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サヨリつきシーバスの攻略

北九州市内のとある場所。
ここではサヨリを捕食するシーバスが、夜な夜なボイルを繰り返す。
 
多くの釣り人がこの場所を訪れるが、一様に今年は難しいと言う。
釣れないことは無いが、単発であったり、サイズが伸びなかったり。
 
しかし、自分はその場所へ何度か通ううちにシーバスをヒットさせることが出来るようになったのです。
 
日頃、「フクちゃんのブログって3行だよね。」とか、「○○さんとラララララ~~(*^^*)」と、まぁいい加減なブログを書いていますが、今回は真面目に「どのように攻略をしていったか」について書いてみようと思っています。
 
 
この場所に始めて行ったのは今年の8月の末。
この時はサヨリの数も少なく、そのためかシーバスのボイルはほとんど無く、たまにモジリが出る程度。
初めての場所だったので地形を確認しながらキャストを繰り返していたが、結局ノーバイトで終了してしまいました。
ただ、モジリが出ている場所はある程度一定しているな、と感じました。
 
 
それから1週間ほどしてまたこの場所へやって来たのですが、この時にはサヨリの数も増え、シーバスのボイルは頻繁に起きていました。
キャストをしながらシーバスのボイルを観察していると、いろんな場所で起こってはいるのですが、必ず同じ場所でボイルをしていることに気が付きました。
そこでボイルをしている所を中心に攻めていくのですが、何をやっても全く反応しません。
しかし、たまたま結んだシンペンをフルキャストし、重心移動用のウエイトボールを戻すためにジャークを2回軽く入れ、リトリーブを始めた直後にシーバスがヒットしたのです。
ヒットしたのはシーバスがボイルを繰り返していたまさにその場所。
 
このヒットから、無数にいるサヨリの中でルアーをサヨリに紛れ込ませて食わせるのはほぼ不可能に近い。となると、今のように、ボイルをしているところでリアクションによって狙う方が良いのでは?と考えるようになったのです。
 
 
それからしばらく日を開けてその場所へ行ったのですが、この時のサヨリの数は前回と同じくらい。
ボイルも頻繁に起こっていたので狙い方は前回ヒットを参考として、ボイルの起こっている場所でリアクション、と決めました。
 
しかし、前回と同じようにシンペンの軽いジャークには全く反応しません。
そこで、教えてもらっていたトップウォーターで水面を掃くように滑らしていると、小さなシーバスではあったが何とかヒット。
ただし、この方法ではサヨリをルアーで引っかけてしまい非常に効率の悪い釣り方であることが分りました。
 
その後は思いつく限りのことを試しては見たのですが、全く反応が無く、何かヒントになる物はないかともう一度地形のチェックを行ってみることにしました。
 
すると、ボイルを起きているところは深いところよりは浅いところ、それも水深が50cmも無いようなところの方がボイルの起きる回数が多いと言うことに気が付いたのです。
さらに詳しく地形を確認してみると、シャローフラットからのブレイク、もしくは、シャローフラットの中にあるスリットでボイルが起きていたのです。
そのブレイクやスリットの水深が50cm程度、フラット部分で30cmあるかないか位。
 
一通り地形のチェックを済ませ、しばらく海を眺めていました。
眺めている間に徐々に水位が下がってきたのですが、そうするとボイルの回数が減ってきたのです。
その状況から、シーバスがその場所で捕食しやすい潮位があるのではないか、と仮説を立てたのです。
 
 
それからしばらくしてこの場所へ行ってみました。
前回の経験から、おそらくこの潮位が一番良いと思われるタイミングで入りたかったのですが、所用で1時間ほど遅れて到着。
先行していた友人に状況を聞いてみると、やはり潮位が下がる1時間ほど前の方がボイルの回数は多かったとのことでした。
このことから、やはりシーバスが捕食しやすい潮位があるという仮説は間違っていないようでした。
 
この時点でかなり潮位が下がってしまいましたが、シーバスのボイルが全くなくなったわけではありません。
一番ボイルが起きている場所を確認し、そこを重点的に攻めてみることにしました。
その場所はやはり水深が30cmから50cm。
シンペンでもボトムとってしまいそうだったので、ルアーを表層で早引きさせ、シーバスがボイルしている場所、すなわちブレイクの真上で一瞬ストップさせるのです。
すると数投目でヒット。バラしてしまいましたがそこそこのサイズのようでした。
 
が、後が続きません。
ボイルは起きているのですが、どうやらルアーにすれてしまったようです。
 
無数にいるサヨリの中からルアーを食わすには、ルアーを目立たせないといけないのですが、あまりにも激しいリアクションではあっという間にすれてしまうようです。
となると、リアクションの質を変える必要があると感じました。
ただし、狙う場所はシャローフラットのブレイク、もしくはスリットで間違っていないようです。
 
 
潮位と釣行タイミングがやっと一致した10月の下旬、再びこの場所へやってきました。
到着したときには狙っていたまさにその潮位。
やはりシーバスのボイルは頻繁に起きています。
 
前回の経験から、ルアーを静かに目立たせることがキーではないかと考え、そこで思い出したのが、以前サーフで3cmくらいの無数のイワシにボイルするシーバスを釣ったときのことでした。
やはり、今回のサヨリつきのシーバスと同様、何をやってもヒットしませんでした。そこで試したのがシンペンのデッドスロー引き。
イワシのいるレンジにルアーをあわせ、デッドスローで巻くのです。真っ昼間に。
そうすると、ルアーの周りのイワシが自然と避けていき、ルアーが通った後は1本の道が出来るのです。
無数のイワシの中に1本の道。その道にぽつんとルアーがある状態を作るのです。
すると、ルアーは非常に目立ち、鰯の群れを抜ける瞬間にヒットするのです。
 
この状況を作るために、バチ用としてメジャーなルアーを使って表層をスローに引いてみたのです。
しかしそのルアーでは水押が強すぎるようで、ヒットには至りません。
そこで、水押のもっと弱いルアーで表層をスローに引くと、狙った場所で見事にヒット。
さらに、同じような場所を狙ってスローに引くとこれまたヒット。
あれよあれよという間に6匹ヒットさせてしまったのです。
その後は潮位が下がってしまい、そのためボイルもほぼ無くなってしまいました。
 
このことから、この場所でのヒットパターンの一つは、シャローフラットにあるブレイクもしくはスリットの上を水押の弱いルアーで表層を引き、サヨリが避けて出来た道によりルアーを目立たせる、と言うことが分りました。
 
 
そして、そのヒットパターンがその日限定かどうかを確認するため、翌日も行ってみることにしました。
この日は低気圧の影響か、なかなか潮位が下がりません。
しかし、狙っている潮位のと同じような場所を探し、前日と同じように引くとやはりヒット。
この日はあまり時間がなかったため2ヒットで終了でしが、このパターンは間違っていないようでした。
 
 

 
同じポイントに何度も通い、観察し、想像し、実行し、確認をする。
そうやって一歩ずつ答えに近づいていくことがルアーフィッシングの醍醐味だと自分は思っています。
 
今回は北九州のとある場所でのサヨリつきのシーバス攻略について書いてみましたが、サヨリつきのシーバス攻略には当然いろいろな方法があると思います。
自分のパターンが参考になるかどうかは分りませんが、いろいろ考えながら攻略していくこともルアーフィッシングの楽しみの一つだと思って頂ければ幸いです。
 
 
 
で、チョー具体的な実釣編に続く、・・・かも(^^;)

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