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タングステンウエイトを極める! 296/365

  • ジャンル:日記/一般
先日、嶋田さんと打ち合わせしている時に、







嶋田)「最近のエクスセンスブログ、






ちょっと手抜きしてませんか?」、、、と。。。








な、、、なんということを!((((;゚Д゚)))))))








手抜きなんて!







全くしてませんよ:(;゙゚'ω゚'):








た…多分…(^^;;








ただ、290日も毎日何かしらの情報を書いていると、







さすがに話せる内容は無くなってきて、








これ以上話すと、








特許的な内容や、








設計のノウハウといった、








会社員がブログに書いちゃマズイでしょ!








という領域に踏み込んでしまいそうで、








なかなか書けないんですよね(滝汗








そうやって、気付くとハード面に関する話題が







少なくなりがちだったのは確かかも(^^;;







と、言うわけで今日は久々に







ルアーに関する話題をご紹介させて頂きます(^^)












それは、このAR-C重心移動システムに採用されている、







タングステンウェイトについて♪









タングステンって、








メタルジグなんかにも使われているので、








なんとなく重たい金属、という理解をされている方も








いらっしゃるかもしれませんね(^^)









そんなアナタ!









正解です♪









タングステンはただでさえ重たい鉛に比べて、








約1.7倍重たい金属です。









純鉛の比重が11.3に対して、








純タングステンの比重は19.3ですからね!









パッと見倍近い差が有ります♪









このタングステン、









メタルジグの販売価格から想定出来ますが、









鉛に比べて、








金属材料としての流通量が少なく、









価格が高いのも特徴です(>_<)








なのになぜ、エクスセンスルアーの多くが、









このタングステンを拘って採用しているか?








そこが今日の話題の入口でして(^^;;








またまた、遠回りをしてしまいましたm(_ _)m








タングステンは比重が高く、重たいから、








同じ体積で成形すれば、








当たり前ですが、タングステンウェイトの方が








鉛ウエイトに比べて重たいウエイトを作る事が出来ます♪








この視点を、ウエイトの大きさに変えて考えると、








同じ大きさで重たくできるのなら、








同じ重さなら、より小さな体積に出来ますよね?








ここからが重要なんです!!









ウエイトが小さくできるということは、








さらなる低重心化が可能になったり、








さらなる重心移動率の変化を








容易に作り出せたりするので、








飛んだり泳いだりするルアーの設計には








すこぶる具合がいいんですね♪








でもここまでは、まだ当たり前な一般論。









ココからがエクスセンスこだわりのポイント!







実は、エクスセンスルアーは、









同じ11.5gのウエイトを作り出すのに、









二種類の方法を使い分けているんです♪








ちょっと良くわかんない表現ですよね(^^;;








ここからは写真を交えながら、








詳しくご説明させていただきますね(^^)








まず、普通にタングステンバーとして、








タングステンの塊を成形したウエイトのパターン。












こんな感じです。








シャフトの質量が約0.3gでしたので








ウエイトの質量は約11.5gです。









例えばアサシン140mmなんかは、









こんな感じのタングステンの塊が









AR-C重心移動に使用されています。








しかし、実は同じアサシンでも129mmは








ちょっと違って、















こんな感じのイメージ♪









細かな輪切りのタングステンウェイトを積層して、









同じ11.5gを、目指して調整。








※実際のアサシン129mmに入っている
タングステンウエイトの総数この例とは少し異なります。








こちらも同じシャフトを使用していますから、









ウエイトの総量は約11.3g。









タングステンバーの11.5gと比べると、









0.2g軽いですよね。








まず、一つ目の注目ポイントはこの重さの差を








それぞれのウエイトの組み合わせで、








細かく微調整できる点。








ちなみに今回例示したウエイトはどちらもφ6.0で、








断面直径はおんなじ♪







この組み合わせを開発している過程で、








色々変えて試しながら、








求めるルアーを実現するためには、








何グラムのウエイトをどう組み合わせるのが良いのか?








0.1g単位で調整しながら








試していますね(^^)








でも、まだこれだけじゃないんですね〜♪









更にエクスセンスな境地に至る上で、









ご注目頂きたいのが、








ウエイトの長さ!







先ほど約11.3gだった、







小さなタングステンウエイトの集合体は












長さが約23.6mm。








これに対して、塊に成形してある、








約11.5gのタングステンバーの長さは














約23.1mm。







その差は5mm!









この例だと、重たい方が短い!!







直径は前述の通りら同径ですから、








単純にウエイトの形態や、隙間の差で生まれた、








塊ならではの特性です♪








ここなんです。







エクスセンスルアー、








特にミノーがタングステンウェイトの使い方を








一つ一つ使い分けている理由が。







わずかな差のウエイト質量を調整しながら、








更にウエイト長さも調整を組み合わせることで、









飛んで泳ぐミノーを作る。









あ〜!







これが今日お話しできる限界です。゚(゚´Д`゚)゚。








これ以上を知りたい場合は、








シマノにご入社頂いて、








私と一緒にルアー開発して頂くしか、、、(~_~;)








でも、実際本当に








ただのウエイト、されどウエイト!








ただのタングステン、されどタングステン!!








そんな感じでウエイトセッティングを








考えているのがエクスセンスの








AR-C重心移動システムを、搭載したルアーなんです♪








ぜひ、次回のご釣行時は、








AR-C重心移動のウエイトの動きやバランスを







意識しながら投げて見て下さいm(__)m







実は一つ一つのモデルで、







少しずつ味付けがこたなる事を








ご体感できるかもしれませんよ?(^^)

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