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▼ 夢だけど…夢じゃなかったぁ♪
- ジャンル:車・バイク
部屋のドアを施錠しメット片手にゴツゴツとオフロードブーツの足音を響かせながら階段を降りる。
ポケットから取り出したキーホルダーからメッキが剥げ『kawasaki』と刻印された小さなキーを選び出すと、タンクに隠れたロックを外し、メーターに挟まれた鍵穴に入れ右にひねる。
メットを被りグローブに手を入れ、跨りながら右手でキックアームを起こし左手でFUELを捻ってチョークレバーを押し下げる。
スロットルを気持ち開きながら浮かした右足をキックアームに乗せ、足の重さのみで素早く蹴ること2回。
蹴られた衝撃で柔々と上下した車体は、息を吹き返したエンジンのやや高めの振動に震える。
スロットルを固定されたエンジン回転の鈍くなるタイミングで、左手をタンクの下に差し込みチョークレバーを持ち上げる。
柔らかめのリヤサスに体重を預けながらシートに腰を降ろし数回空噴かしを入れライトスイッチをONにすると、カトンボのような華奢なフォルムには大きめなヘッドライトが6Vの黄色みを帯びた光を目の前に落とした。
左に傾いた車体を起こしながら右に傾け、サイドスタンドを蹴り上げながらクラッチレバーを握りステップに戻した左の爪先でシフトペダルを1ノッチ踏み込む。
スロットルを開きながら馴れた感覚で丁寧にクラッチを繋ぎ、小気味好いエクゾーストに白煙を纏わせながらタコメーターが“8”を通過する感覚で一瞬だけスロットルを戻しながらクラッチをチョンと切りシフトペダルを爪先で持ち上げる。
動作を繰り返す度にスピードメーターの針は頂上を通過し、右下に刻まれた90の数字を越えようとしていた。
『で···何キロ出てたのか解ってるかな?』
「え~と…60…は越えちゃってましたかね?」
狭い車内で椅子に座りながら、机を挟んで対面している男に上目遣いで返答する。
『60…ねぇ。アレかな、何か改造してあるの?』
「いえ、ノーマルですが(苦笑)」
『いや笑い事じゃないよ、あのね?これ見てみ。』
男の差し出した紙片には“97km/h”とプリントされていた。
『認めるね?じゃ、ここに名前…と左の人指し』
「あ、印鑑持ってます」
『じゃ印鑑突いて』
道を下って御用邸前を右に曲がり、登り坂を上ってタイトな左コーナーを過ぎる。
緩やかな下りに6速全開まで加速、次の右コーナーが迫りレバーに乗せた右の人差し指に力を入れた瞬間···
ギリギリ視野の海の見えた左隅に…白いメットを被った紺色の男が椅子に座っていた気が···そして目の前に“止まれ”の旗を突き出しながら路上に飛び出してくる人影。
フロント2.50、リア2.75インチの細いタイヤがロックする寸前までFサスをボトムさせ急制動。
【http://t.pic.to/14xve】
26年前の記憶。
カワサキAR50-A1
また乗ってみたくなりました(笑)
ポケットから取り出したキーホルダーからメッキが剥げ『kawasaki』と刻印された小さなキーを選び出すと、タンクに隠れたロックを外し、メーターに挟まれた鍵穴に入れ右にひねる。
メットを被りグローブに手を入れ、跨りながら右手でキックアームを起こし左手でFUELを捻ってチョークレバーを押し下げる。
スロットルを気持ち開きながら浮かした右足をキックアームに乗せ、足の重さのみで素早く蹴ること2回。
蹴られた衝撃で柔々と上下した車体は、息を吹き返したエンジンのやや高めの振動に震える。
スロットルを固定されたエンジン回転の鈍くなるタイミングで、左手をタンクの下に差し込みチョークレバーを持ち上げる。
柔らかめのリヤサスに体重を預けながらシートに腰を降ろし数回空噴かしを入れライトスイッチをONにすると、カトンボのような華奢なフォルムには大きめなヘッドライトが6Vの黄色みを帯びた光を目の前に落とした。
左に傾いた車体を起こしながら右に傾け、サイドスタンドを蹴り上げながらクラッチレバーを握りステップに戻した左の爪先でシフトペダルを1ノッチ踏み込む。
スロットルを開きながら馴れた感覚で丁寧にクラッチを繋ぎ、小気味好いエクゾーストに白煙を纏わせながらタコメーターが“8”を通過する感覚で一瞬だけスロットルを戻しながらクラッチをチョンと切りシフトペダルを爪先で持ち上げる。
動作を繰り返す度にスピードメーターの針は頂上を通過し、右下に刻まれた90の数字を越えようとしていた。
『で···何キロ出てたのか解ってるかな?』
「え~と…60…は越えちゃってましたかね?」
狭い車内で椅子に座りながら、机を挟んで対面している男に上目遣いで返答する。
『60…ねぇ。アレかな、何か改造してあるの?』
「いえ、ノーマルですが(苦笑)」
『いや笑い事じゃないよ、あのね?これ見てみ。』
男の差し出した紙片には“97km/h”とプリントされていた。
『認めるね?じゃ、ここに名前…と左の人指し』
「あ、印鑑持ってます」
『じゃ印鑑突いて』
道を下って御用邸前を右に曲がり、登り坂を上ってタイトな左コーナーを過ぎる。
緩やかな下りに6速全開まで加速、次の右コーナーが迫りレバーに乗せた右の人差し指に力を入れた瞬間···
ギリギリ視野の海の見えた左隅に…白いメットを被った紺色の男が椅子に座っていた気が···そして目の前に“止まれ”の旗を突き出しながら路上に飛び出してくる人影。
フロント2.50、リア2.75インチの細いタイヤがロックする寸前までFサスをボトムさせ急制動。
【http://t.pic.to/14xve】
26年前の記憶。
カワサキAR50-A1
また乗ってみたくなりました(笑)
- 2012年2月6日
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