プロフィール

TOMMY

和歌山県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/6 >>

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:6
  • 昨日のアクセス:49
  • 総アクセス数:346137

QRコード

リンク先

邪道
楽宿おおはし
週刊つりニュース
手作りマリンアート
本州最南端潮岬タワー
横道坊主official site
Genie TATTOO
東北ライジングサンプロジェクト

長野激渋釣行

  • ジャンル:釣行記


今まで経験した中でも、一、ニを争うと言っても過言ではない最悪な状況にあった今回の長野県犀川釣行。




なぁんてまずは見苦しくも、言い訳から入ってみる(笑)。


まぁ一応今後の為の記録って事で記にしようと思います。




2月20日午前0時。


大型のレインボーも釣れる川とあって、今回の長野行きを強く熱望した同じチームの友人が、鼻息を荒くして到着。

まず地図とPCを開き、TOMMYが数日前から目を付けていためぼしいポイントと釣行プランをプレゼン。


今回は解禁直後という事もあるので、犀川上流域をメインに、後は現場での直感を頼りにランガンする作戦である旨を伝える。


友人は「全ておまえにまかせる」と・・・。


正直、前回行った下流域とは違う、自身も初めてのポイント選択だっただけにのっけから嫌なプレッシャー(笑)。


それでも少なからず自信はあった。


初場所だろうが何だろうが、ストリームで魚を見付けるマイソナーだけは、いつも現場でキンキンに研ぎ澄まされる感覚があったから・・・。


よもや川の状況があの様になっていようとは、この時は知るよしもなかったのである。


午前0時半。

高鳴る期待を胸にいざ、犀川へ向けて出発。


車内では終始、釣りの話に華が咲き、中央道をひた走る事、三時間。

午前4時に現地到着。


まずは用意してあった缶ビールで解禁に乾杯。
外は凍てつく寒さであったが、耳に届く犀川の音色を肴に、心は熱くたぎりまくっていた。


早々に飲み干し、体も暖めた所でしばしの休息。

この時期のトラウトは陽が出てから活性が上がる事が多いので、気温の低い朝マヅメに拘る必要はない。
むしろここでしっかり体を休めておかないと、想像以上に歩き、体力を使う川の釣りと一日向き合う事は出来ないと言っていい。



携帯電話を開き、つりぽーをしながら寝袋深くへとくるまった。





午前7時。二台の携帯電話がけたたましく鳴る。


モゾモゾと寝袋から這い出し、まずは気になる川色をチェック。


車内の外気温計はマイナスの数値を表示しており、川の至る所が凍結していた。


ここまでは容易に想像出来ていた。



想像の範疇を超えた大問題は川の様子にあった。



白く濁り、透明感を失った水色。

厳寒期の渇水に加え、川縁の石が水に浸かって真新しい色をしている。
二日前に降った雨と雪代水の双方による影響が川をそうさせていた。


瞬時に脳裏をよぎる不安。
経験上、この色をした時の川の魚は著しく活性が低く、今までいい思いをした事ははっきり言って皆無。


厳しい。


ロッドを出す前に突き付けられた現実。



それでもやるしかない。

魚はどこかに必ずいるのだから。



まずは濁った気持ちを落ち着かせる為、コーヒーで一服。



 

遥か北アルプスを望みながら飲むコーヒーは格別。





凜とそびえ立つ山脈に、fimoの山がリンクした。

ここへ来れただけで満足・・・。壮大な景色に濁った心が洗われ、そういった気持ちにさせてくれた。




午前8時実釣開始。





しかし開始早々、またもや心が激しく濁る。



まさかの重機が列をなして河原に入って来たのである!

大規模な河川工事。
そんな事はどこにも微塵も謳われていなかった。


お構いなしに川を渡る重機の列。


他のアングラー達も呆気に取られている。



川は瞬時に死んだ。


前出の濁りに加え、茶色い水が大量に流れ出す。


やり場のない怒りがこみ上げたが、こればかりはどうしようもない。



その後場所を変え、少しでも濁りの影響がないポイントをいくつか回るも、全て不発。






道中色んなアングラーの方達と情報を交換しあったが、皆口を揃えて今日はダメだと・・・。


それでも時間が許す限り、歩き、薮を漕いでよさげな場所を撃ちまくったが、結局最後まで魚からのコンタクトは得られず・・・。




そして午後3時。

後ろ髪を引かれる事も無く、納竿。


夢を持って挑んだ解禁釣行は、過去に類を見ない程の苦い釣行となったのでした。



来月、もう一度出直します!

コメントを見る