私がルアー釣りを始めたのは大学3年生の時でした。
およそ6年前だと思います。

長期で入院する父が読んでいた雑誌、ルアーフィッシングに春のメバル特集としてワームの釣りが掲載されていました。

それを読んだ父がワームでメバルが釣れるみたいよ、と言ってきたのですが当時、夜の電気ウキでしかメバルを釣ることに興味のなかった私は何も理解しないままウキ釣りの方が釣れるでしょ？と思っていました。

しかし何日か経ってその雑誌をきちんと読み、ルアーってロストしなきゃ餌代より安く釣りができると安易な考えでタックルベリーに足を運びました。

その日は風邪だかカラオケだか理由は忘れましたが喉が潰れていて殆ど声が出ない日でしたが、どうしてもメバルを釣るルアーロッドが欲しいと思い立ち何を言っているか全く意味不明な声で「安いメバリングロッドが欲しい！」と3分くらい店員に伝えました。

1つの内容を伝えるのに5回は言ったと思いますw

しかし私を見兼ねた店員は何度でも聞き直し理解して竿とリールを選んでくれました。思えばルアー釣りが好きで釣りの仕事ができているのは父のお陰でもありますが、超初心者の自分に同じ目線で釣具を選んでくれた店員がいたからなんだなと。


それから翌年にシーバスを始める際もタックルの相談に乗ってくれたりと私にとって大きな情報源になってくれました。


釣りを経験したことがない人が釣りをやろうと思うきっかけはいくつかあると思います。雑誌だったり民放の釣り番組だったり、たまたま観たネット上の動画だったり。


しかし未経験者が行動に移ったとき、初めに接するのは釣り人でもなく釣具のオンラインショップでもなく魚でもない。殆どが釣具屋の店員だと思います。


先日エビ撒きスズキ釣りを初めてやった際、釣具屋の店員が１から10まで教えてくれたことで、ふと6年前を思い出しました。今回も店員が親切で良かったと。


6年前、あの店員が忙しさでくそガラガラ声の私を面倒がっていたら…。
専門用語の嵐だったら…。


今頃電気ウキだけを流していたことでしょう（ちょっと言い過ぎｗ）



初心者や未経験者にとって店員がいかに釣りコンシェルジュとしていられるか。釣り業界の発展にはとても重要だと思います。



まだ大阪のタックルベリーにあの店員いるのかなー
流石に転勤しているか。