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▼ (北海道2)その釣りに踏み込んだ。
- ジャンル:釣行記
北海道は初めてではない。
おそらくは5回目かと。
しかしながら、いつも仕事で来ているので札幌の町並みくらいしか思い返せず、その映像は同じく仕事でしか行かない名古屋の栄とか、福岡の博多と同じものが浮かぶ。
記憶の中で時間軸を失うと混ざってしまう、そんな地方都市、それのみが北海道の印象。
本当に失礼な話である。
新千歳空港に降り立つ。
少しだけ肌寒い。
そのままレンタカーを借りて移動開始。
運転は友人に任せる。
カーナビがあるので交代でもよいのだが、北海道の運転は少々コツがいるらしく、とりあえず彼に任せてみる。
まあこれも同じく、どの土地に行っても地元民には言われる内容なのだが(笑)
ドライブ中のこの左右二人の感覚と、小物の配置と後部座席にある大量の荷物で、程なくこれが定位置になることを感じ自分のペースで助手席を占拠する。
車窓から見える風景が札幌に行くまでの、いつもの風景であることをやっと思い出し、街の所々に北海道の季節を感じる。
札幌では釣具屋に寄る。
釣具屋というものほど、この時代にローカル色が出る商店はないと思う。
ローカル色以上に各店舗のこだわりや個性を感じることもできる。
これも釣りを始めてから知って驚いたこと。
ネットワークにより、日本どころか世界中で価値観が揃っていくなかで、この魚に合わせるしかない釣りという遊びはいつまでも地域のプライドを無くさない。
俺からすると、
これってどういうものか分かるか?
とか
こんな釣り知ってる?
とか聞かれているようで、そのエリアに踏み込む最初の難関でもある。
友人にいろいろとレクチャーを受けながら必要な物を追加で揃える。
必要な物のほとんどは東京で見たものでもあったが、ラインナップと数の多さに北海道の釣りを感じる。
今回何で勝負していくかはまだ決まっていないので、浅く広くなんでもできるとも言える装備になってしまった。
その後、夕マズメに合わせて彼のお薦めポイントへ。
長距離ドライブが始まる。
今回のエリアとなる積丹半島。
詳しい方は知っているのだろうけれど、このエリアはこの時既に鮭の遡上が終わっているとされた場所でもあった。
事前に聞いていた話によると鮭のハイシーズンには、現代のネット社会の影響もあるのだろうけれど、小さな河口に何百人とアングラーが集まり一斉に竿を振るようで、その殺伐とした状況は釣りを楽しむと言う概念とはかなりかけ離れたものであるらしい。
友人はその状況を嫌い、
釣ること
ではなく、
楽しむこと
を選択した。
そこに今回の旅の景色がある。
だから俺を同行者に選んだのだろう、と考えていた。
釣れなくてもいい、釣りを楽しむ。
それで釣れれば尚更良し。
それだけは共通認識。
釣り場に着く。
ところが先行者が一人もいない。
下見をしながら友人より説明を受ける。
鮭について
川について
釣り方について。
全てが初めてで、それは同じ事を東京で聞くよりも数倍刺激的な内容に聞こえた。
鮭を初めて見ることもできた。
その鮭は体中が白く、泳いでいると言うよりも流れに身を任せて漂っているだけにも見えた。
川を遡上する間、いろんな場所に体を擦ったりしてどんどん鱗がはがれ、皮がめくれダメージを受けていく。
死んだシーバスが白くなっていくのと同じ事だよ。
そう友人が教えてくれた。
本当に命がけなんだ。
そう思った。
そもそも遡上する鮭を狙って河口で釣りをするという事。
そこに他の釣りの公式が当てはまるのか?
東京でシーバスをする場合、パターンがいくつかあってその全てはベイトに基づいたものだ。
シーバスで無くてもそうだ。
青物、根魚、イカ…それらは餌に対していかに口を使わせるかの駆け引き。
それはなんというか、意中の相手をどのようにして食事に誘うか、という話。
対して遡上する鮭。
ベイトを追っていない魚。
それは遡上して交配して死んでいくのみの魚。
こっちも同じように例えるならば、道を歩いている異性に本来と違う目的で声をかける行為に似ている。
・・・似てるのか?(笑)
まあ、今の自分の経験では今回の釣行で鮭を釣るなんてあまりに無謀なことにも思えた。
地元の漁師さんの話では一週間前既に鮭は終わっているらしい。
しかしながら俺への練習も兼ねて夕マズメ少しだけ竿を振ることに。
ルアーはシンプルにスプーンを選択。
投げてみる。
が、
よく分からん(笑)
そもそも海でスプーンを使うこと自体初めてなのだ。
初めての場所で未だ鮭釣りのイメージが掴めていないのに、どう動かすとかどの辺通すとか、無理だ。
イメージを掴めないまま、丸石がじゃりじゃりと並ぶ海岸線で早速スプーンロスト。
波を受けてなのか、底のゴロタに当たっているのか、全くの手探り。
・・・この感覚、覚えがある。
昨年シーバス釣りを始めて感じたこと。
当時はミノーとかペンシルとかバイブレーションとか、何がどう違う物かすら分からなかった。
だから投げて引いても全く釣れる気がしなかったというか、自分が何をしているかも理解できなかった。
まさに今日はそれだ。
せめてショートバイトでもあれば少しは理解できるのだがこの時はノーバイト。
・・・本当に釣れる気がしない(笑)
それでもいい。
釣るための釣りに来たのではないのだから。
北海道まで来て砂利のサーフに膝まで浸かり星空の下、水平線に向かってのキャスト。
おまけに釣りをする前は鮭まで見ることができた。
この段階で、自分自身がこの釣りに少し満足していることを、はっきりと認識したのだった。
おそらくは5回目かと。
しかしながら、いつも仕事で来ているので札幌の町並みくらいしか思い返せず、その映像は同じく仕事でしか行かない名古屋の栄とか、福岡の博多と同じものが浮かぶ。
記憶の中で時間軸を失うと混ざってしまう、そんな地方都市、それのみが北海道の印象。
本当に失礼な話である。
新千歳空港に降り立つ。
少しだけ肌寒い。
そのままレンタカーを借りて移動開始。
運転は友人に任せる。
カーナビがあるので交代でもよいのだが、北海道の運転は少々コツがいるらしく、とりあえず彼に任せてみる。
まあこれも同じく、どの土地に行っても地元民には言われる内容なのだが(笑)
ドライブ中のこの左右二人の感覚と、小物の配置と後部座席にある大量の荷物で、程なくこれが定位置になることを感じ自分のペースで助手席を占拠する。
車窓から見える風景が札幌に行くまでの、いつもの風景であることをやっと思い出し、街の所々に北海道の季節を感じる。
札幌では釣具屋に寄る。
釣具屋というものほど、この時代にローカル色が出る商店はないと思う。
ローカル色以上に各店舗のこだわりや個性を感じることもできる。
これも釣りを始めてから知って驚いたこと。
ネットワークにより、日本どころか世界中で価値観が揃っていくなかで、この魚に合わせるしかない釣りという遊びはいつまでも地域のプライドを無くさない。
俺からすると、
これってどういうものか分かるか?
とか
こんな釣り知ってる?
とか聞かれているようで、そのエリアに踏み込む最初の難関でもある。
友人にいろいろとレクチャーを受けながら必要な物を追加で揃える。
必要な物のほとんどは東京で見たものでもあったが、ラインナップと数の多さに北海道の釣りを感じる。
今回何で勝負していくかはまだ決まっていないので、浅く広くなんでもできるとも言える装備になってしまった。
その後、夕マズメに合わせて彼のお薦めポイントへ。
長距離ドライブが始まる。
今回のエリアとなる積丹半島。
詳しい方は知っているのだろうけれど、このエリアはこの時既に鮭の遡上が終わっているとされた場所でもあった。
事前に聞いていた話によると鮭のハイシーズンには、現代のネット社会の影響もあるのだろうけれど、小さな河口に何百人とアングラーが集まり一斉に竿を振るようで、その殺伐とした状況は釣りを楽しむと言う概念とはかなりかけ離れたものであるらしい。
友人はその状況を嫌い、
釣ること
ではなく、
楽しむこと
を選択した。
そこに今回の旅の景色がある。
だから俺を同行者に選んだのだろう、と考えていた。
釣れなくてもいい、釣りを楽しむ。
それで釣れれば尚更良し。
それだけは共通認識。
釣り場に着く。
ところが先行者が一人もいない。
下見をしながら友人より説明を受ける。
鮭について
川について
釣り方について。
全てが初めてで、それは同じ事を東京で聞くよりも数倍刺激的な内容に聞こえた。
鮭を初めて見ることもできた。
その鮭は体中が白く、泳いでいると言うよりも流れに身を任せて漂っているだけにも見えた。
川を遡上する間、いろんな場所に体を擦ったりしてどんどん鱗がはがれ、皮がめくれダメージを受けていく。
死んだシーバスが白くなっていくのと同じ事だよ。
そう友人が教えてくれた。
本当に命がけなんだ。
そう思った。
そもそも遡上する鮭を狙って河口で釣りをするという事。
そこに他の釣りの公式が当てはまるのか?
東京でシーバスをする場合、パターンがいくつかあってその全てはベイトに基づいたものだ。
シーバスで無くてもそうだ。
青物、根魚、イカ…それらは餌に対していかに口を使わせるかの駆け引き。
それはなんというか、意中の相手をどのようにして食事に誘うか、という話。
対して遡上する鮭。
ベイトを追っていない魚。
それは遡上して交配して死んでいくのみの魚。
こっちも同じように例えるならば、道を歩いている異性に本来と違う目的で声をかける行為に似ている。
・・・似てるのか?(笑)
まあ、今の自分の経験では今回の釣行で鮭を釣るなんてあまりに無謀なことにも思えた。
地元の漁師さんの話では一週間前既に鮭は終わっているらしい。
しかしながら俺への練習も兼ねて夕マズメ少しだけ竿を振ることに。
ルアーはシンプルにスプーンを選択。
投げてみる。
が、
よく分からん(笑)
そもそも海でスプーンを使うこと自体初めてなのだ。
初めての場所で未だ鮭釣りのイメージが掴めていないのに、どう動かすとかどの辺通すとか、無理だ。
イメージを掴めないまま、丸石がじゃりじゃりと並ぶ海岸線で早速スプーンロスト。
波を受けてなのか、底のゴロタに当たっているのか、全くの手探り。
・・・この感覚、覚えがある。
昨年シーバス釣りを始めて感じたこと。
当時はミノーとかペンシルとかバイブレーションとか、何がどう違う物かすら分からなかった。
だから投げて引いても全く釣れる気がしなかったというか、自分が何をしているかも理解できなかった。
まさに今日はそれだ。
せめてショートバイトでもあれば少しは理解できるのだがこの時はノーバイト。
・・・本当に釣れる気がしない(笑)
それでもいい。
釣るための釣りに来たのではないのだから。
北海道まで来て砂利のサーフに膝まで浸かり星空の下、水平線に向かってのキャスト。
おまけに釣りをする前は鮭まで見ることができた。
この段階で、自分自身がこの釣りに少し満足していることを、はっきりと認識したのだった。
- 2011年11月6日
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