前回のログで、バイオマスターに組み込んだダイワ·リバティのラインローラーが磨耗した件を上げました。

翌々日…

パーツを注文しに上■屋に行った帰り、伸びまくったカルディバＳＴ－２１の替わりのフックを物色にタッ■ルベリーへ寄り道しました。


フックの会計を済ませ

「いぢくり輪姦すのに丁度好い中古リールは有るかのう？」

ショーケース下のカゴを漁っていると、一つのリールが目に留まりました。

「んをっ!?こ、コレゎっ!!」

現行のラインナップより明らかに小さいツイストバスターを装備した、小型スピニング。

スピンマチックＳ５００Ｔ

【http://p.pic.to/q4pe】

値札を見ると¥420　

その場でsports-lifeにアクセスし、部品の有無を調べると…まだかなりのパーツが出庫ＯＫ♪

頭の中で、手持ちの部材を思い浮かべながら…加工プランを練ること約５分。

「お嬢ちゃん、いっぱいお友達が居るから…ウチに来るかい？クックック···」

『え、私を買ってくれるの？…お友達が居るなら寂しくないから、おじちゃん家に行くぅ』

【http://l.pic.to/7wtxy】


「さあ着いたよ。」

雑誌や食材を買った後て帰宅し、作業机の上でスピンマチックを袋から出します。

『おじちゃん、お友達はドコに居るの？』

「何を言っているんだい？そこに沢山居るぢゃないか(薄笑)」

『え？···キャーッ!!』

【http://l.pic.to/8gkla】

嗚呼…なんと云う事でしょう。

連れて来られた部屋は、男が“気が向いた時にリールをいぢくりまくったりバラバラに分解してしまう”…恐ろしい部屋だったのです!!　

『いやぁっ!!お店に帰るぅ』

「それはダメさ。レジで云われたろう？“中古リールの返品は出来ません”ってね♪」

『おねがい…虐めないで…虐めないで…』

「五月蝿いッ!!お前は大人しく部品取りになれば良いんだッ!!」

『嫌ぁー助けて～ッ!!』



さて…駄話はこれくらいにしてｗｗｗ





取り敢えず採寸してみます。

現行のツイストバスター(ｽﾌﾟﾘﾝﾀｰ～KIX)に使われているローラーは
·直径(大)11.0mm　
·直径(小)8.2mm　
·長さ4.5mm　
·内径6.0mm　
·カラー及びベアリング内径3.0mm　

ほぼ、このサイズのローラーが使用されています。

対してスピンマチックは

·直径(大)8.8mm　
·直径(小)7.0mm　
·長さ5.0mm　
·内径5.0mm　
·カラー内径4.0mm　

…でした。

シマノのアームカム穴は直径10mmなので、リバティのローラーを組む場合…クリアランスを含めて、ツバの裏側を幅0.7mmx深さ0.4mm外周を削る必要がありました。

スピンマチックのローラーを組むに当たって、ベアリングの使用は面倒そうなのでカラーで組むことにしました。

それでも“ローラーを削らずに済む”と云う事は、かなり手順が省けました。

まずはアーム固定軸(ローラーサポート)を“造り”ます。

使用するのはパイプ径4.0mmの“ラジコンエンジン用FUELニップル”です。

【http://r.pic.to/qbls】

内径2.0mmの穴にM3のタップでネジ山を立てます。

素材は真鍮ですが…長さが20mmも有るので、タップを折らないように慎重にカットします。

【http://k.pic.to/2itel】

次にFUELホース差し込み口の段差を削ります。

ドリルに頭をカットしたM3のネジを噛ませてソコにタップ立てしたニップルをねじ込みます。

万力にヤスリを固定し、ドリルを回しながらニップルをヤスリに当てて削って行きます。

【http://l.pic.to/49ntu】

荒削りはヤスリを固定していますが、中削りは細かいヤスリ等を手で持って当てていきます。

仕上げは“ピカール金属磨き”乳液を割り箸に垂らして、その割り箸をヤスリの要領で当ててツルピカにします。


シマノのローラーサポート(固定軸)は先端が二股になっていますので、同様に加工します。

仕上げた状態(対ニップル比較)　

【http://a.pic.to/780f0】

純正パーツ(アーム固定軸)との比較

【http://m.pic.to/4jvvv】

このあと…仮組してはクリアランス調整でアッチを削り、削っちゃ磨き····ﾊｧ(;´д`)ﾊｧ　

スピンマチックのカラーの滑りが気に入らなくなって…取り置きしてあるカセットボンベのバルブ部品からカラーを切り出したり

スペイサーも
·真鍮(解体したリールから)　
·プラスチック(ベアリングに交換したハンドルノブのカラー)　
·セラミック(内径4.0mmのハードガイドのリング)　

等々…多様な小物を組み合わせて試していきます。

【http://q.pic.to/q4pf】

最終的には…切り出したカラーの芯が、0.2mmほどズレている感じだったので···滑りは純正より良かったのですが、泣く泣く純正カラーで組み上げました。　

また、ラインが隙間などから噛み込まないようにアームカムやベール側におれた竿から切り出したカラーを嵌め込んで…エポキシ樹脂で成形したのち適当な色で塗ったりして。

取り敢えず、シマノ０８バイオマスターC3000S·ツイストバスター仕様Var.２。術式終了

【http://i.pic.to/7mqij】



あんまりゴロゴロするようだと···ベアリングで組むプランもあるけど(´·ω·｀){……　

ソレだと、また軸から作り直しだからなぁ…　

タップのM2.5、ベアリング、ネジ等々…買ってこなくちゃならないしね～

(´-ふ-)σ-.~　
使ってみないと解らんね。

ま、リバティのローラーを注文してありますんでｗｗｗ

駄目なようならソッチで組むのもアリ…っちゃ有りかな。