プロフィール

TOMMY

和歌山県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:38
  • 昨日のアクセス:24
  • 総アクセス数:328270

QRコード

リンク先

邪道
楽宿おおはし
週刊つりニュース
手作りマリンアート
本州最南端潮岬タワー
横道坊主official site
Genie TATTOO
東北ライジングサンプロジェクト

続・男七人渓流物語

  • ジャンル:日記/一般

今年も毎年恒例の“東海魂渓流キャンプin石徹白”の季節がやって来た。


昨年と同じ最高の面子。

昨年の様子はこちら。
http://www.fimosw.com/u/tommy/dnck1t155ynj9e


いつもは海をメインフィールドにしている漢達。

一年振りの塩抜き。

渓はとても素敵な時間と笑顔をくれる。

u55h6adenahnfzdgmy9d_480_480-199890b6.jpg


毎年お邪魔させてもらっているここ、岐阜県郡上市白鳥町石徹白地区。


澄んだ空気と美しい自然に暮らしている魚や生き物、そして優しい村の人達。


数年前より、行けば必ず顔を出すタバコ屋「カドヤ」は、そんなのどかな道沿いに立っている。


たくさんの綺麗な花と、畑に植わっている野菜達に囲まれながら。


カドヤに売られているのは、タバコに缶ジュース、お菓子、アイスクリーム、カップ麺から日用品まで。


町では当たり前に在る物が、細々と陳列棚を埋めている。


店を切り盛りしているのは、いつも麦わら帽子と日焼け防止のほっかむりを被り、透き通る様な白い肌をしたとても愛くるしいお母さん。


顔を出せば、いつも自分が育てた野菜を獲って来てくれ、笑顔と一緒にたんまりとくれた。


そいつを網で焼いたり、シチューに入れたり。

スーパーで売られている野菜とは、ひと味もふた味も違った。

野菜そのものが美味いのはもちろんなのだが、何よりあのお母さんの笑顔がそれをより美味しくしていた。



そんなお母さんが、昨年の九月にガンで逝ったとお父さんの口から聞かされたのは、初日の渓をあがって立ち寄った時の事だった。



昨年の秋、TOMMYが仲間と家族と共に来た直後の事だったらしい。




あの時はたくさんのコスモスが風に揺れていて、ヒラヒラと畑を舞う一匹の蝶を、長男とずっと眺めていたからよく覚えている。




今回、その場所に咲いていたチューリップ。



「お父さん、あのチューリップはお母さんが植えたやつ?」


「おお、そうや」


暖かい日差しを燦々と浴びながら揺れている、ファインダー越しに見るチューリップは、涙の“かげろう”でモヤモヤとぼやけて、より一層揺れている様に見えた。









楽しい二日間はあっと言う間。

今年は山を下りるのがいつもにも増して切なかった。


秋に来る時はまたコスモスが咲いているといいなぁ。


その時はお母さんの大好きな花を持って、またカドヤに顔を出しに行こう。




NAOU君のログ
【「Meiko」STYLE 名古屋港 シーバス】 最高の2日間。 http://www.fimosw.com/u/naou/vfiff5kmkrf8zu

ERさんのログ
【ERな日々】 最kin http://www.fimosw.com/u/ersuyama/3fjdoivvtvwf24


 

コメントを見る