串本のポテンシャル後編 2011

人は忘れる動物である




しかし釣りを長くやっていると
忘れられない体験が数多積み重なっていく



初めて釣った魚
終わりの見えない爆釣
極限状態での1匹



なかでも忘れたくても忘れられないのが


大物をばらしてしまったこと


まして悠然と去り行く姿を見せつけられてしまった時などは…
















本州最南端、和歌山県の串本


黒潮の恩恵で年間を通じて水温が高く
さまざまな魚種が
しかも大物が湾内でも狙うことができる
近畿地方屈指の好フィールド


昔ほどは釣れなくなったと言われるが
いまだポテンシャルは高い次元のまま健在している





ちょうど一年前
忘れられない体験をこの地でしてしまった





Gulp!のベビーサーディンに
なぜか食ってきた巨大ヒラメ



こちらをパニックに陥らせるほどの荒々しさを見せ
だましすかしながら、わずかに手繰ったラインを
あざ笑うかのように
暴力的にドラグを引きずり出してその何倍も離れていく


主導権は常にヤツの側に

できることといえばメバル用のジグヘッドが伸びない程度の
ファイトと呼ぶのもおこがましいわずかな抵抗だけ


10分ほど経っただろうか
手に伝わるフックポイントのズレ
タイミングを計ったかのようなヤツの突っ込み



瞬時にライトを照らすと何事もなかったかのように
すーっと消えゆくヒラメの姿が…

手元に残ったのは
ぐしゃぐしゃに伸びきったジグヘッドであったモノと
耳をついて離れない暴力的な『ジャーーー』って音だけ





忘れることを許してくれない魚がまたひとつ






一年経った今でも
あのときのことを振り返ってしまう

後悔ではない

何度シミュレーションしても獲れるイメージが湧かない
自分の腕ではあれが限界

ただ獲れなかったことだけがしこりとなって
忘却させてくれない






取り返すしかないんだよ!




そんな思いを込めた串本での2011年の初釣り






こんな抜けるような青空のもと
あれやこれや手を変え品を変え

ヒラメとのコンタクトを求めるも
まったく何も起きず
ただ日が高くなっていくだけ



そんな甘いもんじゃないよな


忘却はつぎの機会に
それまでしこりとつきあおう




竿を納め、青空に向かって眠りについた










『それにしても昨夜のあれは…』













串本のポテンシャルは
こんな感傷的な回想録では
おさまってなかったのです








次回、【串本のポテンシャル2011 前編】に続きます








告知です

2月5、6日大阪フィッシングショーに合わせて
コミュニティ『関西fimo!!!』のオフ会を開催いたします



関西fimo!!!のメンバーではなくても
ご参加は全然OKです


いや!むしろ来ていただきたいです

(イベントトピックスはコミュニティメンバーじゃなくても見れますが、ご参加を希望される場合は、お手数ですが関西fimo!!!にご登録をお願いいたします)


フィッシングショーの熱気が冷め遣らないうちに
さらなる暑苦しさで大阪の夜を萌え上がらせましょう!






以下、ご案内です


イベントトピックス

【2月5日フィッシングショーオフ会】

http://www.fimosw.com/se/kansaifimo/PssUvVnDPj?c=4







会場は「いろはにほへと心斎橋店」です。

http://r.gnavi.co.jp/k025916/


3000円の19時〜22時の飲み放題コースです。

奮ってご参加下さい。


尚、土地勘がない等の方は18時30分〜19時にLOFT心斎橋前に集まって下さい。

直接会場に迎われる方は19時に会場でお会いしましょう。

いろはにほへと心斎橋店地図
http://www.google.co.jp/maps/vt/data=LtgX-e3f8ctI3U5dJtbt7EJ1ZfRneYme,rF8m7Ll0a-yJuWU3uT-70uWd71h4oPzh2z1-eg5MLufIOCeOoaatJCs6oE7lPv-Q8z0ZAozh1ba78y4pet-x1NRRlyqTzoGeQsRIPX7gcEaS_dYeqA




 

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