プロフィール

SLIP塩田

新潟県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/6 >>

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

検索

:

タグ

タグは未登録です。

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:32
  • 昨日のアクセス:16
  • 総アクセス数:52683

QRコード

千葉・外房遠征~やっぱりヒラスズキに逢いたくて~後編

  • ジャンル:釣行記
前回の続き…




波待ち状態からタイミングを見計らって足元のサラシの払い出しへルアーを通す。


水を噛んで潜行するロウディー。



サラシの脇でギラっと平打ったその瞬間…









ズドンっ!!!!!!!!!!







S「食ったっ!!!!!」

…?



R「お!!!やったねっか!バラすなよ!」




しっかり反転してロッドに重みが乗ったのを確認したところで追いあわせを3発。


前回の反省を活かし、これでもかとフッキングをくれてやる。


キツく締めていたドラグはほとんど滑ることなく、ロッドパワーで一気に勝負に出る。


接近戦での迷いはバラしに直結する。
フッキングから一気にゴリ巻き、浮かせる。


その時、沖から足場をさらう位の大きい波が来るのが見えた。



好機!




リールは巻かず、ロッドの角度を変えずに磯の後方へダッシュ。



波と共に磯へと打ち上げられる魚体…。



でかい。



やっと…やっと辿り着いた…。



悔しかったあのバラしから、この日だけを夢見て膨らませてきたイメージ。
それが今、現実となって目の前に。




ついに念願の…













pb8px7hn45wiasxcrnv2_640_480-6f8d6dfd.jpg










まーるーすーずーきー…( -_-)






まあね、バイトの瞬間茶色いのはわかったんだよね。

でももしかしたら太陽光の関係でそう見えたのかも知れないと自分に言い聞かせてたんだけど…

でっぶでぶグッドコンディションの80センチ。


…のマルスズキ。




あぁ…何故だ…


何故このシチュエーションでマルなんだ…


大爆笑するR氏。


どっからどう見てもマルだよな…


嬉しいのか切ないのかわからないままフックを外す。



それを見ながら「俺も釣ろー」とか言いながら、キャストするR氏。









「食った~っ!!!」



叫ぶR氏。


振り返ると北西SPがひん曲がっている。

まさかの2投連続ストライク。


ロッドに伝わる首振りから、サイズは塩田のと同様、なかなか良さそうだ。



井上ファイトをしようとしているのだが、ロッドパワーに筋力がついていかず、ポンピングができてない(笑)



結構沖で掛けたこともあってなかなか寄ってこない。




「腕が痛ぇ~っ!」とか言いながらも、何発かのエラ洗いをいなして、なんとか足元まで寄せてきた。



しかしそこからなかなか大人しくならない。足場を洗う程度の波、立ち位置の足場が高いこともあってランディングに手こずるR氏。



抜き上げを試みるも、魚のウエイトがあり過ぎて無理。



この期に及んでまだ強烈な突っ込みを見せるスズキ。



何度となく浮かしては突っ込まれ、を繰り返し、やっとのことで低い磯場へ魚を誘導し、波に合わせてズリ上げようとする。




群れが入ったんだなー。




なんて言いながら魚を見ると…あれ?頭が丸くない…?

茶色く…ない?




R&S「ヒラだっ!!!」





まさかのヒラスズキ!!!!






しかもさっきの塩田のマルにも劣らぬサイズ。



慌ててズリ上げにかかる。
少し無理矢理だったが、なんとか磯の上に横たわったその魚体は紛れもなくランカーヒラスズキ!




やばっ!!
このフォルム、この体高!!
格好良すぎる!!



R「フォーーーーっ!!!!」



珍しくテンションが上がり発狂するR氏。



リーダーを掴んでフックを外そうとするR氏。

すると、「ぷつっ」と、いとも簡単にルアーの結束部が切れた。



R「あっぶねー!!!!ギリだったー!!!」



確かにファイトタイムは結構かかった上に、ランディングにはかなり手こずった。リーダーの強度はかなり落ちていたのだろう。


最後のズリ上げでよく切れなかったものだ。


S「よく切れなかっ…」










ドバーーンっ!!!!!!




R「っ!!??」







波だ。



波が来たのだ。


R氏はフックを外す作業をしていた……海に背を向けて…。



背後から波に飲まれ、流されるR氏。


ガリガリっ!!


北西SPが磯に擦れる音。





ヒラスズキは…?

ヒラスズキはどこにっ!?







R「あっ…あ!あー…」







目の前でヒラスズキが泳ぎ去る…見えているのにどうにもならない。



R氏の悲壮な声と波音だけが虚しく響く。





こうして大量の海水と共に80センチクラスのランカーヒラスズキは海へと消えた…。
その口にはロウディー130Fをくわえたまま…。



落ち込むR氏。

無理はない。

ただでさえ確率の低いヒラスズキ、しかもランカーサイズを、いつでも手中に収められるところまで追い詰めていたのだから。


その悔しさたるや、計り知れないものがある。


立ち尽くすR氏。



冷静さを欠いていた。



何故いち早くフィッシュグリップで魚を押さえなかった…?

何故その場で先にフックを外そうとした…?

そして何故気付けなかったのか…今立っているその場所が、ランカーヒラスズキをズリ上げできる程「低い足場」であることに…


しかし、R氏の冷静さを失わせる程の魅力が確かにあの魚にはあった。
あの魚を前にして冷静さを失わずにいれるアングラーがどれ程いるだろうか。




と、まあ真面目に書いてみましたが、皆さんは覚えていらっしゃいますか?
R氏がヒラスズキを掛ける前に釣った魚の事を。




その魚は…








そう、ダツ。





ダツ釣ってリーダーそのままにしといたんで、そっから切れたんですよ。


ぷっ。


ダツにやられるとか…ぷぷぷ。


あのダツは布石だったわけなんですね~。
そしてR氏のガサツさが決め手となってあの惨劇は起こったわけです。

いかに魚の歯が鋭いか、新潟のサワラであれほど心得ているのに…




良く考えると結構ダサっ!w


ま、彼は今回の遠征を語るにあたって、その部分については触れずに話しますがね。






その後は何も起こらず、潮も完全に下げきった為、渋々移動。





こうしてダツとヒラスズキの連携プレーに見事にハめられたR氏。

次のポイントできっちりヒラ(セイゴ)を釣るあたりは流石でした。




その後、塩田も靴底がべろりんちょになった3000円のスパイクで必死に投げ倒すものの、ノーバイト。



波が洗う磯でべろりんちょは流石に危険なので、「PEラインでぐるぐる巻きシステム」を採用するものの、200メートル歩いたところであえなくラインブレイク。結局磯に立つ時にはべろりんちょスタイルに。

やはりPEは根ズレ(地ズレ)に弱い。


構わずべろりんちょ仕様のまま磯を延々と歩き回るものの、その後はノーバイトに終わる。





2日目は前日の反省を活かし、瞬間接着剤でべろりんちょを脱出。


今日こそ!


よし!
爆釣の前祝いにエナジーで乾杯だ!!



7dbg46cwi4orbgxd75ii_640_480-075e6759.jpg



と、息巻くものの前日以上にノーウェーブ。



しかも土曜日のせいでもの凄い人の数…。



午前いっぱいめぼしいポイントを打つが、反応無し。


少しだけヒラメに浮気するも、こちらも完全無視。



夕方になり、スタジオコンポジットの矢野さんから夕食に招待していただいたので、お邪魔することに。



矢野家で楽しい晩餐をしていると、時計は午後10時…


R氏は翌日朝から仕事。


こりゃまずいってんで慌てて帰路へ。



道中、改めてR氏のヒラスズキ遭遇率の高さと、ダツの戦略的な攻撃について話しながら、新潟へ戻ったのは翌午前3時。




学生バリの弾丸スケジュールでしたが、かなり濃密な時間を過ごした2日間でした。



ヒラスズキで難しいのは掛けることもさることながら、「キャッチすること」も難しいんだな、と勉強になる遠征でございましたとさ。




Rちゃん、次は何月に行こうね?ダツ釣りw




次こそは俺が釣る!

夢にまで見たモンスターダツを!!






しっかし、あのヒラカッコ良すぎたなー。
またのめり込んでしまうじゃまいかー。

さて、サーフェスウィング買おっと。







以上、



解散っ!!

コメントを見る