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レイクトラウト釣行Vol.1(今野ショータ)

こんばんは、エクストリームです。ソルトネタがメインのfimoですが、今回はシーバスタックルをほぼ流用することも出来るらしい中禅寺湖でのトラウトフィッシングの模様を綴ったショータ氏のログを紹介させて頂きます。美しい魚や景色、海とはまた違った雰囲気と楽しみ方がありますね。


きっかけは何となく目に止まった釣果写真。僕がまだイギリスに住んでいた頃、一時帰国の時に友人(ヤスオね)の働く釣具屋でタックルを買いだめしている時でした。まるでパイクやザンダーを彷彿とさせるその顔立ちや色に、トラウトとは思えないその体躯。日本にもこんな魚いるんだなーと、強烈な印象というよりは、どこか頭の隅に泳ぎ続ける様な存在になったレイクトラウト。そういえば中禅寺湖って、小学校の修学旅行で泊まったところだよな。

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時は流れて、自分も日本に帰国。相変わらずヤスオの働くWILD-1によく遊びに行く自分は、当然店に行く度に写真を見る。そして初めてこの魚に挑戦したのは2014年の解禁日でした。初めて釣りをした中禅寺湖の美しさに圧倒されて、レイクトラウトこそ釣れなかったものの、日本で初めて釣ったブラウントラウトも本当に綺麗で大満足だった。はずだったのです…。

これは釣るまで通い込もう!そう決意した翌々日、ひとりで湖に向かう途中に鹿に激突し、車の修理や何やら、精神的にも経済的(9割)にも、その日を最後にアタックを続行出来なくなり、修理代など合わせて50万円を費やしてキャッチした3匹のブラウンはまさに至極の美となりました。

 


 

そして今年の解禁日、修理した車で無事にまた湖に戻って来れた事に感謝しつつ、後はレイクを釣るだけだと意気込んだ自分。さすがに半年近くルアーも見ていない魚達の反応は悪くなく、順調にブラウンを釣り上げました。その中で明らかにブラウンとは違うアタリ方があったので、「まさかレイクか!?」とソワソワしたのですが、引かないと言われるレイクの割にはよく引くなぁ。ってレインボーじゃん!レイクかと思ってコソコソファイトしてた自分が引くわ!

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ヤスオと初ブラウン、数年前湖で拾ったミノーで釣ったなかなかのドラマ魚

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結局同じストレッチで釣った仲間は誰一人レイクを手にする事なく解禁日釣行は終了。今年は渋いのかと思いきや、釣る人はしっかり釣っていました。しかも今年は水温が低く、例年よりも大型が接岸している気がすると監視員のおじさんも語ります。情報を集めるとチラホラと上がっている90UPという怪物たち。そんな夢の様なサイズじゃなくてもいい、小さくても良いからどうにかレイクに会いたい。悶々とした日々がスタートしたのでした。

僕は昔から「初めてのイッピキ」に苦労してきた釣り人だったと思います。なかなか釣れず、良型をバラし、初めてイギリスで釣ったパイクは30cmにも満たないサンマの様なパイクでした(その直後ドラマチックに良いのを釣ったのだけど)。そして大阪に住んでいる時、在英中から憧れていた琵琶湖で50upのバスを釣ろうと月に数回、東京勤務になった後も月に1回〜2回は夜行バスなどで琵琶湖に通いましたが、1年半もの間49.5cmを数え切れないぐらい釣りました。「モッてないってやつだな。」そんな矢先初めて釣れた50upは59.5cmだったりして、どっちなのかよく分かりませんでした。

 

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マサの釣ったレイク

 

レイクトラウトもまたその1匹がとても遠いのだなと決意しました。
解禁後の、同じTULALAで元海外組仲間のマサとの釣行ではマサは無事に初レイクをキャッチ。次の釣行でも同行者はレイクやブラウンを無事にキャッチするパターンが続きました。誰が釣っても心から喜んではいます。そうなれない人とはあまり釣りに行かないので(笑)でもやっぱり釣りたい。そして徐々にショータに釣って欲しいなんて空気になってくるともうお手上げ。そういうのに応えるのがめっぽう苦手な僕は、段々と焦ってくるのでした。しかしどこまで行っても相手は自然であり、楽しみがまた先延ばしになっただけだなとリラックス出来たのは、美しい環境と、今の生活を支えてくれる人たちや釣り仲間の存在でした。

 

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どこかスコットランドを思い起こさせる Loch Chuzenji

 

こんな大袈裟な事、釣りをしてなかったら考えもしなかったかもしれない。時には湖畔でパソコンを広げて仕事なんていうノマド(野窓)な荒技をくり出しながら、中禅寺湖レイクトラウト釣行は続きました。いつだってそうしてきただろう?諦めなければドラマは起こるんだと言い聞かせながら。

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つづく

 

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