釣らせたいのはわかるけどこっちは釣りたい、の巻

24日の水曜日、急遽釣りに行くことになった。

事の始まりは22日の月曜日。
ボスが何やらニヤニヤして手招きしている。その様は招き猫にクリソツだ。

俺は、やっと給料上げていただけるのでしょうかとシッポを振って近づくと

水曜日釣りに行くよ。と

はぁ、

キミも来るんだよ。と、

え、仕事ですけど。

いいから行くよ。

なるほど、有給使いますね。

いいから行くよ。

Paid? so, paid fishing?

どうやら彼のコミュニティで振る舞うための魚が必要とのこと。

そうか、これは仕方ないね
頑張らなきゃね!
狙いはスナッパー、鯛です、

前日にあたる24日の火曜の夜は川上英介氏の講演会に参加、翌朝は朝5時出船です。

家を出る前に酔い止めを飲んで

集合場所につくと!風が非常に強い!波も高い!!

私1人だったらまず釣りにはいかないでしょう

ボスと同じコミュニティからの仲間も来た
そして船長のジェームズも船を引いてきた。
ちょっと中止になるかなと思ってたけど全然問題ないみたいで。

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UNREEL 
UNREALじゃないよ
6人で出船。

全員テンション高いよ〜ソレソレ!
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以前にもこのタイプのチャーター船には乗ったが、まったく同じだ。
ずらりと竿が並んでおり、"お客"は手ぶらできて大丈夫。というより、手ぶらで来い。

私はルアー用に竿を持ってきたが果たして使うだろうか
前回は一切使わなかった。使うスキがないのだ。
本当はイカ釣りもしたかったけど、もう諦めた笑

30分強沖に走り、どうやらポイントへついたらしい。

この時点でやばい気配がしていた。
船酔いっぽいよ、ワタシ

釣り開始。

用意された仕掛けはスーパーシンプルな胴付き仕掛け。水深17-18mへ真下に落とす。

エサはブツ切りのイワシ

ジェームズは船の後端から扇状に六本ほど竿を出し、キャスティング

仕掛けは遊動式シンカーに丸ごとのイワシもしくは半身。

間も無く小型のフラットヘッドが船中のあちこちで釣れてくる。

リーガルサイズちょうど位のサイズなのでしっかり計測する。

1匹でもアンダーサイズが見つかれば高額な罰金が課せられるのだ、ジェームズに。

う気分悪いぜ

スナッパーの反応がないため移動を繰り返した。

うう気分悪いぜ

日が完全に昇り、暖かくなってきた頃、ボスに最初のスナッパーがヒット。
惜しくもリーガルサイズをわずかに下回ったが、狙いの魚の姿を見て船上の皆に火がついた。

ポイントが良かったのかポツポツスナッパーが釣れだす。私にはアタリは無いし相変わらず気分悪い...

でだ、ジェームズの竿にヒットすると彼は近くの人に竿を渡す。釣らせたいのだろう。
で、私に竿が回ってきた。
え、でかいですよ。これ

しかもよりによって10lbライトタックルの方にかかっており、慎重に慎重に寄せてくる。

竿を持つ左手はすぐにパンパンになる
不甲斐ない。
ちよっと巻いては走られを繰り返し、何とか姿が見えてきた。
デカイやん、デカイスナッパーです。

ボス、やりましたよ。食材です。

僕の仕事は終わりました。

その喜びを仲間と分かちあう間も無く、ジェームズの竿にヒット。今度は同船者、Aliが受け取る。これもでかい。

数分の格闘の後、上がってきたのは先程と全く同じ長さのスナッパー。すごいぜ

船内は興奮と悦びの入り混じるハッピーハッピーな雰囲気に。
せっかくなので両手に花の写真撮影。
どちらが私の釣った魚かはもうどうでもいいことです。これは釣らせてもらった魚ですし、船酔いはますます私を支配しようとしていました。
気力の笑顔がコチラ
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その後、皆の期待とは裏腹にパタリとアタリが途絶える。

燃えつきた。エサの匂い。揺れ。差し出されるお菓子。
ありがとね、でも食べれるわけねえ

次の移動時、ちょっと休むことにした。といっても座って目を閉じて、何も考えない。

うん、少し良くなった。

タイのアタリは無い。

ここで流れを変えようと思い出したようにマイ竿を取り出だし、何を思ったかタイラバを始める。

エサとルアーの二刀流じゃ!

と、エサを弄ってたら



え、竿が落ちた



カタナ(シマノ)とツインパXDが

落ちた、そしてゆっくり沈んだ


何とかして取り戻そうとエサ竿で仕掛けを落としてみたりするもダメ。

船長ジェームズが助けに来た。
すぐに仕掛けを落とし
I'm feeling it. I'm feeling it.

何か引っかかってるの!?
どうなの?!

何度かのトライの後、彼は緑色のPEラインを手繰り寄せて見せた。

俺のPE




そでおでのぴぃーーぃいわぃわらいんだんがぁぁんがんがんぐぐげごがぎポコ!

素直に感謝です。ありがとう

12時まで粘ったもののスナッパーからの反応は薄く、帰港となりました。

スナッパーが上がったのは良いことだけど、やっぱりねぇ何だか釈然としない。
自分で考えたタックルで釣りたいやん。
まぁ仕事と割り切れば、これはこれで良いのでしょうが


予定通りスナッパーはもらわれてゆき、私にはフラットヘッド(マゴチ)とロックコッドが回って来ました。

お開きになった後、私は気力で会社に向かいました。

水没したリールは、家に帰ってお湯に少し浸してみたりしましたが、数日後に問題が出てくることがあるみたいですね。とゆうわけで

次回予告
見せてもらおうか、シマノオーストラリアのサービスの実力とやらを
ご期待ください

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