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荒唐無稽
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
柴田哲孝『TENGU(てんぐ)』読了。
一言でいうと、「荒唐無稽な人類学的ミステリー」といったところでしょうか。
小さな山奥の村で連続殺人事件が発生し、三人の被害者が出た。その殺され方は、およそ人間によるものとは思えないものだった。加害者の正体や事態の真相には、アメリカの関与が見え隠れする。
面白かったで…
一言でいうと、「荒唐無稽な人類学的ミステリー」といったところでしょうか。
小さな山奥の村で連続殺人事件が発生し、三人の被害者が出た。その殺され方は、およそ人間によるものとは思えないものだった。加害者の正体や事態の真相には、アメリカの関与が見え隠れする。
面白かったで…
- 2017年6月12日
- コメント(0)
飯と夢
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
池井戸潤『下町ロケット』読了。
モノづくりに関わっていた叔父が、生前「値段には理由がある」とよく言っていました。安くても良いものは確かにあるが、一方で高い値が付いているのには、それだけの品質の裏付けがあるのだと。
この作品を読んですぐに思い出したのはこの叔父の言葉で、そこから連想したのが「直木賞をと…
モノづくりに関わっていた叔父が、生前「値段には理由がある」とよく言っていました。安くても良いものは確かにあるが、一方で高い値が付いているのには、それだけの品質の裏付けがあるのだと。
この作品を読んですぐに思い出したのはこの叔父の言葉で、そこから連想したのが「直木賞をと…
- 2017年5月29日
- コメント(0)
矜持
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
今野敏『隠蔽捜査6 去就』読了。
合理主義、原則主義を貫く警察官僚・竜崎伸也の奮闘を描いたシリーズ6作目。スピンオフを入れると8作目になります。
文庫化が待てなくて、珍しく単行本を買ってしまいました。
比較的分かりやすい構図のストーカー殺人・誘拐事件かと思いきや、そこには意外な展開が…
事件解決という目…
合理主義、原則主義を貫く警察官僚・竜崎伸也の奮闘を描いたシリーズ6作目。スピンオフを入れると8作目になります。
文庫化が待てなくて、珍しく単行本を買ってしまいました。
比較的分かりやすい構図のストーカー殺人・誘拐事件かと思いきや、そこには意外な展開が…
事件解決という目…
- 2017年5月8日
- コメント(0)
調和へ
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』再読了。
瑛太と松田龍平が演じるドラマで御存知の方が多いかもしれませんね。
便利屋を営む多田のもとに、ひょんなことから高校の同級生の行天が転がり込みます。
理解に苦しむ行天の言動に、多田はイライラさせられますが、少しずつ二人の関係は「調和」に向かっていきます。その「調…
瑛太と松田龍平が演じるドラマで御存知の方が多いかもしれませんね。
便利屋を営む多田のもとに、ひょんなことから高校の同級生の行天が転がり込みます。
理解に苦しむ行天の言動に、多田はイライラさせられますが、少しずつ二人の関係は「調和」に向かっていきます。その「調…
- 2017年5月1日
- コメント(0)
不思議で、寂しく、切なくて、温かい
- ジャンル:日記/一般
- (読書)
森見登美彦『夜行』読了。
最近アニメ映画化された『夜は短し歩けよ乙女』の作者といえば分かりやすいでしょうか。
『夜行』という名の銅版画の連作をきっかけに、世の中には「夜」の世界と「朝」の世界が別々に存在していて、それぞれに全く異なる暮らしがあるということを、登場人物の謎めいた体験談で紡いでいきます。
…
最近アニメ映画化された『夜は短し歩けよ乙女』の作者といえば分かりやすいでしょうか。
『夜行』という名の銅版画の連作をきっかけに、世の中には「夜」の世界と「朝」の世界が別々に存在していて、それぞれに全く異なる暮らしがあるということを、登場人物の謎めいた体験談で紡いでいきます。
…
- 2017年4月24日
- コメント(0)
決断
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
東野圭吾『秘密』読了。
久しぶりに泣きました。
広末涼子主演で映画化された作品なので、御存知の方も多いのではないでしょうか。ボクも映画から入りました。
妻と娘がスキーバスの転落事故に遭い、奇跡的に一命を取り留めた娘の身体に、亡くなった妻の魂が宿ります。
主人公は、夫であり父親でもあるという俄かに信じ難…
久しぶりに泣きました。
広末涼子主演で映画化された作品なので、御存知の方も多いのではないでしょうか。ボクも映画から入りました。
妻と娘がスキーバスの転落事故に遭い、奇跡的に一命を取り留めた娘の身体に、亡くなった妻の魂が宿ります。
主人公は、夫であり父親でもあるという俄かに信じ難…
- 2017年4月17日
- コメント(1)
罪と罰
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
雫井脩介『検察側の罪人』読了。
任官5年目の若手検事と管理職を目前にしたベテラン検事が、それぞれの想いから「罪」と「罰」に向き合います。
検察側の壮絶なたたみかけ。弁護側の打算的な思惑。意外なほど静かなクライマックス。切ないラスト。
伏線の張り巡らし方がとにかく凄いんです。さりげなく敷いておいて、ドス…
任官5年目の若手検事と管理職を目前にしたベテラン検事が、それぞれの想いから「罪」と「罰」に向き合います。
検察側の壮絶なたたみかけ。弁護側の打算的な思惑。意外なほど静かなクライマックス。切ないラスト。
伏線の張り巡らし方がとにかく凄いんです。さりげなく敷いておいて、ドス…
- 2017年4月3日
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改めた認識
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
貴志祐介『鍵のかかった部屋』読了。
嵐の大野くん主演でドラマ化された表題作を含む4つの短編集(読み終わるまでドラマ化されていたことを知らなかった)。防犯コンサルタントと弁護士のコンビが密室トリックの謎に挑むシリーズ第三弾です。
長編と比べて短編は「厚み」と「コク」が足りないなんて言っていた認識を改め…
嵐の大野くん主演でドラマ化された表題作を含む4つの短編集(読み終わるまでドラマ化されていたことを知らなかった)。防犯コンサルタントと弁護士のコンビが密室トリックの謎に挑むシリーズ第三弾です。
長編と比べて短編は「厚み」と「コク」が足りないなんて言っていた認識を改め…
- 2017年3月21日
- コメント(0)
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