天草、春のナイトランカーヒラスズキ探し。

前回のログにアフターのシーバスの動向を重要視すると書きましたがその理由はと言うと？？


自分がメインに釣りをしている天草下島は大まかにいくと西岸（外洋向き）の方がヒラスズキが多く、東岸の方はシーバスが多いと言う傾向があります。（ヒラセイゴは東岸にも結構いますが。）

しかしそんな中、西岸でも冬～春に限っては他の季節と比べるとシーバスの顔を見る機会が少し増える。

冬はプリスポーンの個体で春はアフターの個体。

西岸側で？なのか、西岸側でも？なのかは詳しく分からないものの、シーバスの産卵が行われている様子。
東岸のシーバスの動向ももちろんですが、自分が特に重要視してるのはこの西岸側で産卵しているであろうシーバス。


自分がこれまで集めているデータを元に考えてみると、 このシーバスが産卵を終えてアフターがショアラインに接岸～回遊後にアフターヒラスズキが動き始める事が多いです。（もちろん自然の動き次第でもあるので例外は多いですけど。）


その中でも多いパターンを大まかに書くと
シーバス産卵→ アフターシーバス接岸～回遊～移動、
そしてそのどれかのタイミングの辺りでヒラスズキ産卵 →アフターヒラスズキ接岸～回遊～移動（磯へ）と言った感じですかね。


またサイズ的にはシーバス、ヒラスズキ共にもちろん必ずと言うわけではないですが、まずは大型、中型辺りから接岸し出してその後に中型～産卵に関係した小型という感じで接岸し易いように思う。


たまにシーバスに混じるようにアフターヒラスズキが動き始める事がありますが、秋～春の水温等の変動のリズムが大きく崩れた時に起こるような事が多く、その事によってシーバスもしくはヒラスズキの産卵がズレてしまった状態と考えてます。



そして魚が接岸し安い場所は磯系なのか、サーフ系なのか、河川等の真水絡みなのか？


シーバスもヒラスズキもいい条件が揃ってれば足を止めて定位してる事もありますが、基本は回遊性が強いのでどのポイントにどのタイミングで回遊する可能性が高いかは、持ってるデータからある程度は絞れるものの、その年の魚の状態、ベイトフィッシュの種類や寄り具合、天候、地形の状態等々・・によって結構変化するので調査してその年の傾向を見ていかないといけない部分も多いですね。


といった具合にシーバスとヒラスズキは基本それぞれ別のタイミングで産卵していると考えられるものの、このシーバスの動きがアフターヒラスズキが動き始める一つの目安になったり、シーバスの回遊が安定しているポイントはタイミング等は変化するにしてもアフターヒラの回遊ポイントにもなりやすい。という面も自分がこのアフターシーバスの動向を重要視している理由です。


もちろん天草西海岸の北～南のエリアでのズレやパターンの違いはあると思います。
また群によって個体差も大きいように感じてますし、何よりヒラスズキの詳しい生態がはっきりと分かっていないですので、これはあくまでも今の自分の経験等から考えた一個人の推測論です。



まぁそんな自分の推測の下、アフターヒラスズキ、そして狙ってるアフターランカーヒラスズキの接岸を予想する。

これまた持っているデータから見ればアフター～回復傾向のナイトランカーヒラスズキハンティングの確率がより上がるのが、アフターのヒラスズキが接岸しだす初期辺り～中期。


まず最初の狙いはアフターヒラスズキが接岸し始めるタイミング。


その部分も含め今年の傾向を探るため集めたデータを分析。


去年末から水温の低下が遅れたことによるためかシーバスの産卵がダラダラと進む様な感じのようでバラつきがある様子。
シーバスの接岸量は少ないみたいでもう少しデータ欲しいけど、とりあえずアフターシーバスの釣れ方とサイズ、コンディションの変化だけで考えるとアフターシーバスのシーズンでいけばもう終盤かな！？と。



そしてその水温の影響はもちろんヒラスズキにも・・。


磯の状況ではまだプリスポーンもいれば早くもアフターが居るしでこれまたバラバラ感満載。



正に上で書いた展開のシーバスと混じる感じでアフターヒラスズキ、そしてランカーも動きだしそうな可能性ありと予想した今シーズン。



その予想は・・・？後の実釣へ。



長くなるので次へ続く。