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▼ 勘と運のランカー

ちょっと前の記録から書きます。
全体長いです(;^_^A
メインのネタが出てくるのがかなり先になっちゃいます。
なので先にメインのネタ見せちゃいます。

どーん




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

●3/14木・19:20～21:30　
中潮HT18:29→LT0:38（下2→下5）北東3m
22:30～23:40（下7→下8）東北東3m

前日が強風でこの日も強くなりそうな気配だったので、中川や荒川のように広いところは避けて今年初めての運河に向かいました。
（風は結局そう大した事がなく、中川に行っていればいい釣りができたかもしれなかったという事が後から聞いた情報で判明したという後悔その1）
運河の橋の明暗が空いていたのでここからスタート。照明がかなり明るくて水の中の様子もよく見えます。足元でシーバスがギラリと反転したところがハッキリ見えました。この感じはきっとアミを食っているに違いないと、マリブのクリアカラーにして数投目、バイトがありましたがヒットせず、期待は持たせてもらったもののその後は沈黙。あれやこれやと試してみましたが反応得られず、やはり急に来て釣ろうったって無理だよなぁ・・・
2時間ほど経って、ちょうど撤収を考えていた頃にtakamarさんから電話。隅田川に出動しておられるとの事。
運河エリアまで来ている場合、ここから隅田川に行くのはそれほど苦にならないので合流しますと即答して移動しました。
takamarさんが先行していた場所で、状況が良い時に起こるヨレがイイ感じで出ています。イケルと思ったんですが反応得られず。
takamarさんはソフトルアーで2ゲットでしたが、自分は慣れないソフトルアーで何も出来ずに撤収になりました。
帰路、takamarさんと別れてから、ここまで来てるんだから長月さんホーム回っていくかと考えてちょっと寄り道。はたして長月さんは案の定出動中。会うのはかなり久しぶりで沢山お喋りさせてもらいました。
ちょっといつもとは変わった釣行でした。

thanks : takamarさん、長月さん

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●3/15金・19:20～23:30
中潮HT19:04→LT1:04（満→下7）南6m→南東4m

タイガーさんと連絡しあって、中川でいつもやる場所の対岸へ。
到着した時は先行の人が1人だったんですが、自分が用意している間に1人また1人とアングラーが現れてタイガーさんが到着した頃には4〜5人のアングラーで混み合ってきました。
アングラーに声をかけてもらいましたが、先日お会いしたハンさんでした。情報をうかがって（↑前述の風の事とか）釣り開始。
バチの気配がなかったのでバチ系ではないルアーで探っていたんですが、タイガーさんから電話でにょろでもうゲットされてるようで、あら？もうバチ系なんだ？と、出遅れた後悔その2（笑）
にょろにょろを引いてしばらくするとバイト、ヒットするもバラシ。
しかし次のヒットはゲットしました。元気なのでそこそこなのかな？と思いましたが、カワイイ・・・
20:20／37cm／にょろにょろ8.5


自分、これまで40以下はノーカウントとかヘタなくせにクソ生意気な事をほざいておりましたが、40いかなくても元気な30台というのも居るんだぞコノヤローというのを去年学びましたので、40以下は云々というのは撤回いたします。釣れたら何センチでもありがとう。これ。
あ、でも声を大にして言っておきたいのは、決して小さいサイズをバカにしてたからではなく、なんていうか、その方法ならセイゴしか釣れないだろうという方法はやらない、そのセイゴは今釣らないで後で大きくなってから自分に釣られてほしい（笑）という気持ちからだったワケです。

バチの釣りなのだという事が解ってから乗り遅れたので、地合いはアッという間に終わってしまったようで、小さいの1本モノにしただけで終了してしまいました。
タイガーさんとそろそろ撤収ですかねという空気になってから、忘れた頃にヒット。
元気でしたがこれも小さく・・・
22:15／35cm／アルデンテ95F

その後ちょっと移動した場所でやってみたものの、沈黙で撤収。

thanks : タイガーさん、ハンさん　

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●3/16土・19:50～22:00
中潮HT19:41→LT1:28（満→下4）北4→北北西8m

memeさん、takamarさんと連絡して、中川のいつもの場所へ。
memeさん先行で様子をうかがうも異常ナシとの事。
自分も始めて色々と手を変え品を変えやってみるものの反応はサッパリ。
バチじゃないのでは？食ってるのはベイトフィッシュじゃないの？というtakamarさんの意見は自分も完全同意でやってたんですが沈黙。
その沈黙を破るようにtakamarさんがドえらく太い60アップをウィスパーでゲット！
大きめのルアーは自分も持ってなかったわけではないんですが、よく動く系ばかり残して、ウィスパーが入った大きめルアーのボックスは今日に限って置いてきちゃった、ホントに昨日までは入っていたのに！の後悔その3。
いい魚を目にして頑張るものの北風が強烈になってきて、ココロも折れて撤収。

thanks : memeさん、takamarさん

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●3/17日・20:30～23:00
中潮HT20:23→LT1:50（満→下5）南～南南西8m

この日もtakamarさんと連絡しあって前日と同じ場所。
前日とは違って今度は南の風が強い。強烈な二枚潮に四苦八苦。
takamarさんは前日のヒットルアーで40アップをゲットするも自分は沈黙でした(TДT)

thanks : takamarさん

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●3/19火・20:30～22:30
小潮LT15:49→HT22:28（上7→満）東5m

思うところあってホームの荒川へ。
もしかしたらイケルかも思って出動しましたが反応無し。
ただ、この日はホントにチェックという感じで行ったので凸にも納得。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ここらへんまでの記録をまとめてログにアップしようかと思っていました。
タイトルは『腕も勘も運もない』なんていうのどうかな、と(;^_^A

前回のログで、引くほど大量のバチの写真を貼りましたが、その後はあれほどウワッと湧いた日はないと思います。バチが出てるにしてもほんの少し、サーフェスに現れないくらいの量のバチ。シーバスが食うには物足りない量でしょう。で、シーバスもハラ減らしてるこの時期、ほんの少し出ているバチ食ってる魚を食うのがシーバスとしては理想の食生活。たぶんそういう事なんだろうというのはtakamarさんが釣った魚からも解ります。
で、そこそこ大きいヤツはいつ川に入って来るのか。上げの流れで上がってくるかも・・・そんなわけでホーム荒川でやってもみました。しかし「バチ食ってる魚」がいるのはやっぱり今は中川の方なんじゃないか？
長潮だけど21時くらいから上げの流れも効いてきたら大きい魚も上がってくるかも♪なんて妄想は膨らむばかりで、そこそこの魚獲って、先に『腕も勘も運もない』というログ上げてから『勘と運はあった』なんてログ書けたら面白いんじゃない？なんて、獲らぬ狸の皮算用の妄想を抱えて川に向かいました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

●3/21木・21:30～0:00
長潮LT19:02→HT2:51（上3→上6）南東4m→東北東1m

いちおう上げへの流れはあるものの弱いです。大潮じゃないならこんなものかと始めました。
最初はサーフェスを探るため、でもバチじゃないヤツという事でTKLM。反応無し。
次はウィスパー、沈まない程度にゆっくりと・・・これはかなりの時間やったんですが、反応無し。
次はブルーオーシャンBKF125。そんなにゆっくりじゃなくてそこそこルアーが気持ちよく泳ぐ程度で引いてきた時にバイトあり。その後バイトはありませんでしたが、この1発のバイトは大きいヒントになりました。
上げの流れでよく泳ぐルアーの方がいいかもしれないと思って、次のルアーはシュガーミノー・ドリフトトゥイッチャー100S。
岸際をボトムを感じるくらいに引いてくるとヒット。引きは強く50アップはありそうでしたが手元まで寄せてみると40以上50以下という感じで、抜けるかなどうしようかなと思っているところでバレました。
いつもだったら抜いちゃえば良かったのになーとか後悔するんですが、不思議とこの時は妙にポジティブで、「ドンマイ、次、次」と思いました。
根掛りの恐怖を抱えて、ボトムを時々感じながら引いているとヒット・・・

バイトを擬音にすると「ググン」とか「トゥトゥン」だと自分では思ってます。よく「ドン」という表現を使う方がいますけど自分はどうもピンときません。で、この時のバイトを擬音化すると、「カッ！」という感じ。そういう未経験のバイトでした。

「カッ！」というバイトを感じて、刹那的に根掛りじゃないと思って鋭く短いアワセを「ゴッ！」と入れると「ゴンゴン！」というアタマを振る感触。
シーバスだ・・・それもけっこういいサイズ。
1本フックとかそういう不安定な掛かりではないようで、主に下へ潜る抵抗もかわせてます。以前に潜られて牡蠣殻で切られていたのでドラグは締め気味。ロッドもバチの釣り用のファインティップではなくMLのロッドなので、魚に主導権を握らせずに誘導できてます。
浮いたところでタモ入れも1度で決まってゲット。
暗くてよく解りませんが60アップは楽にありそうです。
ところがタモを垂直にして水から上げてみるとえらく重い。手元まで上げてみるとアタマでかっ！ランカーあるじゃんこれ！

22:40／85cm
シュガーミノー・ドリフトトゥイッチャー100S


風格の面構え。
フックはフロントフックがクチに掛かってリアフックは口腔の中、絶対バレない掛かり方。
それにしても口腔の広さがハンパ無い。こんなに広いクチの中見た事ないというくらいに強烈にアタマがデカイ魚でした。それほどアタマが目立つくらい痩せてる感じです。アフターの魚でしょうか。
同じくらいの長さですが、以前に釣ったランカーとは姿がまったく違う。それはしょうがない、あれは秋の魚でバリバリ、今度の魚は早春のアフタースポーン。

いやー、なんとなくそこそこの魚が釣れる気でやってたんですが、ランカーまであるとは思いませんでした。なんというか、狙って釣った魚な感じがして非常に嬉しい。
考えてみると、バレた魚が獲れて写真なんか撮ってたら次は無かったかもしれなかったワケで、運も味方してくれました。

釣れてくれた事に感謝しつつリリース。足場がちょっと高いのでいつものようにタモに入れて自分で泳ぎ出すまでホールドします。自力で泳ぎ出すかな？というタイミングでタモを外してみるんですが腹を上にしてしまいます。何度もチャレンジしてみますが泳いで行ってくれません。アフタースポーンで体力が衰えているところで釣っちゃったもんだからもう疲労困憊というところでしょうか、なんか申し訳ない気持ち。
あそこまで行けば水面近くまで下りられてホールドしてやれるかもしれないという場所まで100m、行ったところでうまく出来るかどうか解りませんが、とりあえず移動してみよう。元気に泳いで行ってくれないとせっかく釣った事が気分的に台無しになってしまう。タモを水中に入れたままゆっくりと移動して行きます。50mほど移動したところでフト気がついたようにタモ網の中で反転して自力で泳いで行ってくれました。良かった。
リリースがうまく出来た事で終了。喜びを噛み締めながらコンクリートの斜面に寝転がって空を見ます。非常にイイ気分。

1本でお腹いっぱいなんですが、さらに居るかもしれないと思って、居るんなら釣りたいナという事でさらにやってみました。しかし反応は得られず、0時になったところで終了しました。

あいかわらず「腕」はないものの「勘」と「運」はあってくれました。

これで今年1年、余裕を持って釣りができます。

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