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▼ リリースの仕方
- ジャンル:日記/一般
今更、こんなことを書くのは本意ではありませんでした。ついさっきまで(誇大魚さんのログを見るまで)は忘れていたくらいです。おそらくここで書けばご本人も読んでしまうでしょうが、決して責めてるわけではありません。ただ例として、使用させて頂きますことをご容赦くださいm(_ _)m
先々月のことである。いつものように従兄と某河川での釣行。ハイシーズンというのもあって、良いポイントはどこも埋まっていた。ロッドを持って二人でブラブラ彷徨っていた時のことである。
数人の仲間が見守る中で、青年アングラーがファイト中であった。ドラグが鳴り、ロッドはコの字に曲がっていた。それだけで、かなりの大物であることが察し取れた。
我々も、歩みを止めて、そのランカーを拝もうと、しばしそのファイトを見学させてもらうことにした。
寄せては走られ、また走られは寄せ、主導権を握ったまま、かつ無理はせず、なかなか巧みなロッドワークで魚を往なしていた。
その後、彼の仲間の手伝いもあって、見事、良型シーバスをランディングした。初対面であったが、我々もその仲間に加わり青年を祝福し、そのファイトを称賛した。
その後、青年は満面の笑みでメジャーを取り出し、カロリーメイトの箱を魚の傍らに置いた。
「凄腕に参加してるんですね」
私が問うと、青年は嬉しそうに頷く。
とても好感が持てる素直で良い笑顔だった。
そして、凄腕用、ブツ持ちなど一連の撮影作業を終え、彼は魚を持って河辺に近づいていった。
私は、リリース完了後、自己紹介をして、この好青年にソル友になってもらおうと、しばし待つことにした。
が、待つ必要もなく、彼はすぐに帰ってきた。
私と従兄は驚いて反射的に向き合った。そんなわけは無い。そんなに早くリリースが完了するわけが無い。例えば、海ならそれもあるかもしれないが、淡水域にいる鱸のリリースはデカければデカイほど難しい。ミネラル不足なのか(?)専門的なことは判らないが、実感として、弱い。
私と従兄は水面を捜した。水揚げしてどれくらい経ったか、正確な時間は判らないが、短くは無い。ポンと入れてすぐ自力で泳ぎだすとは思えなかった。
やはりというか、案の定というか、腹を上に向けたまま浮いて流れていくシーバスを発見した。
「浮いてるよ」
一応、青年に言ってみた。
「あれ? 泳いだんですけどね~」
彼はもう次の魚を狙うべくラインシステムを組み替えていた。
「...」
それ以上は何も言えなかった。
従兄が「着替えてくる」と慌てて言い残し、車へ走って行ったので、私は、魚を見失わないように追って、川を下った。長年の付き合いで従兄が何をしたいのか理解出来たからだ。
その後、リリースポイントから100mくらい下流で、ウェーダーに着替えた従兄が追いついたが、なかなか足場が無く、上手く捕まえられなかった。
さらに追って、立入禁止区域(本当の立入禁止区域ではないが、とある動物保護の為に入らないで欲しいとの要請があった場所である。私個人としては魚の保護の方も大事なので、その時は自己判断で入りました。ごめんなさい、ごめんなさい)に入って、そのシーバスをタモで捕まえた。
魚はまだ生きていたが、かなり弱っていた。その後、私もウェーダーに着替え、従兄と二人交代で、魚を支え続け、酸素を送り続けた。
おそらく自力で泳ぎ始めるまで、いわゆる蘇生が完了するまで、捕獲してから30分以上は掛かっていると思われる。
ただ誤解がないように書いておくと、私たちがしていることは自己満足に過ぎないと、よく理解している。ただ放っておけなかった。明日、自分が釣る魚を守ったのである。誰の為でも、シーバスの為でもなく、自分の為にしたことだ。
その日の釣りはそれで終わった。それだけで40歳と43歳の腰はガクガクである。自分で思っている以上に、中腰は辛い(_ _|||)
このログは青年を責める為に書いたわけではない。私たちの蘇生技術を自慢したかったのだ。(`⌒´)イバルナヨ。
ではなくて(;^_^A アセアセ・・・
リリースの意義を唱えたかった
ということもなく(;^_^A アセアセ・・・
なんと言うか、元から殺すつもりなら、食べようが、草むらに捨てようが、とやかく言うつもりない。そういう友達もいるし、それはそれで認めている。絶対にキャッチ&イートが正しいと言い切られても、友達は友達である。逆にキャッチ&リリースを実行しているのに正しいと言い切れずにいる私の方が情けない。
ただ生かすつもりなら、ちゃんと生かせて欲しい。そして、それを知っている人は知らない人にやり方を教えて欲しい。
補足として、青年は魚を生かそうという気持ちはあった。釣って捨てたわけでも、川に投げ返したわけでもない。
私の場合は、23歳の時に誇大魚さんと出会った。当時は、釣り方を教えて欲しかったのだが、全然教えてくれなかった(笑)。ただ訊いてもいないラインシステムやリリースの仕方などは、事務所で懇切丁寧い教えて頂いた(笑)。そして大分取材で見せて貰った。
その知識は、元々、バスフィッシングを通してリリースというものを教えてくれた従兄へと、フィードバックし、今の我々の形が出来た。
今、考えるとこれは運が良かったのだと思っている。
例えば「シーバスが釣れる方法」という本やDVDはあるだろう。また「シーバスを美味しく食べる方法」というのがあっても売れるかもしれない。けれど「リリースの仕方」などと言うDVDはおそらくないだろう。
リリースの仕方は、巡り会いが無ければ、誰も教えてくれないのだ。
出来れば、出来ればだが、皆が平たく見れるように、fimoで「リリースの仕方」を動画で解説してくれないかなぁ~! って話です
まあ、そうは言っても、我々だって、まったく他人任せじゃないよ。
あの後、従兄と話し合ったさ♪
誰かが、近くに居る時に釣れたなら、リリースの手順をハリキって紹介していこうと...。
ただこれが...。残念なことに、リリースに手間取るようなデカイ魚が、なかなか釣れないんだよね~まいった、まいった ヘ(°◇、°)ノ~
※もしご本人が読まれたとしても、コメントなどはしないで戴きたい。ほとぼりが冷めたくらいに、ソル友になってくれたら嬉しいです(笑)
- 2010年12月5日
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