○○の秋

  • ジャンル:釣行記
秋は『シーバス☆ハイシーズン』らしい。
 
へたっぴな私でも釣れちゃう、素敵な季節、らしい。
 
夏場は海を離れ、渓流に専念していたから
確かにそろそろシーバスさんが恋しい。
 
さて、本当に私にも釣れるか?
 
なんせ、最後にシーバスを釣ったのは6月のこと。
 
シーバスの引きなんて、すっかり忘れちゃったし・・・。
 
 
 
9/18
 
ちょっと様子を見に行こう、と半年振りの干潟へ。
 
有難きエイよけの浅川先生先導のもと、ちゃぷちゃぷと。
 
水深が膝くらいまでは、水の抵抗が強くて歩きにくいのだけれど
それを越えると、浮力も相まって途端に楽になる。
 
渓流でもずっとウェーダーを履いて歩いていたけれど
暗闇の水中を進むこの感じは、また別世界。
 
秋とは言え、まだ海水は温く、風も生暖かい。
 
歩いていると汗だくになる。
 
それでも、この静けさの中、水との一体感は
形容しがたいほどに心地良い。
 
見上げると、中空に半月。
 
薄明かりに照らされる水面は彼方で闇に溶けている。
 
 
生憎、サカナからの反応は乏しいけれど
干潟をひたすらに歩いて、打って。
 
それだけでも、何だか楽しく、嬉しい。
 
所々に現れる、浮き輪が必要そうな手強い水深をかわして
私でも歩ける最適なルートを探ってくれる先生。
 
海苔棚などの目印があるとはいえ、超絶方向音痴な私には
広大な干潟地図を克明に記憶しているその頭脳が不思議でならない。
 
GPSでデータを取ったら、面白いだろうなぁ。
 
 
沈しかけながら歩き回り、海苔棚近くでようやくHITするも
エラ洗いでバラしてしまい、GETならず(´・ω・`)
 
先生はノーバイトというシブい結果に。
 
まだ少し早いかなぁ、ということでお散歩終了。

 
 
9/21
 
台風一過の週末。
 
これまた久しぶりなボートシーバス。
 
浅川さんと西村さんというウエダ組と木更津へ。
 
初めましてな西村さん。
 
有名な方なれど、割と最近まで「トラウトの人」だと思っていた私。
 
釣りビジョンの番組でしか、存じ上げなかったもので・・・。
 
実は、これまで浅川さんを通じて、何度かご一緒する機会があったのに
強風で中止になったりと、なかなか実現しなかったのだ。
 
今までお会いしてきたプロと名の付く釣り人さんは、同年代の方が多くて
割と気安くお話しさせて頂いたけれど、今回はさすがにちょっと緊張。
 
でも、お会いしてみたら、予想以上に気さくで優しい方で安心。
 
早々にいつもの図太さを取り戻す私。
 
固くなっていたら、釣りを楽しめないものね。
 
西村さんの旧くからのご友人・Oさんの船で、いざ出撃。
 
 
台風直後の割には、濁りもゴミも想像した程には酷くない。
 
その上、どこに行ってもベイトだらけ。
 
断続的に鳥山も見られる。
 
ところが、肝心のシーバスさんがお留守。
 
ちぃともバイトがないんである。
 
久しぶりにシーバスさんに会いたいのになぁ。
 
 
『薄作りを食べよう』と包丁やら薬味やらを持参して下さった西村さん。
 
しかも、コンビニで買ったランチを車の中に忘れてきた、とあって
釣りは次第に「ランチ狩り」の様相を呈することに・・・。
 
でも、相変わらずサカナっ気は薄い。
 
 
鳥山を追いかけて、正午を過ぎること1時間。
 
ようやく浅川さんにHIT。


 
あれ、この顔は・・・
 
続けて、私にも。
 

 
勿論今日も完全防備

恐れ多くも、西村さんがタモを持って下さって
 
ランチ、GETだ~!


 
AVION 90FにHITしたイナダさん
 
ベイトと鳥の数の割に、イナダの群れは小さかったのか
アタリが続かなかったので、早速西村さんが捌き、皆で


『いただきま~す!!』
 
浅川さんが目を傷めながら用意した紅葉おろし、
そしてポン酢がベストマッチ。


 
脂は今一つだから、いっそさっぱり頂いちゃうのもアリですよね。
 
 
残念ながら、この後もオサカナたちはツレないままで
シーバスを1本バラし(また・・・)、終了。
 
4人でイナダ2本って・・・えぐえぐ。
 
爆釣の秋、いずこ!?
 
 
『さっさと帰って、旨いモノ喰おう』という西村さんのご提案により
一旦帰宅してから、3人で西村さんの庭、西麻布へ。
 
釣り話に興じつつ、お出汁のきいたおでんを堪能。

完全に、食欲の秋な一日。

 
 
釣り人は前向きで、忘れっぽくないと。
え?今日、シーバス釣りなんか行ったっけ!?
ってくらいに。
 
という西村さんの言葉に深く頷くのでありました。
 
 
シーバスさん、いつになったら会えるのかなぁ??
 
 
 

 
 

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