先日、高校時代の野球部の恩師と食事をする機会が有った。

この恩師の前では今でも直立不動になって背筋をピンッと伸ばしてしまいます。

僕の高校は公立高校ながら強豪校で練習が厳しいのが有名で、毎年50人近く1年生が入ってくるが、1学年10人前後しか残らない。

もちろん、鉄拳制裁なんて日常茶飯事！！

僕も殴られた事が無い日を探すのが難しいほど。

そんな監督も昨年で定年退職。体調を壊した事もあって、監督からも身を引いて第2の人生を楽しんでるとのこと。

そして色々話をしていると、衝撃の事実が発覚！！！！

なんと、僕たちが引退した後は、選手に一切手を出したこ事が無いとの事！！！！！

「え～！！！！俺たちは1年間に最低365回は鉄拳をくらってたのに！！！！？？？」

指導上の鉄拳が多かったと思うが、中には理不尽な鉄拳制裁もあった。

それを監督に問いただしたら

「すべて愛のムチ！！ドツイタ俺の方が苦しんじゃ！！」と言っていた。

上げるときりが無いので、ちょっとだけ理不尽な鉄拳制裁の例をあげますと、

①バッター時にラン＆ヒットのサインが出た。セオリーなら右方向（ライト方向）へゴロを打ち最低でもランナーを進める。

しかし、僕は左中間にホームランを打ってしまった。（左方向＆ゴロでは無い！）しかも逆転3ランでこの一打が決勝打になりました。

ダイヤモンドを1周して帰って来た僕を監督がベンチの裏に連れて行き鉄拳制裁！！

だが、試合後の監督インタビューでは「良く打ってくれた！選手が自由に打てるように心がけている」等と言っていた(T_T)野球をしていた友達は多いが、ホームランを打って怒られたのは僕だけ・・・・・。

②練習での至近距離のノックの練習時に、3回連続で体で打球を止めてノックを受けた。監督から「グローブで受けないなら素手で受けろ！！」とグローブを外されてノックを受けた。

必死に体でノックを止めた。全部止めて見せた！！監督の呼ばれ「しっかりグローブで捕らんか―!!!」と強烈な右ストレートを喰らった・・・・・・・・。

③これは僕の話でないが、内野のレギュラーが1時間以上ノックを受けていた。もうヘトヘトで僕自身も限界に来ていた。みんな半分泣きながらノックを受けていた。監督がショートの同期に「わしにシバかれて終わるか、まだ頑張るかどっちや！！！」と

そしたら、ショートが泣きながら「自分をシバいてください！！」と叫んだ。

内野一同が「良く言った！！！これで終われる。」と心の中で思った。

案の定、ショートはしっかりとシバかれた・・・・・・・・。でもノックはそれから更に1時間以上続いた・・・・・・。全員が動けなくなり終わった。ショートはシバかれ損だった・・・・・・・。

④練習試合でエラーをした。続けてまたエラーをした。ベンチ裏で鉄拳を喰らった後に、攻撃時は監督の横で正座をしながら試合に出た。翌日、選抜甲子園のゲスト解説に出ていた監督は「高校生にエラーはつきものですから！！指導者はその辺を考えてあげてノビノビとプレーをさせるのが大切」みたいな事をほざいていた！テレビに突っ込んだ！！

この辺を恩師に言っても「愛のムチ！！」だそうです(^.^)

でもそん恩師を尊敬してるんですよね(^^♪

なんでやろ？？？？