちゃうわけですが・・・。

 まぁ今回は少し前の取材の裏話でもしてみましょう。

自分、いつもなにか生き物がいるとつい夢中になるクセがあるんですが、今回も・・・カメラマンさんと2人で仲良く荒れた干潟をあるいていくと・・・何やら巨大な貝殻発見!!

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ぢゃかぢゃ~ん。タイラギ!!ご覧のとおり巨大な二枚貝の仲間なんです。ただしもう死んでるただの貝殻なんですが(爆)、その光沢の綺麗さに興味シンシン。

 いやぁ関東でタイラギ見かけたことなかったんで、チョイと嬉しくていじくりまわす自分とそれを冷ややかに見つめるカメラマンさん。

『ま~た始まった!始まってしまったよ…』という心のボヤきが聞こえてきそうでした。すいません。

 当日は風速10m以上の爆風。

当然、うねりもグレイトッ

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 現在、絶賛体調不良の自分ではフラフラ揺さぶられてしかたないので、沖ではなく少し波のゆるい内側に移動してつぎつぎに移動しながら探っていく。

 まずは手堅く1本取りたいので、自分的漁獲高優先疑似餌『ドリペンシャロー90のクリアフィード』を遠慮なくブチ込む。


『 ドリペン90とどう違うの?』とよく質問されますが、実は似て非なるもの。

 ドリペン90は飛距離を優先して中速以上の速度域でバタバタ泳ぐのに適しているのに対して、ドリペンシャロー90はよりスローに巻いても水面直下をうねうねと身もだえさせながら泳ぐ優れモノ。

 (ドリペンの皮をかぶったシャローランナーのイメージでつくってます。)

 コイツは過去の取材でも毎回魚を連れて来てくれる、まさに困った時のナントやらをいきなり投入して様子をみます(笑)

 荒れ狂う海面でもみくちゃにされながらもゴンッと勢いよくバイトが出てくれる。

「むひょ♡ 居るいる・・・♪」

ここで一撃必殺のトレブルSP-Mに交換して本気で獲りにいく・・・。

なんてカッコつけた瞬間、これまたなんとも軽い重量でセイゴくんヒット。

普段ならチャッチャと寄せて、そそくさと次のキャストに移るのだが・・・。


「ハイっそこで止めてっ。ファイトシーン取らせてくださいっ」

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まずはロッドをワザとたててファイトシーンの撮影。

『バラすのがコワイ』なんて言ってられません。

 取材の場合には臨場感を出すために、わざわざエラ洗いを誘発させて迫力あるシーンを撮るのも重要となってきます。

当然、ランディングシーンも・・・

『あああ・・・フック一本』なんて危機的状況でももちろん撮影優先。

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「そろそろ掴んでいい?」

「・・・もうちょいっ。イイ波がきたぁああっ」

「うえっぷ」

なんてヤリトリしながらしながらやってます(爆)



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 んでようやく魚に辿り着いてカッコつけたところで所詮、セイゴはセイゴ。風に舞うのを必死にうしろから指でささえて撮影。

セイゴごときで指が吊りそう(爆)

「これ、カメラマンさんの腕で90cmぐらいに見えるように撮影してよ。」

「・・・ぜったい無理です。」

そんなこんなでセイゴ祭りを堪能。


「いやぁ。今日は入れ食いで腕がパンパンですねぇ」

・・・なんてことは全くなく、ひたすら地味にキャストを繰り返す。

しかも、だんだん爆風&ウネリがパワーアップ。

さらに後退を余儀なくされる状況に。

「ヒデさん。そろそろまともなサイズの画が欲しいんですが・・・(笑)」

 容赦なく言葉ぜめで窮地に追いこんでくれるカメラマン(←もはや“さん”付けなどはしてやらないレベル)。

「つーか、ウネリすごくてポイントまで届かないよ。」シャローランナー入れているのにボトム擦っているし・・・。」

 もういざとなったらダッシュで陸地に逃げ帰れるくらいの至近距離まで後退するわれわれ。

 最後の頼みは船道がらみのアマモ帯しかない。

もやはドリペンシャローはスキップバニ―と化して用をなしておらず。

ここで削り出すのに1本5万もする超高価プロトのアストレイアシャローを投入。

「コイツをなくしたら・・・(汗)」

と怯えながら、モミクチャの水面でしっかり水を噛んでいる感触が伝わる。

「これで釣れたらドラマですよねぇ」とカメラマンと談笑してたら、ゴンッとバイトが。

「うわぁ。居た。クッソー食い逃げしやがって。」

すかさずカメラをこちらに向ける気配が伝わる。

と同時にふたたびゴゴンッと重みが伝わってくる。

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とにかく前後左右からの風でラインがフケまくっている時は、アワセを入れても中途半端にしか力が伝わらずにバラシにつながることが多い。

こんな時にはロッドの角度を変えずにラインを巻きこむだけ巻きこんでから、スィープにフッキングするのが吉。


「よしっノリましたっ!!」

 さきほどのセイゴよりかはマシなサイズ感に期待しながら、レバーを駆使して慎重に寄せてくるとまさかのアマモに突っ込むというアクシデント発生。

 こんな時には無理やりガンガン煽ると口切れを起こしてサヨナラの危険性が増す。

 そこで角度をかえて、慎重にゆっくり引いてみると・・・。ズヌヌヌという感触とともに再び生命感がロッドに伝わる。

 ようやく出てくれた魚は65cm。ようやく撮影に耐えうるサイズが出てくれてホッと一安心。

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しかもアストレイアシャローでの1本。
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干潟用につくりこんできただけに嬉しい魚となりました。
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 まぁこれで無事取材は成功になったのだが、まだまだバイトが続いている。

カメラマンの『はやく帰りたい』オーラを完全に無視して当然のごとく試合続行。

つづいて・・・
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40cmクラスの猛攻に逢いながら、ギリギリまで投げ通す。

そして・・・さいごのさいごに今日一番の重々しい感触がつたわる。

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 激しいバトルを制して期待を一身にうけながら浮上したのはコイツ。

 もうコヤツらもシーズンインしたということか。

 とにかく5万の意地にかけてランディング。毒針を除去して無事おかえりいただいた。(あぶないのであんまり真似しないでね)


こんな感じで楽しく?ツライ取材釣行。

 くわしくは現在発売中のソルト&ストリーム6月号にて掲載中。あわせて読んでみてくださいね。








 










 
 

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