4月20日。

この日はTOMMYが敬愛するバンド、『横道坊主』の松本公演の日。


ここ数年、中々松本までは行けずにやきもきしていたTOMMYだったが、今回は何とか仕事の都合も着き、久し振りに単独長野入り。


もちろんハッチには、バッチリタックルを積んで。



今回の“信州侵攻”の目的は、それだけではない。

数年振りに“とある人”に会いたくて。




ライブハウスには少し遅れて到着。
既に、小屋の中は熱気に包まれていた。


TOMMYはとりあえずビール（笑）。


とそこへ、今回久し振りに会いたかった方が、これまたバーカウンターへ。


「お久し振りです！」


『ん？　トモ！？　お～っ！トモ～！！』


ライブそっちのけで盛り上がる二人（笑）。


その人とは、月刊少年チャンピオンにてTOMMYのバイブルと言うべき漫画、『クローズ』『WORST』を書いておられる『高橋ヒロシ』師匠その人。（先生と言うと怒る（笑））



（来年には映画『CROWS』の新作も公開予定）
http://www.crows-movie.jp/



数年振りに酒を交わし、共に拳を突き上げ、歌い、叫んだ。


やっぱり“横道は最高だ”とつくづく感じた夜。


（横道の今井の兄貴とも）



後になって、ウチに飾ってあるサインを見てビックリ。




高橋師匠とも、そして横道とも、TOMMYが出会ってからもう十数年が経っていたんだ。







お互い年は食ったけど（笑）、


いつまでも色褪せない、素敵な親父達・・・。



かっこええな。





そしてこの日の“信州”松本は、何と夜更け過ぎに雨から雪へと変わりやがりました。

しかし、サイレントナイト・・・とは行く筈もなし。


名古屋の友人達も合流し、“鴉達”の宴会開始。


言わずもがな、宴は深夜まで続き、文字通りの千鳥足に。


それでも足らず、松本駅前広場に積もった雪で派手に遊んだ鴉達は、やがて一人消え、二人消え・・・

気付いたらTOMMYも車で寝ておりました（笑）。





翌朝、雪混じりの雨の中、TOMMYは「犀川」へと車を走らせる。


TOMMYは“鴉”から“鷹”へ。


数年前の二月、解禁日にここを訪れた際は、魚の顔を見る事すら出来ずに終わった。



あれから、数多の一級河川で竿を振って来たTOMMY。


今回こそはと意気込んで、各ポイントをランガンした。



が・・・



増水。

とめどなく流れ着く、藻や草・・・。

そしてトドメは“真冬の様な気温”。



まったく釣れる気がせずに、早々に退散・・・。



やっぱりどこまで行っても、“鴉”は“鴉”のままなのだ（笑）。







“いいじゃねーかカラスでよ。
カゴに入れられてよ、
飛ぶことも忘れちまうかわいそうな鳥に比べりゃ
ずーっといいじゃねーか。
オレはカラスで十分だぜ。”



by 坊屋 春道（クローズ）より




ふと空に目を向けると、数羽のカラス達が、こんな時ですら元気に飛び回っていた。




「アホー　アホー」




「いや、おまえらもな・・・。」