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▼ 改めた認識

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
貴志祐介『鍵のかかった部屋』読了。



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嵐の大野くん主演でドラマ化された表題作を含む４つの短編集（読み終わるまでドラマ化されていたことを知らなかった）。防犯コンサルタントと弁護士のコンビが密室トリックの謎に挑むシリーズ第三弾です。



長編と比べて短編は「厚み」と「コク」が足りないなんて言っていた認識を改めさせられました。



特に表題作。継父が、勝手に養子縁組を結んでいた息子を、自殺に見せかけて手にかける。計画的な殺人ではないかと疑う二人のコンビが、二重三重に巧妙に張り巡らされたトリックの謎を解いていく。



流れるような論理的な謎解きとラスト100ページを一気に読むのと同じ醍醐味を一度に味わえる、そんな短編集でした。



やはり、貴志祐介にハズレなし。



総合評価★★★★★（星4つ半）




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