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前回までの話
「初めてのテッポに感動!メシのボリュームに感動!これぞアメリカ!」
ってとこから。
「ラスベガス見聞録」その3

2日目、 朝3時半起床。
タックル一式を担ぎホテルのメインゲート側に下りる。
そこにはすでに20フィートのバスボートを引張った、黒く巨大なSUVが横付けされていた。
ボートの上にはタックルチェックをしている今日のガイド、BYRON VELVICK(バイロン ヴェルヴィック)がいた。
USオープン・ウォンバスなどのビッグトーナメント優勝の輝かしい経歴を持つトップアングラーである。
挨拶と握手を交わし車に乗りこむ(オレの英語は適当英語だけどなんとか通じている)
まだ暗いハイウエイを巨大なSUVはぶっ飛びのスピードで走る。(実はPOLICECARに警告の青灯まわされたのは秘密)
途中、今日入るレイクミードの状況を聞く。
事前に聞いていた情報通り、好調が続いているという事だった。
ライセンスを購入するため立ち寄ったコンビニでも
「トップウォーターで良く釣れるゼ!」
と他のアングラーと話をしていた。
しかしだいたい昨日は良かった情報には慣れっこなのであまり信用はしない。
ここで朝飯、昼飯も調達するがここでもサンドやらドーナツやらのボリュームに圧倒される。
ミネラルウォーターだけは忘れずにしっかりと買い込んでおく。
まだ薄暗い、野うさぎが横切る道をゆっくりと下っていくと湖が見える。
道はそのまま湖へと入っている。
気がつかなかったのだがすでにそこは巨大なランチングスロープであった。
日本のダム湖などで一台づつしかボートの乗せ下ろしかできないようなスロープか、琵琶湖で利用した地形ををそのまま使ったランチング場所しかみたことがなかったので面食らってしまった。
その広さは野球ができるくらいと思ってもらっていい。
車を切り返すことなんてする必要はない。
水際から一杯にハンドルを切り、半円を描くように大きくターン(車とボートで全長は15mくらいある)して向きが完全に変わったところでバックするだけ。
あっという間にボートは水に浮かぶ。

湖上にでてみると朝の風が気持ちいい。
バイロンのアドバイスどおりまずはトップで様子を見ていく。
数投でバイロンのポッパーに出たがバラす。
その場所は様子見だったのか、一気にバスボートで移動開始。
少し波っ気のある湖面をぶっ飛ばしていく。
久々のこのスピード感!強制的に鼻のなかに空気が過給される。
思わず鼻水が垂れる!
レイクミードは言うまでもなく典型的なリザーバ(人造湖)で、20世紀前半有名なフーバーダムの建設によって誕生した。
琵琶湖の3倍ほどの広大なエリアにはラージマウス、スモール、ストライパー、何種かのキャットフィッシュが棲息する。
バスはもちろんだが今回最も興味があったのが1.8メートル位にもなる淡水スズキとでも言うべきストライパー。
「鱸・・・?」
SUZUKIでもなんでも、これは釣りに行かねばなるまい。
ランカークラスとまで行かなくてもどんな魚であるかぜひ見てみたかったのだ。
というわけで、ストライパーを狙うために用意したシャッド系は密かにフック強化で望んでいるのであった。
レイクミードの周辺は乾燥した砂漠である。
土地の栄養分みたいなものはすべてどこかに行ってしまっているのか目立った草木はほとんどない。
湖水は本当にクリアである。
日本の比較的クリアといわれているレイクでもこの時期になると高水温で水質の悪化が見られるものだがミードではワンド奥でもそれはまったく皆無であった。

バイロンのパターンは急激なブレイクのあるスポットをポッパーのスローポップで釣るというもの。
スローにする事で水深3~5mくらいからバスが食い上がって来るのを待つというのだ。
ピンと来ないものがあったが事実これが釣れるのだ。
先週にはこれで12ポンドが出ているとのこと。
バスがバイトしてくるのはショアより遥かに沖側。
ショアラインにいるようなヤツはだいたい着水直後にバイトするものだがそうではない。
ピーカン、クリヤにもかかわらず確かに食いあがってきているのだ。
キモは超ロングキャストとほっとけ。
この超ロングキャスト、並のロングキャストではないだ。
バイロンのタックルは7フィート以上のWハンドルロッドで、大きめのポッパーをビュンビュンキャストしていく。
このパターン日本の人造湖でも有効かも。
こんな釣り方している人もいないだろうし。なんか眼からうろこであった。
何箇所かをまわり日本仕込のテクニックを駆使し、シャッド、クランク、チューブワームなどでアメリカのバスを釣っていく。

釣れてくるバスはほとんどSKINNY(痩せた)なやつばかりだ。
しかし私にとっては特別な思いのあるアメリカのバス。
本場アメリカのバスを釣ってこそ、スピリットを含めた何たるかが判ろうというものである。
1匹、1匹丁寧にランディングからリリースを行っていく。

太陽からは熱い放射が続き、気温は軽く40℃を越えている。
バスボートで全開で走っていても時折まるでドライヤーのような熱風が吹きつけるという過酷な状況となってきた。
たっぷりと用意したはずのミネラルウォーターもどんどん消費されていく。(なんでも大きいアメリカ、1ガロン(約4リットル)売りのミネラルウォーターをバイロンもがぶ飲みしていた)
バスボートの高機動性を活かして凄まじいばかりのRUN&GUNが始まる。
この時間になるとさすがアメリカの湖、他のボートやジェットスキー、バージなどで結構混雑している。
それを縫う様にバスボートをぶっ飛ばしていく。
はっきり言って恐い。
このとき初めて外人が「HEEE―!!!HAAAA~!!!」ていうのを聞いた・・・
突然、バイロンが
「観光だ!」
と言ってニヤリと笑う。
その時はニヤリの意味が判らなかったのだが、連れて行ってくれた所は・・・
「!!!」
そこは定番の場所なのか、外人のオネーチャンがトップレスで・・・
あんなことをしたり、こんなことをしている。
日本人には少し刺激が・・・(ブブッ!)
これも間違いなくアメリカ。目のやり場に困りながらもしっかりと目に焼き付けるのだったw
外人のオネーチャン(オニーチャンもいたかな・・・)らは口々にののしってくるのをバイロンは軽くいなしながらニヤついている。
風も強まり
「ウインディーサイドだよな」
と思っていると、案の定
「ウインディーサイドに行ってハードベイトの釣りだ!」
とバイロン。
しかしここでも超ロングキャストで狙って行くスタイルは変らない。
朝にも「ハードベイトが楽しいし好きだ」みたいなことを言っていた(と思う)だけに確かにうまい。
ポンポンとバスを獲っていく。
でもあんたなんか自分だけ楽しんでないか・・・
週末だけに相変わらずジェットスキーはショア近くを走りまわり、バイロンも「Very Noizy」と困り顔。
バスはもう結構釣った。

「ストライパーはどこじゃー」と意気込みバイロンに聞いてみたら、
「ありゃ20mラインくらいでアラバマリグ(傘の骨みたいなヤツ)で釣るんじゃ」
と言われ(と思う)唖然。
結局、最後の最後までバイロンはガイドに徹し、できるだけ多くバスを釣らせてくれようとがんばってくれた。
しかしただの釣り好きという気がしないでもなかった。
バスはやっぱりバスだったし、言葉が通じないがバスアングラーもやっぱりバスアングラーだったのは嬉しかった。
バイロンは日本語は「ボーズ」しかしゃべれないのだが、アメリカ人らしい明るさにすっかり打ち解け、かなり適当な英語ながら冗談混じりに非常に楽しい時間を過ごすことができた。
帰りにバイロンの家に寄らせてもらいアメリカの一般家庭の生活感というのも感じることができ、大満足のレイクミードであった。
(唯一心残りだったのはストライパーが影も形も見えなかった事ぐらい)
ホテルに帰ると日焼けと脱水気味でガックリとくる。
しかし早めにホテルのビュッフェに行って食事をとる。(時間がずれると大変なのだ)
アメリカンなシャワーとまたも格闘しそのまま泥の様に眠った。
その4に続く
「初めてのテッポに感動!メシのボリュームに感動!これぞアメリカ!」
ってとこから。
「ラスベガス見聞録」その3

2日目、 朝3時半起床。
タックル一式を担ぎホテルのメインゲート側に下りる。
そこにはすでに20フィートのバスボートを引張った、黒く巨大なSUVが横付けされていた。
ボートの上にはタックルチェックをしている今日のガイド、BYRON VELVICK(バイロン ヴェルヴィック)がいた。
USオープン・ウォンバスなどのビッグトーナメント優勝の輝かしい経歴を持つトップアングラーである。
挨拶と握手を交わし車に乗りこむ(オレの英語は適当英語だけどなんとか通じている)
まだ暗いハイウエイを巨大なSUVはぶっ飛びのスピードで走る。(実はPOLICECARに警告の青灯まわされたのは秘密)
途中、今日入るレイクミードの状況を聞く。
事前に聞いていた情報通り、好調が続いているという事だった。
ライセンスを購入するため立ち寄ったコンビニでも
「トップウォーターで良く釣れるゼ!」
と他のアングラーと話をしていた。
しかしだいたい昨日は良かった情報には慣れっこなのであまり信用はしない。
ここで朝飯、昼飯も調達するがここでもサンドやらドーナツやらのボリュームに圧倒される。
ミネラルウォーターだけは忘れずにしっかりと買い込んでおく。
まだ薄暗い、野うさぎが横切る道をゆっくりと下っていくと湖が見える。
道はそのまま湖へと入っている。
気がつかなかったのだがすでにそこは巨大なランチングスロープであった。
日本のダム湖などで一台づつしかボートの乗せ下ろしかできないようなスロープか、琵琶湖で利用した地形ををそのまま使ったランチング場所しかみたことがなかったので面食らってしまった。
その広さは野球ができるくらいと思ってもらっていい。
車を切り返すことなんてする必要はない。
水際から一杯にハンドルを切り、半円を描くように大きくターン(車とボートで全長は15mくらいある)して向きが完全に変わったところでバックするだけ。
あっという間にボートは水に浮かぶ。

湖上にでてみると朝の風が気持ちいい。
バイロンのアドバイスどおりまずはトップで様子を見ていく。
数投でバイロンのポッパーに出たがバラす。
その場所は様子見だったのか、一気にバスボートで移動開始。
少し波っ気のある湖面をぶっ飛ばしていく。
久々のこのスピード感!強制的に鼻のなかに空気が過給される。
思わず鼻水が垂れる!
レイクミードは言うまでもなく典型的なリザーバ(人造湖)で、20世紀前半有名なフーバーダムの建設によって誕生した。
琵琶湖の3倍ほどの広大なエリアにはラージマウス、スモール、ストライパー、何種かのキャットフィッシュが棲息する。
バスはもちろんだが今回最も興味があったのが1.8メートル位にもなる淡水スズキとでも言うべきストライパー。
「鱸・・・?」
SUZUKIでもなんでも、これは釣りに行かねばなるまい。
ランカークラスとまで行かなくてもどんな魚であるかぜひ見てみたかったのだ。
というわけで、ストライパーを狙うために用意したシャッド系は密かにフック強化で望んでいるのであった。
レイクミードの周辺は乾燥した砂漠である。
土地の栄養分みたいなものはすべてどこかに行ってしまっているのか目立った草木はほとんどない。
湖水は本当にクリアである。
日本の比較的クリアといわれているレイクでもこの時期になると高水温で水質の悪化が見られるものだがミードではワンド奥でもそれはまったく皆無であった。

バイロンのパターンは急激なブレイクのあるスポットをポッパーのスローポップで釣るというもの。
スローにする事で水深3~5mくらいからバスが食い上がって来るのを待つというのだ。
ピンと来ないものがあったが事実これが釣れるのだ。
先週にはこれで12ポンドが出ているとのこと。
バスがバイトしてくるのはショアより遥かに沖側。
ショアラインにいるようなヤツはだいたい着水直後にバイトするものだがそうではない。
ピーカン、クリヤにもかかわらず確かに食いあがってきているのだ。
キモは超ロングキャストとほっとけ。
この超ロングキャスト、並のロングキャストではないだ。
バイロンのタックルは7フィート以上のWハンドルロッドで、大きめのポッパーをビュンビュンキャストしていく。
このパターン日本の人造湖でも有効かも。
こんな釣り方している人もいないだろうし。なんか眼からうろこであった。
何箇所かをまわり日本仕込のテクニックを駆使し、シャッド、クランク、チューブワームなどでアメリカのバスを釣っていく。

釣れてくるバスはほとんどSKINNY(痩せた)なやつばかりだ。
しかし私にとっては特別な思いのあるアメリカのバス。
本場アメリカのバスを釣ってこそ、スピリットを含めた何たるかが判ろうというものである。
1匹、1匹丁寧にランディングからリリースを行っていく。

太陽からは熱い放射が続き、気温は軽く40℃を越えている。
バスボートで全開で走っていても時折まるでドライヤーのような熱風が吹きつけるという過酷な状況となってきた。
たっぷりと用意したはずのミネラルウォーターもどんどん消費されていく。(なんでも大きいアメリカ、1ガロン(約4リットル)売りのミネラルウォーターをバイロンもがぶ飲みしていた)
バスボートの高機動性を活かして凄まじいばかりのRUN&GUNが始まる。
この時間になるとさすがアメリカの湖、他のボートやジェットスキー、バージなどで結構混雑している。
それを縫う様にバスボートをぶっ飛ばしていく。
はっきり言って恐い。
このとき初めて外人が「HEEE―!!!HAAAA~!!!」ていうのを聞いた・・・
突然、バイロンが
「観光だ!」
と言ってニヤリと笑う。
その時はニヤリの意味が判らなかったのだが、連れて行ってくれた所は・・・
「!!!」
そこは定番の場所なのか、外人のオネーチャンがトップレスで・・・
あんなことをしたり、こんなことをしている。
日本人には少し刺激が・・・(ブブッ!)
これも間違いなくアメリカ。目のやり場に困りながらもしっかりと目に焼き付けるのだったw
外人のオネーチャン(オニーチャンもいたかな・・・)らは口々にののしってくるのをバイロンは軽くいなしながらニヤついている。
風も強まり
「ウインディーサイドだよな」
と思っていると、案の定
「ウインディーサイドに行ってハードベイトの釣りだ!」
とバイロン。
しかしここでも超ロングキャストで狙って行くスタイルは変らない。
朝にも「ハードベイトが楽しいし好きだ」みたいなことを言っていた(と思う)だけに確かにうまい。
ポンポンとバスを獲っていく。
でもあんたなんか自分だけ楽しんでないか・・・
週末だけに相変わらずジェットスキーはショア近くを走りまわり、バイロンも「Very Noizy」と困り顔。
バスはもう結構釣った。

「ストライパーはどこじゃー」と意気込みバイロンに聞いてみたら、
「ありゃ20mラインくらいでアラバマリグ(傘の骨みたいなヤツ)で釣るんじゃ」
と言われ(と思う)唖然。
結局、最後の最後までバイロンはガイドに徹し、できるだけ多くバスを釣らせてくれようとがんばってくれた。
しかしただの釣り好きという気がしないでもなかった。
バスはやっぱりバスだったし、言葉が通じないがバスアングラーもやっぱりバスアングラーだったのは嬉しかった。
バイロンは日本語は「ボーズ」しかしゃべれないのだが、アメリカ人らしい明るさにすっかり打ち解け、かなり適当な英語ながら冗談混じりに非常に楽しい時間を過ごすことができた。
帰りにバイロンの家に寄らせてもらいアメリカの一般家庭の生活感というのも感じることができ、大満足のレイクミードであった。
(唯一心残りだったのはストライパーが影も形も見えなかった事ぐらい)
ホテルに帰ると日焼けと脱水気味でガックリとくる。
しかし早めにホテルのビュッフェに行って食事をとる。(時間がずれると大変なのだ)
アメリカンなシャワーとまたも格闘しそのまま泥の様に眠った。
その4に続く
- 2012年12月27日
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