おじさんともんのすごいヤツの短いひと時

  • ジャンル:釣行記
それは昨夜のコトじゃった・・

いつものようにおじさんは
「ちょっと投げてみよう」に行ったのじゃ。

時刻は日が明けて1:00過ぎ。
その日も朝から仕事じゃろーに、
つい、いつもの場所へ行ってしもーたそーな。

時間も遅いんで
「一刻もしたら帰ろうかのう」
と、喋りながら投げ始めたそーな。

十も投げたとこだろうか
突然おじさんの竿に微妙なアタリが来た。

おじさんは冷静に感触を確かめて
重さをしっかり感じたところでアワセを入れた。

するとどうじゃろう、
いきなりの強い引きがおじさんを襲ったのじゃった!

「よっしゃ、来たー!」

おじさんはいつもの台詞を叫びながら
いつものように魚とのタイマンに入ったのじゃった。

ところがどっこい、この夜の魚はいつもと違っていた。

「ジジジ!ジジジジジ!!」

最初っからドラグが鳴いているのだ。
引きの強さも重さも格段に強く
竿の曲がりもいつもより激しいのじゃった。

「これは・・今までで一番の引きかもしれん!」

おじさんは数週間前のことを思い出したとな・・

「あの時はドラグ出されて何も出来ずにバレた」

「今回はそうはいかん!絶対に穫るばい!」

暗闇の磯の上、おじさんの孤独な戦いが始まった。

強烈な引きと重さ。
ラインを巻き取るとすぐに出ていく。
そんな一進一退の攻防が数分続いたそーな。

それでも、少しずつ魚は近づいて来た。
まだ姿は見えないが、
水面に出来る波紋をみておじさんは確信した。

「これはデカイ&太い!」

10m程の距離になっただろうか、
あとちょっとで取り込みだ!
おじさんは突然の大暴れやエラ洗いに備えて
ドラグや足元の確認をして体勢を整えた。

すると突然、更に強い引きがやって来た。
それを一生懸命耐えるおじさん。
しかし、それもつかの間

「ぷんっ」

バレてしもーたそーな・・・・

抵抗はあるのでラインブレイクではない。
掛かりが浅かったのか、フックアウト。っつーヤツだ。
巻き上げておじさんはルアーを見て目が点になった。

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そう、フックが折れてしまったそーな・・・

おじさんは力が抜けてしまって
その晩はそのまま帰って寝たそーな・・・・

おじさんともんのすごいヤツの短いひと時
これにて終了〜〜〜


あ〜〜〜〜〜!!悔しかぁ〜〜〜っ!!!!

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