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▼ 宮崎サーフ「オオニベマニュアル」 [ 高倉祐一 ]
- ジャンル:日記/一般
- (OTHERS, 釣行記, New bit-V(12-26), PUCH LINE 130)
こんにちは。宮崎在住アンバサダーの高倉祐一こと『ヌタイ』です。
ヌタイというあだ名は、私の本職であるラーメン屋の屋号『ヌタイ商店』から来ています。
釣り関係の友人からは『ヌタイさん』『ヌタちゃん』と呼ばれています。
どこかでお逢い出来た際は気軽にお声掛けください!
今回は『宮崎サーフオオニベマニュアル』というタイトルとしまして、基本的な宮崎サーフのオオニベの狙い方を(デイ編)(ナイト編)と分けてご紹介させて頂きます。
まずオオニベとはスズキ目スズキ亜目ニベ科オオニベ属の一属一種の魚で、普段は深場に潜んでますが、12月~1月の時期で産卵前の荒食いの為、浅場にベイトを追いかけて入ってきます。このタイミングでショアから狙う事が出来ますが例外もあります。
オオニベのメインベイトとなるのはイシモチです。宮崎では通称「グチ」と呼ばれています。
グチは移動スピードがコノシロや鯵に比べると遅く、オオニベの捕食対象になりやすいベイトです。
実際私もサーフで釣りをしている時に、盛り上がった波の壁の中でオオニベが泳ぐ姿を見た経験があります。しっかり魚体を目視できる程のスピードでした。ですので動きが遅い(人の早歩き程度)グチがオオニベとリンクしやすいと考えられています。
そしてベイトが多い状況としましては、西風が強くベタ凪で地面が凍るくらい冷え込んだタイミングです。
(デイ編)
20㌘~40㌘程度のジグ、バイブ等で入点ポイントから移動しながらキャストし着低までの秒数やカレントの有無、底質を調査。地形把握と同時にグチの群れをルアー、ライン、ロッドを通して手元に来る(ガツガツという)感覚を探します。
基本的に多いのは体感でポカポカしてくる時間帯(8時前後)~15時前後。この時間帯にジアイがくる年は経験上オオニベ遭遇率が高いです。そして日が暮れるとベイトは沖へ離れてしまいます。
ある程度通い混むと、ベイトのたまりやすいエリアや、ベイトが沖から入ってくる入り口経路が見えてきます。しかし、サーフは気象状況(波、風)によって地形がすぐ変化しますので、出来るだけ通って常に地形を把握し、先ずはオオニベが回遊出来る水深(2㍍以上推奨)と、それに付随するブレイク(カケアガリ)を見つけます。
そして、グチの群れを見つけたら、ジグやバイブ等(シングルフック推奨)でグチに引っ掻けない様に群れの中を通します。
群れから抜けたらロッドを煽ってルアーにアクション付けてアピールし、フォールさせたりボトムに放置したりして喰わせの間を演出します。
オオニベは『フォールするものに関心が強く、ボトムに落ちたルアーを見切るのではなく拾い食いする習性』があります。その習性を利用してヒットさせるパターンが基本となります。
勿論デイでもミノーやシンペンでのヒットもありますがジグ、バイブ等でのヒット率が高くなっています。
ROD:foojin’AD PODEROSA 102M
LURE: bit-V26㌘
このオオニベも『アクション~フォール~ボトムステイ』でヒットし、ラインが沖に走るのを確認してからきき合わせを入れてファイトへ持ち込みました。
イメージではエギングの『シャクリ~フォール~ボトムステイ』でラインが走っていく様子に酷似しています。
宮崎サーフではオオニベのみならず「ヒラメ」「ヒラスズキ」等食べて美味しい魚も釣ることが出来ます。※魚種名クリックで過去ログをご覧いただけます。
(ナイト編)
私の場合、仕事柄こちらのパターンでの釣行が多くなります。以下は ナイトゲーム主体というアングラーの方には特にオススメな狙い方です。
ナイトゲームはデイゲームより確率が低く、難しい一面もありますが、ある程度大きさのあるミノーやシンペンで狙うことが出来るので、ヒットしてから取り込める確率は数段上がります。
1番オススメなポイントは河口絡みのサーフです。川からの栄養素を多く含む水流と、一定の流れによって形成される硬質で安定したブレイク。潮の上げ下げで生じる離岸流(カレント)も見つけやすいです。流れとブレイクの間を、様々な角度からアプローチしていきます。
流れに入れ、その流れから抜ける様な形でドリフトメインで通すのが一般的です。
その際必要なのは、飛距離も出しやすく風の影響も受けにくい自分の使いやすいルアーをパイロットルアーとし、特にルアーチェンジするのでは無く、投げ続けて水流の変化を探していくのが私のスタイルです。
お薦めルアーは
PUNCHLINE(パンチライン)シリーズです。
特にオオニベなどの大型フィッシュイーターを狙う場合は『PUNCHLINE130』です。
「130㎜36㌘」という質量は、広大なサーフでも安心して投げきれる存在感を持ちつつ、そのアクションは滑らかで、泳ぎ姿勢もテールが下がり過ぎずサーフに必要な要件をカバーしてくれています。
さらに貫通ワイヤー仕様と搭載フックが2番という安心感。大型フィッシュイーターに理想的な2フックという至れり尽くせりなルアーです。
特筆すべきは、サーフのナイトゲームに置いて重要な引き抵抗感です。
『PUNCHLINE130』はシンペンですが、水流を受ける面がフラット形状になっており情報量が通常のシンペンとは比べ物になりません。
「シンペンが苦手だ」という方に特に使って頂きたいです。
そしてサーフ釣行で重要なのはロッド選びです。長さは10フィート前後がお薦めで、ある程度のルアーウェイトも投げられ、不意のモンスターにも対応できるパワーが必要です。
また、軽い力でもしっかり投げれる竿のしなりと軽量感も必要な要素です。
100メートル近く飛ばす状況も多いので、しっかり脇に挟んでリトリーブできるグリップエンド形状も必須。
上記の条件で、ご自身の体格に合ったタックルをしっかり選ばれる事が大切だと思います。
私は『GRANDAGE STD.106MH』を使用しています。
キャスト時は軽い力でもしっかり竿が仕事をしてくれて、不意のモンスターにも対応できるパワーを持ちつつも、曲がりこむ粘りから感じられる安心感を兼ね備えています。
ROD: GRANDAGESTD.106MH
LURE: PUNCHLINE130
こちらの
オオニベは138㎝19,7㎏というサイズでしたが、安心してやり取りでき、『ヒット~ファイト~キャッチ』に至るまで一人で可能でした。
ファイト中、知人に携帯でニベがヒットしたことを連絡出来る余裕がありましたし、最後の取り込み時はしっかり寄せる事ができました。
このオオニベは私の自己記録魚となり、生涯忘れられない出逢いとなりました。
これからオオニベ狙いをされる皆さんにもこの使用感を是非体感して頂きたいです。
私は小さい頃夏が好きで冬が嫌いでしたが、このオオニベ釣りを始めたお陰で夏よりもサーフハイシーズンとなる冬が大好きになりました。
なので一年を通して嫌いな季節がなくなりました!
皆さんも是非この極寒のサーフでビックなメモリアルフィッシュを掴んで頂きたいです!
アピア公式ブログより転載
ヌタイというあだ名は、私の本職であるラーメン屋の屋号『ヌタイ商店』から来ています。
釣り関係の友人からは『ヌタイさん』『ヌタちゃん』と呼ばれています。
どこかでお逢い出来た際は気軽にお声掛けください!
今回は『宮崎サーフオオニベマニュアル』というタイトルとしまして、基本的な宮崎サーフのオオニベの狙い方を(デイ編)(ナイト編)と分けてご紹介させて頂きます。
まずオオニベとはスズキ目スズキ亜目ニベ科オオニベ属の一属一種の魚で、普段は深場に潜んでますが、12月~1月の時期で産卵前の荒食いの為、浅場にベイトを追いかけて入ってきます。このタイミングでショアから狙う事が出来ますが例外もあります。
オオニベのメインベイトとなるのはイシモチです。宮崎では通称「グチ」と呼ばれています。
グチは移動スピードがコノシロや鯵に比べると遅く、オオニベの捕食対象になりやすいベイトです。
実際私もサーフで釣りをしている時に、盛り上がった波の壁の中でオオニベが泳ぐ姿を見た経験があります。しっかり魚体を目視できる程のスピードでした。ですので動きが遅い(人の早歩き程度)グチがオオニベとリンクしやすいと考えられています。
そしてベイトが多い状況としましては、西風が強くベタ凪で地面が凍るくらい冷え込んだタイミングです。
(デイ編)
20㌘~40㌘程度のジグ、バイブ等で入点ポイントから移動しながらキャストし着低までの秒数やカレントの有無、底質を調査。地形把握と同時にグチの群れをルアー、ライン、ロッドを通して手元に来る(ガツガツという)感覚を探します。
基本的に多いのは体感でポカポカしてくる時間帯(8時前後)~15時前後。この時間帯にジアイがくる年は経験上オオニベ遭遇率が高いです。そして日が暮れるとベイトは沖へ離れてしまいます。
ある程度通い混むと、ベイトのたまりやすいエリアや、ベイトが沖から入ってくる入り口経路が見えてきます。しかし、サーフは気象状況(波、風)によって地形がすぐ変化しますので、出来るだけ通って常に地形を把握し、先ずはオオニベが回遊出来る水深(2㍍以上推奨)と、それに付随するブレイク(カケアガリ)を見つけます。
そして、グチの群れを見つけたら、ジグやバイブ等(シングルフック推奨)でグチに引っ掻けない様に群れの中を通します。
群れから抜けたらロッドを煽ってルアーにアクション付けてアピールし、フォールさせたりボトムに放置したりして喰わせの間を演出します。
オオニベは『フォールするものに関心が強く、ボトムに落ちたルアーを見切るのではなく拾い食いする習性』があります。その習性を利用してヒットさせるパターンが基本となります。
勿論デイでもミノーやシンペンでのヒットもありますがジグ、バイブ等でのヒット率が高くなっています。
ROD:foojin’AD PODEROSA 102M
LURE: bit-V26㌘
このオオニベも『アクション~フォール~ボトムステイ』でヒットし、ラインが沖に走るのを確認してからきき合わせを入れてファイトへ持ち込みました。
イメージではエギングの『シャクリ~フォール~ボトムステイ』でラインが走っていく様子に酷似しています。
宮崎サーフではオオニベのみならず「ヒラメ」「ヒラスズキ」等食べて美味しい魚も釣ることが出来ます。※魚種名クリックで過去ログをご覧いただけます。
(ナイト編)
私の場合、仕事柄こちらのパターンでの釣行が多くなります。以下は ナイトゲーム主体というアングラーの方には特にオススメな狙い方です。
ナイトゲームはデイゲームより確率が低く、難しい一面もありますが、ある程度大きさのあるミノーやシンペンで狙うことが出来るので、ヒットしてから取り込める確率は数段上がります。
1番オススメなポイントは河口絡みのサーフです。川からの栄養素を多く含む水流と、一定の流れによって形成される硬質で安定したブレイク。潮の上げ下げで生じる離岸流(カレント)も見つけやすいです。流れとブレイクの間を、様々な角度からアプローチしていきます。
流れに入れ、その流れから抜ける様な形でドリフトメインで通すのが一般的です。
その際必要なのは、飛距離も出しやすく風の影響も受けにくい自分の使いやすいルアーをパイロットルアーとし、特にルアーチェンジするのでは無く、投げ続けて水流の変化を探していくのが私のスタイルです。
お薦めルアーは
PUNCHLINE(パンチライン)シリーズです。
特にオオニベなどの大型フィッシュイーターを狙う場合は『PUNCHLINE130』です。
「130㎜36㌘」という質量は、広大なサーフでも安心して投げきれる存在感を持ちつつ、そのアクションは滑らかで、泳ぎ姿勢もテールが下がり過ぎずサーフに必要な要件をカバーしてくれています。
さらに貫通ワイヤー仕様と搭載フックが2番という安心感。大型フィッシュイーターに理想的な2フックという至れり尽くせりなルアーです。
特筆すべきは、サーフのナイトゲームに置いて重要な引き抵抗感です。
『PUNCHLINE130』はシンペンですが、水流を受ける面がフラット形状になっており情報量が通常のシンペンとは比べ物になりません。
「シンペンが苦手だ」という方に特に使って頂きたいです。
そしてサーフ釣行で重要なのはロッド選びです。長さは10フィート前後がお薦めで、ある程度のルアーウェイトも投げられ、不意のモンスターにも対応できるパワーが必要です。
また、軽い力でもしっかり投げれる竿のしなりと軽量感も必要な要素です。
100メートル近く飛ばす状況も多いので、しっかり脇に挟んでリトリーブできるグリップエンド形状も必須。
上記の条件で、ご自身の体格に合ったタックルをしっかり選ばれる事が大切だと思います。
私は『GRANDAGE STD.106MH』を使用しています。
キャスト時は軽い力でもしっかり竿が仕事をしてくれて、不意のモンスターにも対応できるパワーを持ちつつも、曲がりこむ粘りから感じられる安心感を兼ね備えています。
ROD: GRANDAGESTD.106MH
LURE: PUNCHLINE130
こちらの
オオニベは138㎝19,7㎏というサイズでしたが、安心してやり取りでき、『ヒット~ファイト~キャッチ』に至るまで一人で可能でした。
ファイト中、知人に携帯でニベがヒットしたことを連絡出来る余裕がありましたし、最後の取り込み時はしっかり寄せる事ができました。
このオオニベは私の自己記録魚となり、生涯忘れられない出逢いとなりました。
これからオオニベ狙いをされる皆さんにもこの使用感を是非体感して頂きたいです。
私は小さい頃夏が好きで冬が嫌いでしたが、このオオニベ釣りを始めたお陰で夏よりもサーフハイシーズンとなる冬が大好きになりました。
なので一年を通して嫌いな季節がなくなりました!
皆さんも是非この極寒のサーフでビックなメモリアルフィッシュを掴んで頂きたいです!
アピア公式ブログより転載
- 2019年3月6日
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