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▼ 釣りの力
- ジャンル:日記/一般
にゃ〜ご。
にゃ〜ご。
チータンが夜中に。
飯よこせとうるさくナクんで。
起こされてしまったアニータです(;_;)
久しぶりに家に帰ったらコレだよ。
夜中目が冴えて中々眠れないでいると。
とある事を思い出した。
釣りの力ってヤツでしょうか?
釣りって一歩間違えれば。
命だって落とす。
危ない遊びですよね〜。
でも。
釣りに救われた人が。
2人ほど私は知ってます。
1人は。
今から20年以上前。
伊豆大島に仕事に行った時。
現場の近くの宿が釣宿で。
宿の裏に良いイシダイの釣り場があり。
連日お客さんが泊まっていた。
そのお客の中に一風変わったお釣客が居た。
私じゃ無いよ(;_;)
歳は70歳くらいのお爺ちゃんと40代の息子。
お爺ちゃんは話し好きで良く話しかけて来た。
息子は見た目が地味で無口。
ご飯食うと何も話さず部屋に帰って行った。
連泊してたお客さん。
3日後。
夕飯をお爺ちゃん1人で食べていたんで。
あれ息子さんはと聞くと。
先に家に帰ったと言った。
仕事の都合である。
そこでお爺ちゃんが無口の息子の事を口にして。
アイツ末期癌で。
余命半年って言われてたんだ。
落ち込む息子は無趣味で。
部屋に閉じこもって居たので。
お爺ちゃんが釣りに無理矢理連れて歩くようになったそうな。
息子は最初は嫌々釣りに付き合って居たが。
その魅力にすぐハマり。
釣りに行く回数も増えて。
自分から行きたいって言い出すほどになったとか。
体調も良くなり。
数ヶ月後の検査で驚くべき事が。
なんと。
末期癌だった癌細胞が。
どんどん小さく成っていった。
その時は5年延命していて。
癌細胞は小さなまま。
大きくなっていないと話してくれた。
釣りって趣味が生きる希望に成っていったんでしょうね。
お父さんが嬉しそうに自慢げに話す姿が微笑ましかったよ〜。
そして。
東北の震災があって2年目。
私はまた東北の復興へ向かった。
勿論大好きな釣りもやっていた。
宿から近い。
釜石にほど近い防波堤がお気に入りになり。
毎晩釣りに行ってた。
そこに。
良く会う家族と思われる男女が。
お父さんと20歳くらいのお嬢さん。
釣り場で会うと。
目が合っても。
挨拶しても。
挨拶もせず。
そそくさと奥に行ってしまう親子。
なんか嫌な感じって思ってしまった。
私が怖いのか(可愛いのにね)
宿に釣ったお魚を持って帰り次の日の夕飯のお菜にしてもらう日課。
宿の女将に釣り場で会うお父さんとお嬢さんが居ると話しすと。
ああ〜娘さん挨拶しないでしょう?
と。
女将がその家族の事を話してくれて。
お嬢さんが挨拶せず人見知りなのは。
あの地震が関係していて。
津波でお母さんが亡くなったそうです。
その悲しみと津波の恐怖で。
お嬢さんは家から出られ無くなり。
引きこもりになったみたい。
元から家族で釣りをやっていたお嬢さん。
お父さんが強引に外に出そうとしても。
一行に上手くいかず。
釣りに誘ったら最近釣りには行くようになって来たんだと。
そんな話しをしてくれた。
まだ人と会うのが嫌で、
夜だけお父さんと釣りに行くのがやっとだが。
外に出られるようになってんだよって。
女将さんは話してくれた。
私は相変わらづ夜釣りに行き。
親子を見つけると。
こんばんはと声をかけた。
1週間くらい経ったある日。
こんばんはと声かけたら。
お嬢さんが会釈してくれた\(//∇//)\
そりゃ嬉しい出来事。
数日後私は復興で違う場所に行った。
あのお嬢さんがその後どうなったかは知らないが。
釣りがきっかけで外に出られるようになったのは事実です。
釣りの力って。
凄いよね〜。
私だて。
釣りの力で。
タックル何セット買ってるんだか\(//∇//)\
数えたら負けだけどね\(//∇//)\
- 2020年2月22日
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