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「 Monster Week 」の終わりに ・・・!!

File No.2011.06.001

Field Date                     03.June.2011
Field Time          02:00 ~ 04:00 
Sea Bass Size        72cm  3.0kg 
Field Place          筑後大堰下流域 筑後川
Field Information      大潮  ↘   (三池)  曇



季節外れの台風2号に伴う雨中及び雨後のこの2週間は

「 Monster 」を狙っていた。

まとまった雨が降り、増水で泥濁り・・・

普通では釣れないと決めつけてしまいがちな状況・・・

以前にも書いたことがあるが・・・

90を超えるランカーは・・・

思いもよらないイレギュラーな「時」や「場所」に居ることが多い。

そうした意味では、「時合」は恐ろしく短時間だったりはするものの

「増水直前」や「増水中」、そして「増水収拾期」自体が

フィールド全体を イレギュラーそのものにしてくれる。


とは言え、狙って獲る「 Monster 」のキャッチは

まさしく「All」or「Nothing」・・・!?

「0」or「1」・・・!?

そして仲間の「さやはる」さんが

この増水を続けている最中に 「 80 」 をキャッチしていた。


 http://chikugoriver.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=13146952


もちろん、この日もフィールドに立っていたが、

残念ながらこちらは「0」・・・(笑)


そしてこの日の次の日から「 Monster 」へのチャレンジが始まる。

フィールドに入ると、ベイトの気配も有明鱸の気配もなく

「ノーカン」なカンジ・・・

水温が3℃以上下がっていたので、とりあえずキャストしてみる。

しかしながら、何も反応はない。


それはいつも突然にくることが多い。

5投目のシンキングペンシルが沖目の流れのヨレに差し掛かった時、

「ゴ~ンッツ・・・!!」と重い衝撃と共に

とんでもない勢いで Hyper Custom 3012H のドラグが鳴り止まない。

指でスプールを押さえるが、止まらない。

もちろんドラグを締めても止まらない。

AR-C S906L のロッドはバットから曲がってビクともしない。

成す術なく、ただただ耐えるのみ・・・!!

一気に下流に50mは走られる。

フックはカルティバ4番・・・?!

しかしながら、口掛りならば、

これだけ抵抗をかければ、水面に浮上してヘッドシャイクするはずだが、

その感覚は伝わってこない。

おそらくスレだが、この走りはそれを差し引いても尋常じゃない・・・!!

そしてヒットポイントはまさしく有明鱸のポイント・・・

そこに草魚や蓮魚といった鯉系大型魚が絶対に居ない流芯の場所・・・

このラインの先にいるのは、有明鱸しか考えられない。

そしてそれは、まさしく10kgオーバーの「 Monster 」・・・!!


「まずい・・・フックがもたない・・・」

そう思いながらも、これ以上ドラグを緩めることもできず・・・

やっと止まったと思った瞬間に「フッ・・・」と抜けた。

一瞬、「ラインブレーク・・・???」と思ったが、フックアウトだった。

「痛恨・・・!?」

何もできなかった・・・

「 完 敗 」

そしてこんな夜は「チャンス」は1回しかない・・・


次の日も、また次の日も通うことになるが・・・

気配はするが、「0」だったり、

AR-C 906 でも再度の「完敗」だったり・・・


「 逃げた魚は大きい 」というが、自分でもそう思う。


しかしながら、

仲間のBlog「東洋式疑似餌釣研究所」「Megaceryle」氏が

ウエダのCPS10フィートにリール3500HDのセッティングで自分と同様、

成す術なく10分以上の格闘での「完敗」・・・

それを知らせるメールには「怪物」の文字・・・。


「必ず獲る・・・!!」

と覚悟を決めて、フィールドインを重ねる。


「 Monster 」が居座っている間は、

不思議とそれ以外の有明鱸からの魚信(バイト)はない。

そして、「 Monster 」が移動すると普通のサイズがキャッチできることが多い。

すなわち、「 Monster 」以外がキャッチできた時、

それは、「 Monster 」が移動したことを示すのである。



そして本日は、10投目のシンキングペンシルに反応があった。

AR-C906にステラSW4000PGから伝わってくる感触は、

残念ながら、「 Monster 」のそれではなかった。





72cm 3.0kgの筑後川の有明鱸




精悍な面構えにシャープな魚体・・・





残念ながら、「 Monster 」ではなかったが、

久しぶりのキャッチであることは間違いない・・・(笑)


ついには「 Monster 」はキャッチできなかった「悔しさ」と

「 Monster Week 」の終焉に、少し「ホッ」とした「安堵感」という

不思議な交錯した感情に包まれながらも、

今、自分の前に横たわる有明鱸に感謝し、丁寧に筑後川へ帰した。


「次の機会を待ち、そして次は必ず狙って獲ろう・・・」と思い

日本の東日本大震災からの一日も早い復興と

本日は何とか一本を授けてくれたフィールドへの感謝を込めて 

筑後川の悠久の流れにて「 一礼 」 をおこない、

ゆっくりと静かにフィールドを後にした。




Tackle
Rod                    Shimano GAME AR-C S906L
Reel                    Shimano 08 Stella SW 4000PG +10 Stella 4000S Spool
PELine                UNITIKA Silver Thread SaltWater-PE 20Lb.(♯1.2 ) 200m
Joint                   Sasame 200-F RedPowerStainSwivel Size10
Shock Leader       Seaguar Premium MAX 30Lbs. Fluoro Carbon
Lure                    SinkingPencil 
 

 

 
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