松岡豪之プロがラインに「うるさい」という話は、以前にも何度かしましたが、先日の取材ではこんな面白い話が聞けました。



強いラインがあってこそのロッド。強いラインがあってこそのリール。釣りとは強いラインがあってこそ。



ラインとリールやロッドとの関係。松岡イズムともいえる「ライン哲学」を聞いてきましたので、ぜひご一読ください。




担
しかし暑いですね。ようやく8月も終わり。そろそろ涼しくなってもらいたいところですが、相変わらず精力的に活動されているようで。
 
松
そうですね〜。釣りにサーフィンにと、色々やっていると、なかなか時間が足りなくなってきますね（笑）。
 
担
以前に少し伺ったラインのお話、ラインブレイクをさせないという松岡さんの基本理念はずいぶんと反響があったようです。
 
松
そうですか。それは良かったです！
 
担
基本的な松岡さんの考えとしては、ラインブレイクは魚に与えるダメージが多い　→　ラインの強度を徹底的に高めたいというものでしたね。
 
松
はい。そこが、一番伝えたいところです。
 
担
確実に魚をランディングするのと、ルアーを魚の口元に残したままラインブレイクするのでは、魚の視点で考えると、天と地との差がありますよね。
 
松
ゴミを海に捨てるのに抵抗を感じるアングラーの方は多いと思いますが、ラインブレイクはそれ以上のことですからね。
 
担
確かに。

 
松
さらに、ラインが進化すれば、それに伴ってロッドたリールも強くなるんです。
 
担
というと、どういうことでしょう。
 
松
ラインが弱いのに、強いロッドがあっても意味ないですよね。ラインブレイクしてしまうのですから。リールについても同じです。リールだけいくら強くても、ラインが弱ければ仕方がない。
 
担
なるほど。
 
松
ラインが強くなれば、その他のタックルも進化する。その結果、魚をキャッチできる可能性も高まるんです。
 
担
結果、最終的に魚を守れる可能性も高まるんですね。
 
松
はい。あとはフック。究極的には、ラインとフックが一番重要なんですよ。