プロフィール
もっつぁん
福岡県
プロフィール詳細
カレンダー
検索
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:39
- 昨日のアクセス:156
- 総アクセス数:2069771
QRコード
▼ コルクグレード一覧&コルク用小物類
- ジャンル:日記/一般
- (ロッドビルド)
コルク
バス釣り時代から大好きな素材です。
ソルト用でも許される限り使いたい派です(笑
軽いし加工性も良好、なにより見た目が好き。
EVAと違って本当に加工しやすい。
そして使えば使うほど味が出る天然の風合い。
感度に関しては魚とブランク、タックルセッティングによって評価は分かれます。
物理的なことが関わってきますから割愛。
さて、そんなコルクですがグレードがあり
今回のログのメインはグレードについてです。
大まかに分けて5~6種類
AAAAA(☆☆☆☆☆)
AAAA(☆☆☆☆)
AAA(☆☆☆)
AA(☆☆)
A(☆)
B
といった具合に。
これ以外にも名称があり、各社ばらばら。
別物としてバールコルク(集成コルク)
ラバーコルク(ゴムを混ぜた集成コルク)がございます。
基本はこれだけ覚えておけばロッドビルドで困ることは一生ありません。
でも、実はコルクのグレードにはさらに中間枠があり
輸出元、輸入元、さらには小売間で仕分けされ、より細分化されます。
では、そんな誰しもが気にしないし気にしなくてもなんとかなる
コルクリングの中間グレードを含めて
ばらばらで分かりにくいコルクのグレードをまとめましたので見ていきましょう。
コルクグレード表一覧
----------
コルク
コルクの木の樹皮がコルクとなります。
採取しても再生し9年~10年ほどで採取可能になるまで厚くなります。
原産国
・ポルトガル および カナダが最大の産出国
・日本に入ってくるリング単体は殆どがポルトガル産
カナダ産はリング単体で入手は一般的ではない。
品質面ではカナダ産が昔のグレードに近く高品質です。
ただし、殆ど入手困難でリング単体は絶望的です。
現地買い付け以外で入手方法は殆ど無いと思われます。
一応、一部ではフィッシュアロー型5Aのカナダ産も取り扱いがあるようです。
----------
世界情勢
・世界的にワイン用コルク栓の需要が増加した為
近年、釣具向けのリングは全グレードにおいて価格が上がりつつあり品質低下が著しい。
前途の通り、品質低下しておりポルトガル産が顕著です。
カナダ産は、高品質なものが多く
フライロッドの最高級クラスは、カナダ産を使う場合が多いです。
----------
色(漂白・無漂白)
無垢コルクの色にはおおまかに2種類あり、処理方法の差となります。
・白っぽい漂白済みタイプ
シミなどキレイさっぱり消えて白っぽく均一な色味をしている。
・漂白されていないため色身がバラバラだったり
シミなどが目立つ。
コルク本来の風合いとも言える。
----------
品質
・無垢コルクは品質に応じて5~6種類
さらに細かいグレードを含めると10種類あり
亀裂や小さい穴「通称:Lenticels」の数によってグレードが決定付けされる。
基本は人の目と手で選別されるため混ざり物が数多くあり
細分化された中間グレードほど曖昧なものとなる。
ここでは、上のクラスから順番に紹介していきます。
1グレードに対して名称が非常に多いので注意が必要となります。
どうやら流通メーカーによってグレードの表記が異なるようです。
間違っているよ!!という場合はご指摘お願いします。
ちなみに海外サイトなどは販売元すら間違えてる事があるとか(笑)
----------
5Aクラス(最高クラス)の名称
・5スター(FiveStar)
・AAAAA(Five A)
・Extra Super Fine (ワインではExtra表記)
※(Ex Slect Super Fineとも呼ばれるためEx Slect AAAと勘違いされやすい。)
・Ultra Fine Cork
・Ultra Fine Flor gradeなどとも呼ばれます。
・Ulitmate grade
全体の5%の量しか取れない最高級品質
穴や亀裂が殆ど無くしっかり身の詰まった最高品質。
1個480円~
ワイン情勢のおかげで昔より品質は2ランクほど落ちてます。
というか全体的に1~2ランクずつ下がっております。
現状では最高級フライロッド
一部カスタムショップなどで採用されてます。
カナダ産とポルトガル産では、同グレードでもカナダ産の方が、ワンランク上の品質のものがございますが入手は非常に困難です。
ちなみに昔の高品質最高グレードのコルクリングは
殆どのプロビルダーショップさんがデッドストックとして買いつけしており
10万クラスのロッドに採用している状況らしいです。
もしくは直接買い付けする場合、その中でも一番マシなものをさらに選別という事もやっているようです。
----------
4A+クラスの名称
5スターと4スターの間にあるカテゴリです。
・Flor Plus(フロープラスまたはフロールプラス)
※florとはスペイン語で花の意。
フローラル(floral)※(花のような)もここから来てます
最高級クラスの中間に位置するグレードで
大半がワイン栓行きとなる。
あまり聞かないグレードかと思いますが
全体の20%の出荷量があります。
むしろこちらが5Starとして出荷されることもありますし
Florとしても出荷されることも。
FlorPlusとして扱っているお店は海外にもいくつかあり
日本でも取り扱いショップがございます。
----------
4Aクラスの名称
・4スター(4th Star・Four Star 4Star)
・AAAA(4th A)
・Flor(日本内では一般的な呼び方でフローグレード
およびフロールグレードと呼びます。)
・Super Fine(Superとも呼ばれます)
・Super Fine-Flor
画像を見ると明らかですが
高グレードになるほど中身が詰まっていくのが分かります。
手持ちに現在5Aが無くなってしまったので4Aでの比較です。
全てポルトガル産
国内単価は360円ほど
3A~4Aを含んだおおまかな選別で全体の40%ほどの供給量となります。
----------
3A Plusクラスの名称
・3A Plus
・AAA Plus
Florと3Aの間のグレード。
画像左
選定は非常に曖昧で最終的に3Aとして入手したものを
さらに選別してFlorに格上げして売る場合や逆もある。
3A~4Aを含んだおおまかな選別で全体の40%ほどの供給量となります。
----------
3Aクラスの名称
・AAA(TripleA)
・3スター(ThreeStar)
・Extra Fine-AAA
・EX-Sleect AAA
画像中間
5Aの在庫が切れた為Florからの比較となります。
一番スタンダードなグレードでメーカーも採用していますが
パーツとして販売されている物はリングとして積層する場合と比べて
AAAと表記されていても実際はB~Aと感じます。
ウチで取り扱っているのは主にこのグレード。
数百個仕入れて、さらに選別してます。
3A~4Aを含んだおおまかな選別で全体の40%ほどの供給量となります。
ただしAAAと表記されていても、品質低下はメーカー側で顕著でして
リング単位で仕入れる場合と比べて、相当低品質だというのがわかります。
↓を見てみると分かります。
上のAグレードはあるメーカーのコルクでして非売品となります。
市販のAグレードより格段に品質が良く気にいってます。
中間はジャストエースさん。
穴埋め忘れたにしてもBグレード未満の品質のものがありました。
ちなみに一番↓は試作用でBグレードを用いてますが
穴埋め前でも中央のより品質はよかったです。
穴埋めが多く必要な物ほど経年で「ス」が広がり
デコボコなコルクとなりがちです。
故に10万クラスの最高級フライロッドでは最高グレードが好まれます。
----------
2A Plusの名称
・2A Plus
・AA Plus
・Extra-AA
2Aと3Aの間で選定は曖昧。
どっちでもあり、どっちでもないため
あえてこの名称を使うメーカーは少ない。
見分け方が難しくAとAAAに混ざって出荷、入荷することが多いからです。
----------
2Aクラスの名称
・Select grade
・Extra-AA
・AA(Double A Tow A)
・2スター(Tow Star)
こちらも普段あまり目にしないグレード。
見分け方が難しくAとAAAに混ざって出荷、入荷することが多いからです。
--------------------
A+クラスの名称
・A+(エープラス)
・Extra-AA
Aより品質のいいAと呼ばれるのはこのクラスです。
実質AAみたいなものです。
----------
Aクラスの名称
・A GRADE
・A
・1スター(One Star)
国内における小売単価は170円ほど。
A~AAあたりで未選別状態のおおまかなカテゴリわけされた状態で30%の供給量なのだとか。
----------
Bクラスの名称
コルクにおける最低グレードです。
・B Grade
画像一番右
ス(こまかい穴)や虫食い、亀裂が多いグレードです。
全体の5%程度の供給量でマットやボードなど集積コルクなどの原料もこちら。
単価は37円~50円ほどです
----------
バールコルク
通常のコルクとは違う物として区別される。
圧縮コルク、集積コルクの総称。
コルク片を固めた物で粒子のサイズにより強度や重量が決まる。
名称
・Buri
・バールコルク
市販のコルクアーバー(微粒子コルクの集積)
シャンパンのコルク栓の上部
マットやコルクボードは全て集積コルク。
重量は同じサイズのコルクと比べて1.5倍~2倍ほど重量増
集積の粒が大きいほど丈夫で小さくキメ細かくなるほど脆くなります。
キメの細かいタイプはパウダーバールコルクとも言います。
Fujiのコルクアーバーなどがパウダーバールコルクの一種です。
-----------------------
ラバーコルク
バールコルクに合成ゴムを混ぜて固めたものです。
丈夫で強いですが通常のコルクの5倍ほどの重量になります。
-----------------------
こんな感じで細分化すると、けっこうなややこしいです。
所詮は人の目での仕分けなので品質は仕入先によりけりです。
そのため小売側も再選別して販売することが多いため、日本国内では普段目にしないグレードが多く出る事となります。
そんなわけでPlusクラスの存在はあまり気にしなくても良いと思います。
あえてPlusグレードを扱っている業者から仕入れる場合のみ気にすれば良いと思います。
-----------------------
小物
最高グレード以外は一部穴埋めをすることもあるので
ここでは穴埋め用品を紹介。
まずはこれ
RodDancer PitPest 2oz
チョコアイスのような色合い。
使って汚れはじめた色に近いため非常にナチュラルな穴埋めが可能で
評価の高い穴埋め剤となります。
↓右にPitPaste使用の新品削り出しホヤホヤ
左は数日テストで使用したもの。
新品のときとは色味の差が明らかですが
使えばすぐに色合いがナチュラルになります。
ここらへんがPit Pasteがビルダー間で評価の高い理由だと思います。
この他
恐らく全米で一番使われている穴埋め剤はこちら
エルマーズのウッドフィラーです。
ヤフオクで輸入代行品が販売されております。
こちらも場合によっては自前で色の調合をしたほうが無難です。
http://www.architectscornerstore.com/groups/Elmer/Elmer_Wood_Fillers
国産勢ではコニシやセメダインの木工パテ(水性)があります。
硬化後に粘りが強くて空研ぎしづらいのが難点ですが水研ぎするとなんとかなります。
ただし色味的に自前で調合が必要となります。
コルク粉混ぜて硬度を変える手もあります。
色の調合は「アクリル」絵の具か「ポスターカラー」でいけます。
ウッドエポキシパテはコルクより硬いためオススメしません。
以上、どうでもいいコルクのコーナーでしたが
皆様も自分で作りたいグレードでこだわりのロッドを作ってみてください!
高グレードほど10年以上経過したとてあまりデコボコになりません。
バス釣り時代から大好きな素材です。
ソルト用でも許される限り使いたい派です(笑
軽いし加工性も良好、なにより見た目が好き。
EVAと違って本当に加工しやすい。
そして使えば使うほど味が出る天然の風合い。
感度に関しては魚とブランク、タックルセッティングによって評価は分かれます。
物理的なことが関わってきますから割愛。
さて、そんなコルクですがグレードがあり
今回のログのメインはグレードについてです。
大まかに分けて5~6種類
AAAAA(☆☆☆☆☆)
AAAA(☆☆☆☆)
AAA(☆☆☆)
AA(☆☆)
A(☆)
B
といった具合に。
これ以外にも名称があり、各社ばらばら。
別物としてバールコルク(集成コルク)
ラバーコルク(ゴムを混ぜた集成コルク)がございます。
基本はこれだけ覚えておけばロッドビルドで困ることは一生ありません。
でも、実はコルクのグレードにはさらに中間枠があり
輸出元、輸入元、さらには小売間で仕分けされ、より細分化されます。
では、そんな誰しもが気にしないし気にしなくてもなんとかなる
コルクリングの中間グレードを含めて
ばらばらで分かりにくいコルクのグレードをまとめましたので見ていきましょう。
コルクグレード表一覧
----------
コルク
コルクの木の樹皮がコルクとなります。
採取しても再生し9年~10年ほどで採取可能になるまで厚くなります。
原産国
・ポルトガル および カナダが最大の産出国
・日本に入ってくるリング単体は殆どがポルトガル産
カナダ産はリング単体で入手は一般的ではない。
品質面ではカナダ産が昔のグレードに近く高品質です。
ただし、殆ど入手困難でリング単体は絶望的です。
現地買い付け以外で入手方法は殆ど無いと思われます。
一応、一部ではフィッシュアロー型5Aのカナダ産も取り扱いがあるようです。
----------
世界情勢
・世界的にワイン用コルク栓の需要が増加した為
近年、釣具向けのリングは全グレードにおいて価格が上がりつつあり品質低下が著しい。
前途の通り、品質低下しておりポルトガル産が顕著です。
カナダ産は、高品質なものが多く
フライロッドの最高級クラスは、カナダ産を使う場合が多いです。
----------
色(漂白・無漂白)
無垢コルクの色にはおおまかに2種類あり、処理方法の差となります。
・白っぽい漂白済みタイプ
シミなどキレイさっぱり消えて白っぽく均一な色味をしている。
・漂白されていないため色身がバラバラだったり
シミなどが目立つ。
コルク本来の風合いとも言える。
----------
品質
・無垢コルクは品質に応じて5~6種類
さらに細かいグレードを含めると10種類あり
亀裂や小さい穴「通称:Lenticels」の数によってグレードが決定付けされる。
基本は人の目と手で選別されるため混ざり物が数多くあり
細分化された中間グレードほど曖昧なものとなる。
ここでは、上のクラスから順番に紹介していきます。
1グレードに対して名称が非常に多いので注意が必要となります。
どうやら流通メーカーによってグレードの表記が異なるようです。
間違っているよ!!という場合はご指摘お願いします。
ちなみに海外サイトなどは販売元すら間違えてる事があるとか(笑)
----------
5Aクラス(最高クラス)の名称
・5スター(FiveStar)
・AAAAA(Five A)
・Extra Super Fine (ワインではExtra表記)
※(Ex Slect Super Fineとも呼ばれるためEx Slect AAAと勘違いされやすい。)
・Ultra Fine Cork
・Ultra Fine Flor gradeなどとも呼ばれます。
・Ulitmate grade
全体の5%の量しか取れない最高級品質
穴や亀裂が殆ど無くしっかり身の詰まった最高品質。
1個480円~
ワイン情勢のおかげで昔より品質は2ランクほど落ちてます。
というか全体的に1~2ランクずつ下がっております。
現状では最高級フライロッド
一部カスタムショップなどで採用されてます。
カナダ産とポルトガル産では、同グレードでもカナダ産の方が、ワンランク上の品質のものがございますが入手は非常に困難です。
ちなみに昔の高品質最高グレードのコルクリングは
殆どのプロビルダーショップさんがデッドストックとして買いつけしており
10万クラスのロッドに採用している状況らしいです。
もしくは直接買い付けする場合、その中でも一番マシなものをさらに選別という事もやっているようです。
----------
4A+クラスの名称
5スターと4スターの間にあるカテゴリです。
・Flor Plus(フロープラスまたはフロールプラス)
※florとはスペイン語で花の意。
フローラル(floral)※(花のような)もここから来てます
最高級クラスの中間に位置するグレードで
大半がワイン栓行きとなる。
あまり聞かないグレードかと思いますが
全体の20%の出荷量があります。
むしろこちらが5Starとして出荷されることもありますし
Florとしても出荷されることも。
FlorPlusとして扱っているお店は海外にもいくつかあり
日本でも取り扱いショップがございます。
----------
4Aクラスの名称
・4スター(4th Star・Four Star 4Star)
・AAAA(4th A)
・Flor(日本内では一般的な呼び方でフローグレード
およびフロールグレードと呼びます。)
・Super Fine(Superとも呼ばれます)
・Super Fine-Flor
画像を見ると明らかですが
高グレードになるほど中身が詰まっていくのが分かります。
手持ちに現在5Aが無くなってしまったので4Aでの比較です。
全てポルトガル産
国内単価は360円ほど
3A~4Aを含んだおおまかな選別で全体の40%ほどの供給量となります。
----------
3A Plusクラスの名称
・3A Plus
・AAA Plus
Florと3Aの間のグレード。
画像左
選定は非常に曖昧で最終的に3Aとして入手したものを
さらに選別してFlorに格上げして売る場合や逆もある。
3A~4Aを含んだおおまかな選別で全体の40%ほどの供給量となります。
----------
3Aクラスの名称
・AAA(TripleA)
・3スター(ThreeStar)
・Extra Fine-AAA
・EX-Sleect AAA
画像中間
5Aの在庫が切れた為Florからの比較となります。
一番スタンダードなグレードでメーカーも採用していますが
パーツとして販売されている物はリングとして積層する場合と比べて
AAAと表記されていても実際はB~Aと感じます。
ウチで取り扱っているのは主にこのグレード。
数百個仕入れて、さらに選別してます。
3A~4Aを含んだおおまかな選別で全体の40%ほどの供給量となります。
ただしAAAと表記されていても、品質低下はメーカー側で顕著でして
リング単位で仕入れる場合と比べて、相当低品質だというのがわかります。
↓を見てみると分かります。
上のAグレードはあるメーカーのコルクでして非売品となります。
市販のAグレードより格段に品質が良く気にいってます。
中間はジャストエースさん。
穴埋め忘れたにしてもBグレード未満の品質のものがありました。
ちなみに一番↓は試作用でBグレードを用いてますが
穴埋め前でも中央のより品質はよかったです。
穴埋めが多く必要な物ほど経年で「ス」が広がり
デコボコなコルクとなりがちです。
故に10万クラスの最高級フライロッドでは最高グレードが好まれます。
----------
2A Plusの名称
・2A Plus
・AA Plus
・Extra-AA
2Aと3Aの間で選定は曖昧。
どっちでもあり、どっちでもないため
あえてこの名称を使うメーカーは少ない。
見分け方が難しくAとAAAに混ざって出荷、入荷することが多いからです。
----------
2Aクラスの名称
・Select grade
・Extra-AA
・AA(Double A Tow A)
・2スター(Tow Star)
こちらも普段あまり目にしないグレード。
見分け方が難しくAとAAAに混ざって出荷、入荷することが多いからです。
--------------------
A+クラスの名称
・A+(エープラス)
・Extra-AA
Aより品質のいいAと呼ばれるのはこのクラスです。
実質AAみたいなものです。
----------
Aクラスの名称
・A GRADE
・A
・1スター(One Star)
国内における小売単価は170円ほど。
A~AAあたりで未選別状態のおおまかなカテゴリわけされた状態で30%の供給量なのだとか。
----------
Bクラスの名称
コルクにおける最低グレードです。
・B Grade
画像一番右
ス(こまかい穴)や虫食い、亀裂が多いグレードです。
全体の5%程度の供給量でマットやボードなど集積コルクなどの原料もこちら。
単価は37円~50円ほどです
----------
バールコルク
通常のコルクとは違う物として区別される。
圧縮コルク、集積コルクの総称。
コルク片を固めた物で粒子のサイズにより強度や重量が決まる。
名称
・Buri
・バールコルク
市販のコルクアーバー(微粒子コルクの集積)
シャンパンのコルク栓の上部
マットやコルクボードは全て集積コルク。
重量は同じサイズのコルクと比べて1.5倍~2倍ほど重量増
集積の粒が大きいほど丈夫で小さくキメ細かくなるほど脆くなります。
キメの細かいタイプはパウダーバールコルクとも言います。
Fujiのコルクアーバーなどがパウダーバールコルクの一種です。
-----------------------
ラバーコルク
バールコルクに合成ゴムを混ぜて固めたものです。
丈夫で強いですが通常のコルクの5倍ほどの重量になります。
-----------------------
こんな感じで細分化すると、けっこうなややこしいです。
所詮は人の目での仕分けなので品質は仕入先によりけりです。
そのため小売側も再選別して販売することが多いため、日本国内では普段目にしないグレードが多く出る事となります。
そんなわけでPlusクラスの存在はあまり気にしなくても良いと思います。
あえてPlusグレードを扱っている業者から仕入れる場合のみ気にすれば良いと思います。
-----------------------
小物
最高グレード以外は一部穴埋めをすることもあるので
ここでは穴埋め用品を紹介。
まずはこれ
RodDancer PitPest 2oz
チョコアイスのような色合い。
使って汚れはじめた色に近いため非常にナチュラルな穴埋めが可能で
評価の高い穴埋め剤となります。
↓右にPitPaste使用の新品削り出しホヤホヤ
左は数日テストで使用したもの。
新品のときとは色味の差が明らかですが
使えばすぐに色合いがナチュラルになります。
ここらへんがPit Pasteがビルダー間で評価の高い理由だと思います。
この他
恐らく全米で一番使われている穴埋め剤はこちら
エルマーズのウッドフィラーです。
ヤフオクで輸入代行品が販売されております。
こちらも場合によっては自前で色の調合をしたほうが無難です。
http://www.architectscornerstore.com/groups/Elmer/Elmer_Wood_Fillers
国産勢ではコニシやセメダインの木工パテ(水性)があります。
硬化後に粘りが強くて空研ぎしづらいのが難点ですが水研ぎするとなんとかなります。
ただし色味的に自前で調合が必要となります。
コルク粉混ぜて硬度を変える手もあります。
色の調合は「アクリル」絵の具か「ポスターカラー」でいけます。
ウッドエポキシパテはコルクより硬いためオススメしません。
以上、どうでもいいコルクのコーナーでしたが
皆様も自分で作りたいグレードでこだわりのロッドを作ってみてください!
高グレードほど10年以上経過したとてあまりデコボコになりません。
- 2016年6月6日
- コメント(3)
コメントを見る
もっつぁんさんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- 37th 形のない答えを探して終…
- 1 日前
- pleasureさん
- 釣りのためのデータサイエンス…
- 4 日前
- BlueTrainさん
- ヤリエ:グリーブと万博
- 11 日前
- ichi-goさん
- 乗っ込み戦線異状アリ
- 16 日前
- rattleheadさん
- 私のシーバス(?)ロッドの偏…
- 26 日前
- ねこヒゲさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 某運河 ★ まずまずの展開
- デューク
-
- 鳴門 磯マル釣行❗ ん~ん納得
- グース
最新のコメント