「ラッキークラフト　ワンダー」
　シンキングペンシルのパイオニア、もう、大っ好きですね、コイツ。
　ワンダーしかなくても何とかやれちゃうが、他にいくら沢山ルアーを持っていってもワンダーが無ければ私の釣りは成立しない、と言っても過言ではない。ワンダー忘れたら、私はもう不安でしょうがないです。
　このルアー、ご存知の方は多くないかもしれませんが、元はといえばバス用ルアー。たしか琵琶湖は湖北のウィードエリアを攻める用、みたいなコンセプトで発売されました。
　今から１０年以上前、湖北に週２で通ってた私は、当然このルアーを発売と同時に入手。その時の印象は「リップねえのかよ？大丈夫か？」「キビキビ動かんなあ、釣れるのか？」「シンキング？ミノーっつったらサスペンドだろ？」ということで、実績も上がらず早々にお蔵入り。
　でしばらくしたら、「シーバスに効く」っていう話を聞くようになりました。その頃はシーバスやっていなかったので、「ふーん、そうなの」と軽く無視してましたが。
　で、シーバスを本格的に始めたころ、最初はバス用ミノーなんかをメインで使ってました。そのころはボウズ当たり前、釣れてもポツポツ程度でしたが、ある時中古でワンダーを入手し、使い始めたところ、その圧倒的な力に一発で一軍ルアー入り。ハチャメチャに釣れました。もう、今まで何やったんや～！て思えるぐらい。
　ワンダーって、バス界では日の目を見ませんでしたが、シーバス界で大活躍したってところが、、俳優としては二流だったが、政治家としては超一流だった故レーガン大統領、という感じですね、例えるなら。そういうとこも好きですね。
　「圧倒的に良く飛ぶ」「派手でなくスレに強いアクション」という特徴は、まさに港湾シーバスに最適です。逆にサーフや磯なんかじゃアピール不足かもしれません。実際、私はサーフの時に限ってはあまり使用しません。もっと派手な動きのルアーを使います。
　基本タダ巻きで、ほとんどがキャストして着水後すぐにリトリーブ。河川の明暗、バチ抜け時、もう年がら年中使ってます。まずはコイツで様子見、まさにパイロットルアーなんですが、そのままワンダーオンリーで終わることもあります。
　基本サイズは８０を使用、バイトがあっても乗らない、て時は６０を使うと一発で乗る、という使い方です。