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高知アカメ遠征(9月、10月)

  • ジャンル:釣行記
初めてのアカメが釣れたまでのちょっとしたストーリー。




子供の頃、川の主釣り?海の主釣り?だったかどちらかは覚えではいないがゲームソフトがありました。



たくさんのステージの主を釣り上げていくゲームです。


小学三年生くらいに頃にそのゲームをしたような記憶があります


すべての主を釣り上げると、突然BGMが緊迫したようなBGMに変わり 最後の主が現れる。


それがゲーム内の家、真横の川という。


その正体がアカメ。



釣り上げるのにとても苦労したのを覚えてます。



それから私も大きくなり、バスを始め シーバスアングラーになりました。


シーバス13年生くらいです



とにかく自分が熱中してシーバスをしていた時期はとても広島は盛り上がっていて、毎晩90cmやランカーオーバーが乱舞していました。


そんなこんなで近年、広島のシーバスは衰退し サイズこそ小ぶりになり ベイトに悩み 少しずつモチベーションが下がっていきました。



そんなこんなで急に昔のその主釣りゲームの記憶が蘇り、アカメを思い出します。


子供の頃、そのゲームのラスボスがアカメで 目が赤く光り 美しいフォルムに魅了されてアカメの絵を書いていたのを覚えてます。



そしてネットでアカメを検索してみると

知り合いのブログに辿り着きました。

その方は 名人 というネームで

過去、凄腕にもたくさん優勝していた方です。


とにかくでかいシーバスを釣りまくってました。

僕自身、何度か釣り場でお会いしたことはありますが
そこまで深い付き合いではありませんでした


広島シーバス界のカリスマ的で、近寄り難い印象でした




名人さんのブログを見ると でっかいアカメを沢山釣り上げてる様子でやっぱこの人すごいなぁ。とひたすらブログに釘付けになりました。

そして自分も  


でっかいアカメ釣りたい。


そう思うようになりました。


片道3時間。

とてもじゃないけど通いは無理です。



モヤモヤしていると松山に出張の仕事が来ました


これなら行けるかも!



甘かったです。(笑)


松山からでも2時間。




それでも週3くらいで仕事終わりに高知へ行きました。



朝が早い仕事なので できても2時間。


そんな限られた中で自分なりにたくさんのフィールドを見て廻りました


最初は高知入りしたてはキラキラして見えました

何処行っても全てが初めてで、新鮮でした。


シーバス歴も長いし、自分は開拓心がかなりあったほうなので

すぐにアカメが釣れるのではないかと少し自身がありました。


甘かったです。



その自信は見事に挫かれ、釣れない日々を送る日々でした。



私が始めたのは6月。


ネットではかなりのアカメが上がっており、それが更に自信を無くし 今までの自分の釣りを否定されたようでかなり凹みました。





苦戦を強いられている僕をツイッターで見てか、名人さんから高知へ行くから案内してあげるとのこと。

めちゃくちゃ嬉しかった。

だが、やはり負けた気もしました。



お言葉に甘えました



土砂降りの雨の中、名人さんは竿も全然振ることなく僕に色んな場所の釣れかた、地形、シーズナルパターンなど
たくさん教えてくれました。


しかし、自分のセンスがやはりないのか

気持ちにお答えすることができず、釣れませんでした。


最後に案内してくれた場所では


この時刻にアカメが来る。集中して投げてと



私はなんのことかさっぱりでしたがその時刻が近づき
あれやこれややり方を変えながら巻いているとピックアップした直後に、、、


フワァ~   モワ~ン

大きな尻尾、水面の波紋を残し反転していく魚


これは、、、



すぐにピッチングで近くに投げ、巻くと



バンッ!!!



すごい音でした


アカメはピラルク同様に 水中の空気を割るような音をだす事ができる魚らしいです



大きく口を開けてルアーを吸い込もうとしたのですが、惜しくも掛からず


それから仕事を終えて週3で
通いましたが
時期も進み、状況は次第に悪くなる一方でした。

 


出張も終わり、時間ができたので1週間ほどの滞在を予定し、色んな場所を毎日チェックし、エントリーしましたが
一度目は敗北。


一度広島へ仕事を済ますべく帰路しました



そして再度1週間滞在プランで高知へ。



前回見て回った感じでなんとなくベイトの動きなどが分かってきていたので今回こそと意気込んでました。

しかし一ヶ月もあけるとやはり目まぐるしく変わり
また再度 探索から始まることに。



遠征はここが非常に難しいとこだと思い知りました


それでも弾丸釣行で釣って帰る名人さんはやはり凄いと再認識しました




僕も広島シーバスをやり込んだ端くれ。
なんとしても釣りたい


遠征4日目



なんとなく掴みかけてきたベイトの動き


自分が思うタイミングで先行者もおらず エントリーできた。


さすがにあれだけネットで上がっていたアカメ釣果も一段落ついた9月某日。



上げの押しが効いてきたタイミングで猛烈なシーバスアタック。


そして流れは次第に緩やかに。


今日もだめか。

諦めかけ、最後マサウオに変更し明暗の明にキャスト

ダラダラの流れなので広島のように角度が付けれない釣り

自分自身も明暗ツラツラ付近に立ち込み、無理やり境界線を通すイメージで

暗がりにルアーが差し込んだ瞬間




ガチッ!!


ギューーーー!!ドラグが鳴る。

DEPSのHUGE CUSTOM 64Rが綺麗に曲がる。



ガバッバッバッバッ!!!!


何とも言えないシーバスとは違う重たいエラ洗いの音。



ついに来た。


そう確信した。



トルクはあるがMAXカルコンのドラグを締め込んでいたのでなんとか寄ってきている。


2度目のエラ洗いで140lbフロロなので視認ができた。


口の中にラインが入っている。


丸呑みか?



ブラックバスの経験もあり

丸呑みはかなりラインブレイクになることを知っていた



それにあのトルクと重さでエラ洗いだ


100lbでも舐めてかかると瞬殺だろう。



ドラグを弱め、慎重にやり取りする


次第に横たわり始め寄せにかかることに


明暗に照らされる赤い瞳を確認した瞬間

なぜか緊張し始める(笑)



グリップを準備し、口に掛ける



 


やった。 遂に手にした憧れのアカメ。


やはり丸呑みだった。


84センチ

決して大きくはないが
苦労したのでかなり嬉しかった。
すぐに名人さんに報告

おめでとう!

やりました。涙





それからもう少し期間が余っていたのでアカメを追い求めることに

そういやそろそろあの辺がいいかもよーと名人さんが

名人さんのお言葉通り、行ってみることに



しばらく水面を見つめていると


ザザー…   バッコーン!


とんでもない水柱が上がる。


これはもしや

すぐさま支度し、エントリーしてみる



どうやら逃げているのはボラ

しかも60cmクラスの。


時折、近くにいるボラや 流れのヨレについているボラが不穏な動きを始めると


またしても  ドッパーン!


いややばすぎる。(笑)


なぜか緊張する




しかし   釣れない(笑)


難しい。 なにが正解かもわからず
スラスイ250やマグナムミノー
ギラギラコウゲキ 300ミリスイムベイト
時にはあえてジョイクロ178 
中型ミノー

リアクションやナチュラル 色々試す。

地合いはほんの1時間少々であたりは静かになり始める  


これならばと自分が6月 アカメ始めの頃散々チェックを入れていた箇所を見てみることに


同じ光景が広がっていた。


この二箇所を重点的に残り少ない日数
組み立てたが

タイムアップ


三日間翻弄されました



それから広島にいても その時の光景が凄すぎてずっとモヤモヤしていた


早く行きたい。


一ヶ月の時が起ち、再度高知へ。

10月。


一発目から前回のボラボイルの場所へ向かう


到着して前回のタイミングでバッチリエントリー




シーン。



えぇぇ。
まじか。


なにが正解かもわからず

また彷徨う



三日目

やはり捨てきれない光景


タイミングを変えながら入っていた。


するとボラが騒ぎ出す


タイミングが変わっていたみたいだ。



焦らず支度をし、スラスイ250を
ゆっくり見してみる。


足元にルアーが来た瞬間


ズンッ。


食った!!!

重量感はあるが、すぐにずり揚げに成功する。

暗闇であまり視認できないが上がった魚を見て
アカメだ!!

近くによると

んっ? あれ

いや違うわ。

え、なに。 ヒラスズキかこれ?

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92cm 10kg ヒラスズキ釣れる。(笑)



高知すげー。


大きい外道 外道に変わりはないが

初ヒラが10kgは痺れた(笑)



そしてなによりこの大きなヒラでも速攻抜き上げたタックルも凄い。(笑)

タックルはDEPS
H3N HUGE CUSTOM62F
22カルコンXG。
ラインはPE5号 オーシャレコード150lb
瞬殺。苦笑



蘇生を行い リリース。


仕切り直して3投目だった。


スラスイ250


足元まで巻いていると、



ガチンッ!!!

ギュイーーーーーーーーーーン!!!




ザザァァーーーーー!!!!

掛けた魚にビビり、一面にいるボラが大暴れ。


これは遂に待ち焦がれたやばいのを掛けたかもしれない。


一気に15メーターくらい走られる
一息ついたと思ったらまた走る。

30メーターくらい走られたかもしれない。


止まったので焦らずゆっくりリフトしていく
かなりの重量感。

これは間違いなくメーターはありそうだ


じわじわ寄ってくる魚

そして15メーターくらいまできた


ゴボォォ!!!

ジリジリジリ、、

とんでもなく意味不明な波紋と水柱を立てまたしてもラン。


それを何度繰り返したか


次第に動きにキレがなくなり始める

ファイト10分。



リーダーの結び目が見える!

魚を確認したい。
ライトを照らす


キラリと映る赤い瞳

アカメだ。

しかもでかい

ここにきてかなり緊張が増す


ライトを嫌ったのかまたしても意味不明な波紋を立てラン。


しかし最初よりは明らかにキレがない


ルアー位置も確認できた

丸呑みではないので強気に寄せにかかってみる


何処を見回してもガシャガシャなガレだらけ。

下手するとずり上げはラインブレイクに繋がるかも。


自分から入っていき


掴んだ!!!!!
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掛かりが危なかった。
強引にやっているとフックがやられていただろう。
しかし伸びていなかった




 
旧フィーモメジャー振り切り。

やった。


今までの苦労からか、空を見上げた


月明かりに照らされ、光る赤い瞳

長いこと魚釣りをしてこれほど感動したことはないだろう。


間違いなく、釣り人生一番の思い出。

支えてくれた名人さん、ほんと感謝だった。


やりましたよ 俺。

遠征アカメはすぐ釣れる人もいれば、なかなかうまくいかない人もいるでしょう。

しかし、苦労すればするほど感動は大きいです。

なかなか簡単には釣れない魚

それがアカメの魅力であり、神秘的な魚です


この感動を多くの人に味わっていただきたい。

先人の地元アングラーさんが大事に保護してきたアカメ

未来に残るように、アングラーとして大事にしていきたいと思います。

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